アクション映画のおすすめランキング21選(洋画)

大作からB級の洋画に渋めの時代劇まで。寒い季節を熱くする、印象深く心にも残るアクション映画おすすめセレクトを、ランキング形式で紹介します。

ただ単に派手な演出ばかりのアクション映画は心に残らないですよね。ここで紹介する映画は役者や監督の個性が充分に発揮され、ストーリーにも演出にも秀でた作品ばかりです。そして肝心のアクションも見どころたっぷりで、メリハリの効いたテンポの良さにも着目しました。

ジェットコースターのようなスリルばかりではなく、時には笑えて時には泣けるような、心に残り、腰を据えてじっくりと楽しめるアクション映画の妙がお楽しみいただけると思います。

第1位 ヒート

あらすじ

犯罪多発地帯ロサンゼルスを舞台で起こったある強盗事件。そしてそれを追うロス市警の敏腕刑事ヴィンセント。強盗団の計画する大きな事件を阻止するため、ヴィンセントは強盗団のリーダーであるニールを尾行し、やがて二人は静かに対面をする。しかしヴィンセントの想いも空しく事件は発生し、市街地での壮絶な銃撃戦へと発展する。一味に犠牲者を出しながらもニールは逃げ延び、裏切り者に復讐を遂げた後に、海外へ高飛びしようとする。

注目ポイント&見所

物静かで知的な強盗団のリーダー役にロバート・デ・ニーロ。短気だが明晰な頭脳で事件を分析する、ロス市警の刑事ヴィンセント役にはアル・パチーノ。二人の夢の共演がこの映画の全てである。追いつ追われつの様々な駆け引きを経て、カフェで語らう二人だけの静かな駆け引きは釘付けになる名シーン。物語のクライマックスとなる市街地での壮絶な銃撃戦は、10分を超える必見のアクションシーンである。

⇒ヒートの批評・評価

第2位 ザ・ロック

あらすじ

アメリカ海兵隊の精鋭部隊の一味が政府に反目し、軍の施設から殺人ガスを奪いアルカトラズ刑務所跡地へ立てこもる。現金1億ドルを寄こさなければ、ミサイルにガスを搭載し、サンフランシスコの街へ打ち込むという脅迫の声明がペンタゴンに入る。そのガスを奪い返すため化学兵器のスペシャリスト、グッドスピード(ニコラス・ケイジ)と元イギリス諜報部員のスパイで、アメリカ軍に幽閉されている、メイソン(ショーン・コネリー)が、テロリストのアジト、アルカトラズへ向かう。

注目ポイント&見所

白髪の初老であるメイソン役の(ショーン・コネリー)がこの上なく渋い。元イギリス情報部員という設定が、彼の代表作である007を想い起こさせる。犯罪者として幽閉されながら、過去にアルカトラズから脱走した経験でテロリストとの戦いに雇われるのだが、待機するホテルから脱走しジープに乗って逃走し、シスコの坂道でグッドスピードのフェラーリを振り切るまでのカーチェイスもド迫力。アルカトラズ内でのテロリストとの対決シーンでは、英知に富んだスパイさながらのアクションシーンも存分に楽しめる。敵の将校エド・ハリスも渋い。ニコラス・ケイジは正直ショーン・コネリーの付き添い役だった。

⇒ザ・ロックの批評・評価

第3位 人斬り

あらすじ

幕末土佐の伝説の剣豪「岡田以蔵」。時代の波に揉まれ暴走する血に飢えた魔剣が、江戸末期の転換期で要人の暗殺を繰り返す。やがて師と仰ぐ武知半平太に見捨てられ、岡田以蔵という名声も奪われるように「無宿者の虎造」として牢に入る。幼なじみである坂本龍馬と共に新時代への夢を描くが、その夢さえ奪われ哀しく散って行った、幕末の剣豪「人斬り以蔵」が、歴史の間で揺れ動く時代劇アクション。

注目ポイント&見所

勝新太郎、仲代達也、石原裕次郎と、日本映画界に輝かしく名を刻む3大スターの共演もさることながら、時代の寵児である小説家・三島由紀夫の狂気に満ちた殺気から、画面に釘付けにされる。そして五社英雄監督のダイナミックなカメラワークに加え、時代背景を描くリアリズムがスクリーンに満ちている。脇を固める共演陣のキャスティングも渋いメンバーを揃えた、時代劇史上異色の名作。

⇒人斬りの批評・評価

第4位 トゥルー・ライズ

あらすじ

主人公の「ハリー・タスカー」(アーノルド・シュワルツネガー)は、表向き平凡なサラリーマンを装いながら、家族にも正体を隠し、政府の諜報機関に勤める凄腕のスパイだった。貞淑な妻の抱える小さな不満から起こったいざこざに対処しながら、テロリストの犯人を追っていた。やがて妻と共にテロリストに誘拐され、敵のアジトで正体が妻にばれてしまうが、ハリーはスパイの本性を現し脱出に成功。アジトを破壊した後、核爆弾を持って逃走する首謀者を捕らえるため、追走劇を開始する。

注目ポイント&見所

シュワちゃん演ずるハリーの妻ヘレンの存在が、アクション映画にコメディタッチな華を添えている。平凡な家庭の貞淑な主婦が、長年連れ添った夫がスパイだと知らずに事件に巻き込まれるという設定がユニークだ。そしてクライマックスでの戦闘機で敵を攻撃するシーンは、ジェームス・キャメロンここにありというド迫力の映像技術である。

⇒トゥルー・ライズの批評・評価

第5位 フェイス・オフ

あらすじ

FBIのアーチャー(ジョン・トラボルタ)は、息子を殺したテロリストのトロイ(ニコラス・ケイジ)の行方を追い、空港でトロイを弟と共に激戦の末逮捕したが、トロイがロサンゼルスに細菌爆弾を仕掛けたことを知る。トロイは植物状態で爆弾の在り処を聞き出ず、アーチャーはトロイの顔を自分に移植し、なりすまして弟が収監されている刑務所に入獄するが、そこにトロイがアーチャーの顔を付けて現れた。

植物状態だったトロイは蘇生し、医者にアーチャーの顔を移植させ、関係者を皆殺しにした。彼は自分で仕掛けた爆弾を難なく解除し英雄となる。刑務所を出られず、全て奪われたアーチャーは、トロイの復讐へと脱獄し戦いに挑む。

注目ポイント&見所

最初はテロリストのボスだったトロイ役のニコラス・ケイジが、顔をすり替え刑事役になるのだが、なかなかの豹変ぶりである。一方のFBIの捜査官アーチャー役だったトラボルタは、警官になっても悪役イメージが残るがこれはこれで良かったのかと納得する。キャラが変わるまでのストーリーが短いため、本来悪役のニコラス・ケイジに気持ちが加担してしまい複雑である。途中で展開されるアクションも、クライマックスのモーターボートでのチェイスも迫力充分だ。

⇒フェイス・オフの批評・評価

第6位 007 ワールド・イズ・ノット・イナフ

あらすじ

石油王の大金をテロリストから奪う任務を遂行したジェームズ・ボンド。MI6に訪れた石油王は、帰った大金に仕込まれた化学爆弾により死亡する。その事件の裏で彼の娘の誘拐事件があり、解決に潜入した009から銃弾を頭に受けながら生き続けている、テロリストのレナードが真犯人だと睨んだMI6は、娘の警護に石油王のパイプラインへとボンドを派遣する。

科学者に扮装したボンドは、パイプラインに仕掛けられた爆弾の処理に成功し、ロシアの女性科学者と協力しながらレナードを追う中、レナードの背後に潜む真の黒幕と陰謀を知る。

注目ポイント&見所

ヨーロッパからロシア・中東へと、次々に舞台を移しながら展開されるテンポの良いアクションが時間を忘れさせる。007のイメージにピッタリの男前、ピアーズ・ブロスナンは体を張って飛び回り、前二作も併せ久々のシリーズ復活に貢献している。もちろんボンド・カーや新兵器の数々も魅力なのだが、サディスティックでセクシーな石油王の娘を演じる、ソフィー・マルソーがイメージと違う一面を見せ、こちらも充分に魅力的である。

⇒007 ワールド・イズ・ノット・イナフの批評・評価

第7位 48時間 シリーズ(1~2)

あらすじ

凶悪犯の手掛かりをつかむために、刑務所の受刑者を48時間だけ仮出所させ、相棒として捜査に協力をさせるはみだし刑事のジャック(ニック・ノルティ)。相棒となった受刑者は軽薄でしたたかな黒人のレジー(エディ・マーフィ)だが、ジャックはレジーとそりが合わずケンカばかりする始末。それでもレジーの持つ情報を手掛かりに、事件の真相が次第に浮き彫りになり始め、クライマックスの大捕物へと向かってゆく。

注目ポイント&見所

パート1とパート2は共通する犯罪が背景にあり、パート2では、出所して再び捜査協力を求めてきたジャックを拒否したレジーが、パート1で解決した事件が原因で命を狙われ、事件の背後にいる黒幕を引きずり出すために捜査に協力するという展開になっている。パート2での”48時間”はジャックが取り調べで大暴れして謹慎になり、警察の査問委員会で内部裁定が下るまでのタイムリミットに意味が変わっている。いずれにしても、この凸凹コンビのやりとりを楽しむためにあるような映画である。

⇒48時間の批評・評価
⇒48時間PART2/帰って来たふたりの批評・評価

第8位 ナイト&デイ

あらすじ

妹の結婚式でボストンへ向かうジェーン(キャメロン・ディアス)が、同じ飛行機に乗るロイ(トム・クルーズ)に出会い一目惚れをする。ガラガラの機内で二人は楽しく過ごすが、化粧室に立って帰ってきたジェーンは再びロイと接するが、そこへ刺客が登場しロイに襲いかかる。乗客もパイロットも全て殺してしまったロイは故障した飛行機を操り不時着させる。ジェーンは起こった事実が理解出来ないまま、ロイから自分はスパイであり追われる身であると告白される。敵に襲われピンチになる度に彼女は注射で眠らされ、気がつけば見たこともない風景の中で目が覚め、再び敵から襲われながら二人で世界中を逃げ惑う生活を繰り返してゆく。

注目ポイント&見所

ジューンが気を失っている隙に変わってしまう舞台が、南の島だったり、雪国だったり、スペインだったりと、世界中を巡る風景が次々と変わり、めまぐるしい展開が飽きさせない。ロイが無人島のジャングルに逃走用のヘリを隠していたり、スペインの市街地でバイクで逃げるロイの膝に乗って、ジェーンが後ろから来る敵に発砲したりと、隠しアイテムやダイナミックなアクションシーンは驚きの連続である。そしてロイを演じるトム・クルーズは白馬に乗った王子様のようにカッコイイ。

⇒ナイト&デイの批評・評価

第9位 Mr.&Mrs.スミス

あらすじ

カウンセリングに訪れた結婚して5.6年経った若い夫婦。コロンビアで知り合った二人は、夫が設計事務所の経営者ジョン(ブラッド・ピット)。妻はコンピューターサーバ管理会社の経営者ジェニー(アンジェリーナ・ジョリー)。しかし裏側で二人はお互いの正体を知らないスパイ同士だった。ある日、同じ人物の暗殺依頼で現場に出かけ、二人はスナイパーとして別々に一人のターゲットを狙う。先に現れたジョンを気づかず狙撃したジェニーは、防弾チョッキで難を逃れたジョンからバズーカで報復を受ける。やがて敵を分析する内に互いの存在を知った二人は、私生活の中から互いの命を狙い合い、激しい攻防戦を繰り返してゆく。

注目ポイント&見所

史上最大規模の夫婦喧嘩が勃発。本来夫婦のはずである敏腕スパイの二人が、ある暗殺事件を機に正体がばれ、銃にナイフに素手の格闘にと、あらゆる方法で互いの首を取りに行く。高級住宅街の自宅を舞台に、アンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットの時間無制限1本勝負が始まる。最終的には同じ敵に向かって協力し戦うのだが、ぴったり息のあった夫婦が、コミュニケーションを取り合いながら戦うスタイルにも見どころ満載である。

⇒Mr.&Mrs.スミスの批評・評価

第10位 フレンチ・コネクション シリーズ(1~2)

あらすじ

ニューヨーク市警で麻薬捜査に命を賭けて日々戦う敏腕部長刑事「ポパイ」。その捜査方法は強引極まりなく執念の塊である。「フレンチ・コネクション」と呼ばれるニューヨークとフランス・マルセイユを繋ぐ麻薬ルート。そこから麻薬組織の黒幕がニューヨークに上陸したことを突き止めたポパイは、その黒幕一味を追って猛烈な追走劇を繰り返し取引現場を押さえるが、間一髪で黒幕に逃げられてしまう。その後、黒幕を追ってフランスへ渡ったポパイは一味の襲撃に遭い、捕らえられて麻薬漬けにされ死の一歩手前まで追い込まれる。どうにか難を逃れたポパイは中毒症状を克服し、再び犯人の暗躍する異国の地で捜査を開始する。

注目ポイント&見所

ジーン・ハックマンの演ずる刑事ポパイのぶち切れキャラは圧巻である。1でも2でもそのテンションは変わらず、不屈の刑事魂を持つワイルドなエネルギーの塊が、鬼の形相でスクリーン狭しと駆け回る。特にパート1のクライマックスシーンで有名な、電車に乗った犯人を追いかけ暴走する高架下道路でのチェイスは、目を覆いたくなるようなアングルのリアルさが迫力満点。ドキュメントタッチで撮影された荒削りな画面と編集効果は、過去のアクション映画に多大な影響を及ぼした。

⇒フレンチ・コネクションの批評・評価
⇒フレンチ・コネクション2の批評・評価

第11位 デイライト

あらすじ

ニューヨークとニュージャージーを結ぶ海底トンネルで、産業廃棄物のトラックに暴走車が激突し、トンネル内は大火災を起こす。大勢の死傷者が出る中、現場に居合わせたタクシー運転手の元レスキュー隊長ラトゥーラ(シルベスター・スタローン)は、被害者を救出すべく、現場のレスキュー隊長に掛け合うが、過去の大惨事からラトゥーラは相手にされない。諦めきれないラトゥーラは、副隊長のフランクと海底トンネルの換気口からの進入を試み、ようやく内部に侵入できたが、地上の削岩作業の影響から事故現場は圧力バランスが崩れる手前であり、やがて事故の連鎖反応で落盤が起こり始める。

注目ポイント&見所

事故現場から生存者を引率しながらも、次々と立ちはだかる二次災害にトンネルに限らず崩落事故の恐ろしさを痛感させられる。そしてその途中で亡くなってゆく人を置き去りにしながらでも、一人でも多くの人命を救おうと奮闘するラトゥーラ。危機的状況が続く中で生まれる人間の絆や疑心暗鬼など、さまざまな心理ドラマが展開されるパニックアクションの秀作。

⇒デイライトの批評・評価

第12位 パピヨン

あらすじ

金庫破りで捕まった男(スティーヴ・マックイーン)は胸にある蝶の刺青から「パピヨン(蝶)」と呼ばれていた。 仲間の裏切りによる重罪で終身刑の判決を受け、祖国フランスを追われ南米の監獄で過酷な労働を強いられる。ドガ(ダスティン・ホフマン)という男と知り合い脱獄を企てるも失敗し、強制労働キャンプに送られる。過酷な労働と劣悪な環境による死の縁から脱獄を繰り返すも成功せず、長い年月を経て独房から解放されたパピヨンは、脱出不可能な断崖絶壁の悪魔島へ送還される。仲間のドガは夢を失い、日々を穏やかに過ごす中、諦めないパピヨンは波の動きを調べ、脱出の手段を発見する。やがてドガへ別れを告げ、パピヨンは独り断崖から身を翻す。

注目ポイント&見所

美しい南米の青空と大自然が印象的で、その風景に似つかわない監獄生活がやけに哀しく映って見える。そして脱獄を繰り返しながら出逢う人との、ささやかなコミュニケーションに救われるシーンも美しい。日を増す毎に風貌が衰えてゆくパピヨンとドガの姿が囚人の悲哀に拍車を掛け、ラストシーンの悪魔島で暮らす二人は、まるで仙人のように見えてしまう。マックイーンとホフマンの演技力はもとより、南米の美しさが全編に光輝く名作である。

⇒パピヨンの批評・評価

第13位 ガントレット

あらすじ

Fある事件の証人である”マリー”(ソンドラ・ロック)という娼婦の護送を命ぜられた、ベン警察官(クリント・イーストウッド)。ベンは嫌がるマリーを車に乗せ裁判所へ向かうが、道中で何者かの襲撃を受けながらも逃げ延び、マリーの家に隠れる。ベンは本部に応援を要請するが、再び地元警察に包囲され銃撃を受ける。脱出した二人は再び裁判所へ向かうが、ベンの上司である警察委員長のスキャンダルを、マリーが握っていることを知ったベンは襲撃の理由に感づく。そこからさらに二人は襲撃を受け、最後に大がかりな罠が二人を待っていた。

注目ポイント&見所

何と言ってもクレイジーな一斉射撃。まずはマリーの家を襲撃した警官の一斉射撃により家が崩落してしまう。拳銃にライフルにバズーカと、解体屋より手っ取り早く一軒家を壊してしまうのだ。スキャンダルも裏切りも恋愛も、一気に無かったことにしてしまおうと言わんばかりのラストシーンは圧巻である。しかしながらその一斉射撃の背景にある、汚職やスキャンダルといった極めて個人的な事情で、数百人もの警官が動員され、たった二人に向け銃を撃ちまくるという設定はいかがなものか。と虚ろな笑いが出てくるのであるが、映画とは得てしてこういうものだろう。だからこそ面白いのだ。

⇒ガントレットの批評・評価

第14位 キック・アス

あらすじ

アメコミのヒーローに憧れるオタクな主人公のデイヴ。ネットでヒーローの衣装を買い、町へ出て活動を始めるも、暴漢に刺された上、車にはねられ病院送りとなる。神経の損傷と治療に使った金属で痛みに鈍感になった彼は打たれ強く生まれ変わり、再び懲りずにヒーロー活動を続ける。デイヴは暴漢に襲われた男を助け、見物人から名前を尋ねられ”キック・アス”と名乗る。その動画はネットにアップされ話題を呼び、彼はキック・アス名義のアカウントまで取得する。

キック・アスの活躍を知った地元マフィアのボス”ダミコ”が、組織内のもめ事を彼の仕業だと思い込み、キック・アス抹殺を計画する。その裏ではダミコへの復讐に燃える元警官の”ビッグ・ダディ”と、彼が育てた恐るべし娘、”ヒット・ガール”の存在があった。やがて物語は親子の復讐劇にキック・アスが巻き込まれる展開へと進んでゆく。

注目ポイント&見所

ヒット・ガールを主役にすればよかったのではないかと思うほど、キック・アスの存在は正直欲しくないところだ。冴えないオタクの高校生が主人公の映画など誰も観たくないだろう。まぁ、しかしその存在があるがゆえにヒット・ガールが活躍して輝くのだろうが。とにかくヒット・ガールが可愛い!そして強い!!カッコイイ!!!のだが、殺しのシーンが結構リアルな分そのギャップに面食らってしまう。事件が全て解決し、一般の少女に戻ったヒット・ガールとデイヴが、学校で不良に絡まれるラストシーンは爆笑。

⇒キック・アスの批評・評価

第15位 プラネット・テラーin グラインドハウス

あらすじ

テキサスの田舎町にある軍の施設で、軍の部隊長と科学者が、生物化学兵器の取り引き中、トラブルにより生物兵器DC2のガスが噴き出す。近辺に拡散したDC2に感染した住民がゾンビと化して人々を襲い始める。その事件が起こった夜、深夜にドライブをするダンサーのチェリーとその恋人レイは、ゾンビに襲われチェリーは片脚を失ってしまう。
病院に担ぎ込まれたチェリーは緊急手術を行い、木製テーブルの脚を義足代わりにして復活する。やがて病院内にも感染したゾンビが押し寄せ、感染していない者たちとの戦いが始まる。レイはチェリーの片脚にマシンガンを装着し彼女に望みを託す。そしてチェリーは次々と襲いかかるゾンビや兵士に向け、怒りの銃弾を降り注いでゆく。

注目ポイント&見所

ゾンビ映画としての設定はさておき、それに応戦する美女という設定までは良かったのだが、武器であるマシンガンが義足になっているという設定が素晴らしいというか、アホらしいというか。。さすがはロバート・ロドリゲスという映画である。いたって真剣にゾンビと戦うチェリーがマシンガンを撃つたびに、観る側は爆笑するのだ。引き金も引かずにどうやって発射をするのか、からくりも解らないまま弾切れもせず踊るように撃ちまくる。あまりの発想の奇抜さに拍手するしかない映画である。

⇒プラネット・テラーin グラインドハウスの批評・評価

第16位 マチェーテ

あらすじ

マチェーテは、”マチェテ”(中南米人が使う山刀)を使い、犯罪者に立ち向かう凄腕の捜査官だった。過激な捜査から麻薬王”トーレス”と衝突し、妻と娘を惨殺される。そして彼は失意の後、不法移民として日雇い労働者の日々を過ごす。ある日、マチェーテはブースという商人から、不法移民を弾圧する議員の暗殺を依頼されるが、その裏には不法移民の排除を目的に仕組まれた罠があった。窮地を脱したマチェーテは、不法移民を支援する女性のルースと、銃の名手である神父、パードレを伴い復讐へと乗り出す。一方、移民局の女捜査官サルタナは、マチェーテに疑いを掛け忍び寄り、次々と殺し屋を差し向けるブースや、移民狩りの自警団もマチエーテの前に立ちはだかる。マチェーテは数々の死闘を乗り越え、最後の戦いが待つトーレスの町へ乗り込む。

注目ポイント&見所

南米独特の風景と、随所に折り込まれたエロスが、いかにもB旧作品の雰囲気を醸し出しニヤっとさせてくれる。ロバート・デ・ニーロなど有名どころを揃えた個性的な出演陣だが、あくまでBクラスの映画として創っているところが憎い。スティーブン・セガールの日本刀アクションも見ものであり、どう見ても悪役にしか思えない風貌のマチェーテは、ロバート・ロドリゲス監督にしか描けないニュータイプのヒーロー像だろう。

⇒マチエーテの批評・評価

第17位 グリーン・ホーネット

あらすじ

ロサンゼルス大新聞社の社長の御曹司ブリットは、父の死をきっかけに社長に就任した。今までの放蕩三昧を反省し正義に目覚め、ロスから悪党を一掃する誓いを立てる。父の運転手だった上海出身の日本人エンジニアのカトーと出会い、様々なアイデアを持つカトーを仲間にヒーローとして悪人退治のシナリオを描く。そしてカトーが開発したスーパーカー「ブラック・ビューティー」を武器に、緑の仮面を象徴に「グリーン・ホーネット」として悪党へ立ち向かう。やがてその活躍が世間に認知されるようになり、ブリットは採用した美人秘書に分析させた、グリーン・ホーネットの情報を基に行動し、新聞でも彼らの動きを大きく取り上げ、社会問題へと発展させてゆく。やがて物語はブリットの父に近かった政治家と、グリーン・ホーネットへ報復を目論むマフィアのボスが絡み、大きな事件へと発展する。

注目ポイント&見所

カトーの天才的な発明と空手アクションがストーリー全体の中心となっている、主役である「グリーン・ホーネット」のブリットは、クライマックス近くまで嫌みさがつきまとうが、カトーの人物像を引き立てるものだから仕方がないだろう。ストーリー展開のテンポが速くスリルはたっぷりだ。4台の「ブラック・ビューティー」に仕込まれた様々な武器も見どころであり、カーアクションや3D風の空手アクション、新聞社内を破壊し尽くすクライマックスも見応えがある。

⇒グリーン・ホーネットの批評・評価

第18位 ドラゴンへの道

あらすじ

土地目当てのギャングに嫌がらせを受け、開店休業状態が続くローマの中華レストラン「上海」。女店主のチェンが依頼した故郷の弁護士の代理でやってきたのは、田舎青年のタン・ロン(ブルース・リー)だった。頼りないイメージで最初は冷遇されていたが、ギャングの一味を見事な拳法で撃退し、店の一同からも尊敬されるようになり、彼らの士気が上がる。しかしギャングの手口は緩まず、タン・ロンへの対策に拳法の達人を雇い入れ、中でもアメリカから雇ったゴードン(チャック・ノリス)は圧倒的に強かった。ギャングから和解を持ちかけられた店の一同はだまし討ちに遭い、そしてコロッセオに誘い込まれたタン・ロンは、待ち受けるゴードンとの決闘に臨む。

注目ポイント&見所

監督と主役を兼任したブルース・リーのヌンチャクや棒術などがじっくりと堪能できる。コロッセオの決闘シーンは、ウォームアップをする場面からテンションが上がり、ブルース・リーとチャック・ノリスの試合が始まると、その駆け引きの緊張感にも、技の凄さにも、自分の時間が止まったかのように釘付けになってしまうのだ。これほど格調高い決闘シーンは他の映画では観られない。

⇒ドラゴンへの道の批評・評価

第19位 ダーティハリー シリーズ(1~5)

あらすじ

サンフランシスコ市警察のハリー・キャラハン刑事(クリント・イーストウッド)が、彼の象徴でもある拳銃、44マグナムを片手に事件解決に挑んでゆく。犯罪多発地域であるアメリカ西海岸を舞台に、ベトナム帰りの凶悪犯、警察内部の裏切り、テロリスト、強姦魔など、あらゆる時代背景が抱える事件に敢然と立ち向かう孤高の刑事を描くアクションドラマ。全作品主演のクリント・イーストウッドも4作目で自ら監督を務め、大ヒットを続けたシリーズ全5作。

注目ポイント&見所

ハリー・キャラハン刑事のシンボル「44マグナム」は世界中で有名になった拳銃だろう。日本でもアニメ「ルパン三世」の次元大介が使うことで有名だが、1~3作目までは6連発のものが、4作目のイーストウッド監督作品では「44オートマグ」というさらに強力な特別製の自動拳銃に変わっている。そして犯人を追い詰めたときに、銃口を向けてハリーが吐くセリフもシリーズの見どころである。

⇒ダーティハリーの批評・評価
⇒ダーティハリー2の批評・評価
⇒ダーティハリー3の批評・評価
⇒ダーティハリー4の批評・評価
⇒ダーティハリー5の批評・評価

第20位 バトル・クリーク・ブロー

あらすじ

二つのマフィアファミリーが対立していた1930年代のシカゴ。高額賞金マッチに、各々のファミリーが選手を出場させていたが、モーガンファミリーのチャンピオンが君臨し、ドミニチファミリーは負け組の常連だった。

チャイナタウンで暮らす青年ジェリー(ジャッキー・チェン)は、父の料理店を脅迫するドミニチ一味を撃退し、ドミニチに一目を置かれる。やがてテキサスのバトルクリークという小さな街で開催される大会に、モーガンファミリーの選手が出場することを知ったドミニチは、ジェリーの身内を誘拐し出場を強要する。大会が始まり観客に溢れたバトルクリークの闘技場で、強豪たちを次々倒したジェリーは決勝を迎えるが、厄介なハプニングに巻き込まれてしまう。

注目ポイント&見所

ジャッキーのアクションシーンに幅が出始めた頃の映画で、アメリカ映画界にデビューを果たした作品でもあり、それを意識してなのか、トレーニングのシーンや、お馴染みとなった街角での格闘シーンにも新鮮さが溢れている。格闘大会の選手も様々なタイプがおり、混沌としたシーンで戦う場外乱闘アクションがユニークな演出である。

⇒バトル・クリーク・ブローの批評・評価

第21位 あるいは裏切りという名の犬

あらすじ

パリ警視庁のレオ警視が率いるBRI(探索班)、ドニ警視率いるBRB(鎮圧班)は、同じ署内ながら二人のリーダーの確執により反目していた。現金強奪事件が連続で起こり、解決した部署のリーダーを次期長官に推すという条件の下、各チームとも犯人の検挙に取り組むが、逮捕現場でレオを妨害するようにドニは単独行動を取り、レオの同僚が犯人の銃弾に倒れ殉職してしまう。レオは犯人逮捕前の捜査で、仮出所中の情報屋との裏取引から事件の手掛かりをつかんでいたが、陰でその情報を突き止めたドニは、レオの行動を上司に密告する。そしてレオは手柄を立てながらも罪に問われ逮捕される。レオの逮捕で後悔した情報屋はレオの妻へと謝罪に訪れたが、再びドニの謀略により情報屋もレオの妻も殺害される。服役するレオはその情報を獄中で知り悲嘆に暮れた。務所を出られず、全て奪われたアーチャーは、トロイの復讐へと脱獄し戦いに挑む。

注目ポイント&見所

警察内での裏切りを中心に描かれる人間模様、アクションシーンに至るまでフランス映画らしいセンス。単純なハードボイルドアクションにみならず、複雑に絡み合うストーリーがミステリー好きのファンにもオススメできる。物語の前後関係が相当複雑なので、ボーッとしていると全く理解が出来ないが、それも映画の魅力の内だ。

⇒あるいは裏切りという名の犬の批評・評価

まとめ

とりあえずここに紹介したアクション映画は、役者の個性とキャラクター設定の面白さ中心に取り上げていますが、近年のアクション映画の草創期になった古いものも入っているので、順位は付けているものの、どの作品から観ても楽しめると思います。一応はアクションとしてのカテゴリーにはなっていますが、コメディタッチからシリアスまで、作風も異なる部分でバラエティ豊かな選択を心掛けました。「観たことあるけど、また観てみたい」というような映画ばかりです。

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