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映画『ラフマニノフ ある愛の調べ』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ラフマニノフ ある愛の調べ 』の概要:ロシア出身の音楽家のセルゲイ・ラフマニノフは、ソ連の新政権から逃れるためにアメリカへ亡命した。アメリカでピアニストとして成功するが、時間に追われて作曲ができなくなってしまう。そして、次第に故郷への慕情が、セルゲイを苦しめることになる。

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映画『ラフマニノフ ある愛の調べ 』の作品情報

ラフマニノフ ある愛の調べ

製作年:2007年
上映時間:96分
ジャンル:ヒューマンドラマ、青春
監督:パーヴェル・ルンギン
キャスト:エフゲニー・ツィガノフ、ヴィクトリア・トルストガノヴァ、ヴィクトリア・イサコヴァ、ミリアム・セホン etc

映画『ラフマニノフ ある愛の調べ 』の登場人物(キャスト)

セルゲイ・ラフマニノフ(エフゲニー・ツィガノフ)
ロシア出身の音楽家。ソ連の新政権から逃れるため、アメリカに亡命する。アメリカでピアニストとして大成するが、忙しいあまり作曲ができずに苦悩する。
ナターシャ・サーティナ(ヴィクトリア・トルストガノヴァ)
セルゲイの従妹。幼い頃にセルゲイと一緒に暮らしていた。医師の男性と婚約していたが、セルゲイを支えることを決め、婚約を破棄する。後にセルゲイと結婚し、献身的に支えるようになる。
アンナ(ヴィクトリア・イサコヴァ)
セルゲイが愛した年上の女性。いつもセルゲイからライラックの花を受け取っていた。
マリアンナ(ミリアム・セホン)
セルゲイの教え子。革命家のマルクスの思想に共感し、世界中の平等が革命で実現できると信じている。セルゲイの音楽家としての才能と、セルゲイ自身を深く愛している。

映画『ラフマニノフ ある愛の調べ 』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ラフマニノフ ある愛の調べ 』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ラフマニノフ ある愛の調べ 』のあらすじ【起】

音楽家のセルゲイ・ラフマニノフはニューヨークで暮らし成功を収めていたが、故郷が忘れられずにいた。演奏会を開くことになるが、そこにはソ連大使一行の姿があった。セルゲイはソ連の新政権から逃れるため、ロシアからアメリカに亡命して来ていた。ソ連大使はセルゲイの親しい人々を何人も殺した、憎むべき相手だった。セルゲイはそのことを客席に向けて話し、演奏することなく舞台を降りた。妻のナターシャはその姿を悲しそうに見ていた。スポンサーのスタインウェイは場を収めるため、観客を嗾けてソ連大使を追い出した。すると、セルゲイは舞台に戻って、演奏を始めた。観客達は美しいセルゲイの音色に聞き惚れ、拍手を送った。

セルゲイの人気は凄まじく、全米100都市でツアーを行うことになった。だが一方で、セルゲイは曲のアイデアが浮かばず苦悩していた。ナターシャは焦らなくてもいいと夫を抱き締めて励ました。だが、セルゲイの表情は浮かないままだった。

ロシア、1880年。セルゲイは幼い頃から、ピアニストとしての才能があった。だが、音楽院の成績は悪く、両親は破産していた。そして、両親はセルゲイのことを放っておくようになった。教師のズヴェレフはセルゲイの才能を伸ばすためにピアノを教えることを決め、自分の家に住まわせることにした。ズヴェレフはとても厳しく、セルゲイが自意識過剰な発言をすると平気で頭を叩くような人物だった。

青年になったセルゲイは、作曲を行うようになっていた。だが、ズヴェレフはセルゲイにピアニストとして演奏することを求めており、作曲することを禁じた。だが、ズヴェレフに説得されても、セルゲイは諦めなかった。セルゲイはアンナという女性に恋をしており、アンナのために曲を書こうとしていた。

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映画『ラフマニノフ ある愛の調べ 』のあらすじ【承】

セルゲイの元に、従妹のナターシャが訪ねて来た。2人は10年ぶりに再会を果たす。セルゲイはナターシャと出掛け、今作っている曲が失敗すれば自殺すると話した。ナターシャはそれを聞いて、セルゲイが誰かに恋をしていることに気づく。セルゲイは話をはぐらかし、ナターシャと別れてアンナに会いに行った。

セルゲイはアンナと会っていたため、ズヴェレフとの約束をすっぽかしてしまう。ズヴェレフはセルゲイを叱り、セルゲイが隠していた作曲用の楽譜を丸めて捨てた。セルゲイはそれを見て怒りが込み上げ、人生の指図まで受ける気はないと反論してしまう。すると、ズヴェレフは胸を抑えて苦しみ出した。セルゲイは謝罪をするが、ズヴェレフは聞き入れず勘当を言い渡した。

セルゲイはアンナのために書いた曲を演奏会で披露することにした。セルゲイが舞台袖で見守る中、オーケストラの演奏が始まった。しかし、指揮者が楽譜を指揮棒で叩いて、落としてしまう。演奏は滅茶苦茶になり、客達は呆れて帰って行った。指揮者は酔っ払った状態で舞台に立っていた。アンナはその場にいられず、落ち込むセルゲイを見捨てて帰って行った。だが、ナターシャは最後まで残り、演奏を聞いた。

セルゲイはアンナに会いに行くが、部屋にさえ入れてもらえず追い返されてしまう。ズヴェレフの家でも同じだった。セルゲイは孤独感に苛まれ、ピアノの前で倒れ込んだ。その場に居合わせたナターシャは、セルゲイの元に駆け寄り声を掛け続けた。ナターシャの婚約者はその様子を見て、静かに去って行った。

映画『ラフマニノフ ある愛の調べ 』のあらすじ【転】

シカゴ、1920年。セルゲイの演奏シーンを撮影することになった。スタインウェイはセルゲイの顔色の悪さを心配し中止を考えるが、ナターシャが大丈夫だと譲らなかった。やる気のなかったセルゲイだったが、ピアノの近くに飾られているライラックの花を見て、生まれ変わったかのように生き生きと演奏を始めた。しかし、撮影の後、記者から作曲はしないのかと質問され、機嫌が悪くなってしまう。セルゲイは10年、新曲を書いていなかった。セルゲイはスタインウェイと袂を別ち、演奏することを止めようとした。ナターシャは生活のために弾いてくれと訴えるが、セルゲイは怒りライラックの花を海に投げ捨ててしまう。

ロシア、1900年。ナターシャはセルゲイを自宅に連れて帰り、献身的に看病した。全てを失ったセルゲイは、抜け殻のように弱弱しくなっていた。ナターシャは婚約者の医師にセルゲイの治療を頼んだ。婚約者は医師としてセルゲイを見捨てることができず、催眠療法を行った。だが、分かったのは、幼い頃の何かを心に秘めていることだけだった。報告を受けたナターシャは、幼い頃の出来事を婚約者に話して聞かせた。2人は幼い頃に田舎の領地で一緒に暮らしていた。セルゲイの両親は離婚前喧嘩ばかりしており、ナターシャとセルゲイはピアノの下に隠れて怯えていた。セルゲイはピアノの下から出ると、突然駆け出し池に飛び込んだ。ナターシャはそれを見て、涙を流して悲しんだ。医師はその記憶を元に、セルゲイの治療を行った。

映画『ラフマニノフ ある愛の調べ 』の結末・ラスト(ネタバレ)

セルゲイは女子高で教師として働くことになった。ナターシャは緊張するセルゲイを励まし、見送った。過去の演奏会の失敗の件で、セルゲイのことは雑誌で酷評されていた。生徒達はその雑誌のことを鵜呑みにしていたが、唯一マリアンナだけはセルゲイのことを尊敬していた。授業が終わった後、マリアンナは曲が思い浮かぶ良い場所があると言って、セルゲイを連れて行った。そして、ベッドに誘い、体を求め合った。

マリアンナは自分だけを愛することと、革命のための曲を書くことをセルゲイに求めた。それを受け入れられないセルゲイは、眠るマリアンナを置いて出て行ってしまう。家に帰ったセルゲイはナターシャなしでは生きられないことを悟り、傍にいてくれと頼んだ。その後、セルゲイは作曲した曲を演奏会で披露した。演奏が終わった後、観客達はセルゲイに拍手を送った。そんな元教え子の姿を、ズヴェレフも会場で見ていた。

セルゲイとナターシャは幼い頃に一緒に暮らしていた田舎の領地に戻った。そこには、ライラックの花が咲き誇っていた。ナターシャはキスをしてくれと頼むが、セルゲイはしてくれず、代わりに領地を買い戻すことを約束した。ナターシャは密かに悲しんだ。

ロサンゼルス、1920年。セルゲイとナターシャと娘のターニャは、豪邸で暮らしていた。だが、セルゲイは常に不機嫌で、少しも幸せそうではなかった。ナターシャはセルゲイに故郷には戻れないのだと言葉を掛けた。ロシアにいたセルゲイはソ連大使に反抗的な態度を取ったため、捕まりそうになっていた。それを助けてくれたのは、ソ連の仲間になっていたマリアンナだった。マリアンナは自分のもとから去ったセルゲイのことを憎んでいたが、放っておくことができなかったのだ。

娘が誕生してから10年、セルゲイは作曲できずにいた。セルゲイが娘に対して酷い言葉を投げかけたため、ナターシャは怒り車から追い出した。セルゲイはロシアから亡命しようとしたとき、憲兵に止められ身動きが取れなくなったことがあった。ナターシャはマリアンナに声を掛け、セルゲイを助けてくれと頼んだ。ナターシャの腕の中には、セルゲイとの間にできた赤ちゃんが抱き抱えられていた。マリアンナはセルゲイを助け、悲しげな表情で見送った。

セルゲイは花屋でライラックの花を発見する。その花は何年も前から、ある女性のためにオランダから取り寄せている物だった。その女性の名は、ナターシャだった。セルゲイを励ますために、匿名で贈り続けてくれていたのだ。セルゲイはライラックの花を持って帰り、庭に埋めた。それを見たナターシャは、娘と共にセルゲイに抱きついた。

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