映画『乱暴と待機』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「乱暴と待機」のネタバレあらすじ結末

乱暴と待機の概要:愛より憎しみを信じる女。復讐を誓い、その女を軟禁する男。そんな男女の奇妙な二人暮らしは、幼馴染とダメ男の登場で一気に崩壊していく。それぞれの本当の思いとは。本谷有希子原作の群青劇。

乱暴と待機の作品概要

乱暴と待機

公開日:2010年
上映時間:97分
ジャンル:コメディ、ラブストーリー
監督:冨永昌敬
キャスト:浅野忠信、美波、小池栄子、山田孝之 etc

乱暴と待機の登場人物(キャスト)

緒川奈々瀬(美波)
優柔不断の女。出版関係の仕事をしていたが辞めて、幼馴染の山根に軟禁されながら二人で生活している。何事も断れない性格で、愛より憎しみを信じている。あずさとは高校時代からの因縁がある。本当は山根のことが好きだが、それをずっと言えないでいる。
山根英則(浅野忠信)
奈々瀬への復讐を誓った男。奈々瀬への復讐を毎晩考え、奈々瀬を軟禁している。屋根裏部屋から奈々瀬の生活を覗き見する趣味がある。奈々瀬への憎しみが自分の勘違いだったことに気づき、ようやく奈々瀬への復讐方法を思いつく。オタク。
番上あずさ(小池栄子)
番上貴男の妻。奈々瀬に彼氏を寝取られた過去を持っている。奈々瀬を憎み、夫を取られないように必死になる。最終的に全てを捨て、一人で子供を育てることを選択する。気の強い女。
番上貴男(山田孝之)
無職の男で、あずさの夫。女にだらしなく、奈々瀬を誘惑する。あずさに全てがバレて、捨てられた挙句に奈々瀬との二人暮らしを始める。ダメ男。

乱暴と待機のネタバレあらすじ

映画『乱暴と待機』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

乱暴と待機のあらすじ【起】

無職の番上貴男と、妊娠中である妻のあずさがある市営住宅に引っ越してくる。ホステスをしているあずさが仕事に出た後、貴男は挨拶回りに近所を回る。

挨拶回りで山根家を訪れた貴男。そこには、グレーのスウェットを着てお経を熱心に読む女がいた。兄と二人で暮らしている奈々瀬という名前のその女は、どこか挙動不審で、自分は男に勘違いされないように上下スウェットのような汚い格好をしているのだと言い出す。挙句奈々瀬は突然失禁してしまう。

後日、あずさが奈々瀬のもとを訪れる。あずさと奈々瀬は高校時代からの知り合いだった。あずさは奈々瀬に、高校時代にされたことを許してないと言って蹴り飛ばす。奈々瀬はあずさに謝るが、あずさはその場を去って行く。

貴男に、奈々瀬が同級生だと伝えるあずさ。あずさはすぐに引っ越ししたいと言い出す。そこへ奈々瀬の兄が帰ってくる。それを見たあずさは、それが奈々瀬の兄でないことに気づいて貴男に伝える。そして、突然嘔吐する。

乱暴と待機のあらすじ【承】

奈々瀬がお兄ちゃんと呼ぶその男は、幼馴染の山根という男だった。山根は片足を引き摺りながら、いつものようにマラソンへと出掛ける。

ある日、あずさが奈々瀬の家にサンダルを投げ入れる。窓ガラスが割れると、中から山根が出てきてサンダルを投げ返す。家へと入った奈々瀬は、山根にこの市営住宅から出て行けと言う。山根は、絶対に出ていかないと言い張る。あずさは、兄弟でもない奈々瀬をどうしたいのかと山根に聞く。山根は、奈々瀬は人の顔色ばかり伺ってムカつくと言うだけで何も答えない。

山根が家を出た後、あずさは部屋に侵入する。そして、ベッドの上の天井裏に隠し部屋があるのを発見する。するとそこへ、奈々瀬が帰ってくる。そこには帰り道で偶然会った貴男もいた。程なく貴男は家へと帰って行ったが、あずさはその一部始終を見ていた。

後日、今度は自転車を投げ入れたあずさ。そこには奈々瀬がいて、彼女はあずさを笑顔で迎え入れる。あずさはそれに怒り、貴男に嫌われるようにしろと言い出す。他のことならなんでもするが、人に嫌われるのは嫌だと言い張る奈々瀬。仕事の時間になったあずさは奈々瀬を連れて仕事場へと向かう。

乱暴と待機のあらすじ【転】

五年前、奈々瀬は出版社で働いていた。そんなある日、突然山根が奈々瀬のもとを訪れる。そして、俺はお前に復習するぞと言い出す。山根は、奈々瀬が山根の両親を殺したのだと言い出す。そして、そこから二人の奇妙な生活が始まる。

山根は、毎晩ベッドの上で奈々瀬への復讐方法を考えていた。一生の愛は信用できないが、一生の憎しみは信用できると奈々瀬は語り、それゆえに奈々瀬は山根との生活を受け入れたのだった。

ある日、山根は屋根裏にスペースを発見する。そこに入れることを知った山根は、マラソンへ行くと奈々瀬に偽って屋根裏部屋から奈々瀬を覗き見していたのだ。

貴男は、妊娠中のあずさをよそに奈々瀬を誘惑する。その頃、山根があずさのお店へと訪れる。あずさは、奈々瀬が高校時代にあずさの彼氏を寝とったことに怒っていたのだ。

山根が家に帰ると、そこには奈々瀬と貴男がいた。山根はこっそり屋根裏部屋からその様子を伺う。貴男は奈々瀬が断れないことをいいことに、ベッドへと誘い込む。二人がベッドの上で愛し始めると、山根はそれをしばらく覗いた後で家を飛び出して行く。

乱暴と待機のあらすじ【結】

再び貴男が奈々瀬を誘う。断れない奈々瀬はまた貴男を受け入れてしまう。しかし、その最中にあずさが現れる。あずさは奈々瀬を強く非難する。そして包丁を振りかざすあずさ。すると、屋根裏部屋から山根が止めに入る。驚く奈々瀬と貴男。あずさは、山根がいつも二人の行為を覗いていたのだと二人に伝える。場が混沌とする中、あずさが破水をして倒れてしまう。あずさを抱えようとした貴男は、あずさの持っていた包丁に刺さってしまう。そして、あずさと貴男は救急車に運ばれていく。

その夜、山根が奈々瀬にもう復讐は諦めるといい出す。山根はあずさに、もう出て行っても良いと伝える。奈々瀬は悲しみを隠しながら、明日出て行くと答える。そして山根は最後に、俺と離れたくないかと奈々瀬に尋ねる。奈々瀬は、離れたくないと答える。そして、山根はこっそりとその夜に出て行ってしまう。

子供を産み、貴男と別れたあずさの元にビジネスで成功した山根が訪れる。あずさは山根を奈々瀬のもとへと案内する。奈々瀬は貴男と二人で暮らしていた。山根はそこで、奈々瀬の判断ミスで山根の両親が死んでしまったのだと語り出す。しかし、それは山根の勘違いで、本当は奈々瀬は間違っていなかった。奈々瀬はそれを知った上で復讐を受け入れていたのだった。

奈々瀬が山根への本当の思いを爆発させた後、山根は復讐を思いついたと言って道路に飛び出して車に惹かれてしまう。そして、山根を看病する奈々瀬の生活が始まったのだった。

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