映画『紅いコーリャン』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「紅いコーリャン」のネタバレあらすじ結末

紅いコーリャンの概要:紅いコーリャン畑で愛を誓った男女。彼らの作り出すコーリャン酒は、真紅の美酒だった。幸せに暮らしている彼らのもとに、日本軍が侵略してくる。紅いコーリャン畑は、真っ赤な血で染まってしまうのだった。

紅いコーリャンの作品概要

紅いコーリャン

製作年:1987年
上映時間:91分
ジャンル:ラブストーリー、ヒューマンドラマ、戦争
監督:チャン・イーモウ
キャスト:チアン・ウェン、コン・リー、トン・ルーチュン、リウ・チー etc

紅いコーリャンの登場人物(キャスト)

九児(コン・リー)
18歳で酒造場へと嫁いだ女。自分を売った父親を恨んでいる。嫁ぎ先の夫が行方不明になり、余という男と契りを結ぶ。酒造場を継ぐ決断をし、必死に生きる。
余占鰲(チアン・ウェン)
コーリャン畑で九児を助け、そこで九児と愛の契りを交わす。ふざけて自分の尿を入れたお酒が美酒に変化し、そのお酒が十八里紅と名付けられる。侵略してきた日本軍と戦おうとする。嫉妬深くて幼稚なところがあるが、戦いに挑む姿勢は男らしい。
羅漢(トン・ルーチェン)
酒造場の番頭。九児のことをおかみさんと呼ぶ唯一の男。頼り甲斐がある。長年お酒造りに携わるも、余の尿が美酒になったことにショックを受けて姿を消す。抗日運動家になり、日本軍に殺されてしまう。
秀三炮(チー・チェンホア)
強盗団のボス。九児を誘拐し、お金を得る。日本軍が侵略し、抗日運動家になる。日本軍に殺されてしまう。

紅いコーリャンのネタバレあらすじ

映画『紅いコーリャン』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

紅いコーリャンのあらすじ【起】

1920年代のある夏の日。18歳の九児という少女が、造り酒屋の主人である李のもとに嫁ぐことになる。李はハンセン病でなかなか嫁が見つからず、もう50歳を過ぎる年齢になっていた。

その頃の風習で、嫁入りの道を移動している間に嫁をいじめる「嫁いじめ」という習わしがあった。李の親族と運びのプロが担ぐ御輿に乗って移動する九児はそこで散々悪口を言われ、御輿を揺らされる。九児はその状況に、思わず涙を流してしまう。

7ヘクタールもの紅いコーリャンが生えた青殺口へとやってきた一同。刈り入れする者もいないこの野生のコーリャン畑の中から、突然覆面を被った男が現れる。銃を持ったその男は金を要求し、それを奪う。覆面の男は御輿の中の九児を外に出し、どこかへと連れ去ろうとする。隙を狙った御輿担ぎの余が覆面男を倒し、どうにかその場を収める。

嫁いで三日目に実家へと戻る習わしがあり、九児は父親に連れられて実家へと帰る。父親は、実家に帰っても必ず戻りなさいと九児に伝える。李の家族は羽振りがよかったのだ。

紅いコーリャンのあらすじ【承】

九児は父親との帰り道、紅いコーリャン畑へとやってくる。すると再び、覆面を被った男に襲われてしまう。覆面を取った男の正体は、一度九児のことを救った余だった。お互いに意識していた九児と余は、紅いコーリャン畑の中で愛の契りを交わす。

実家に帰った九児の表情は冴えず、再び李の家に戻ることを躊躇していた。父親はそんな九児を叱りつける。九児は、お金のために自分を売った父親を非難する。

九児が李のもとに戻ると、李が行方不明になっていた。九児は、未亡人として酒造場を継ぐことを決断する。九児の言葉に、出て行こうとしていた労働者達と番頭の羅漢も戻って仕事を続けることを決める。

余が酒造場へと戻ってくる。酔っ払った余は、九児は俺の女房だと騒いで家に入ろうとする。その騒ぎを聞いた九児は、余をその場から追い出す。

甕に入れられた余は、その中で三日間を過ごす。その間、三炮という有名な男が率いる強盗団が酒造場を襲い、九児が誘拐されてしまう。身代金を要求してきた三炮。九児はどうにか身代金と引き換えに酒造場へと戻ってくる。

紅いコーリャンのあらすじ【転】

余は三炮のしたことが許せず、三炮のもとへと一人で押し入って三炮を脅しつける。

気を落としている九児を気遣った羅漢が、釜入れを見ないかと誘う。唯一九児のことをおかみさんと呼ぶ羅漢を九児は、一番に信頼していた。

酒造場へと向かった九児は、そこで初めて釜入れの作業を見ることになる。いつもより張り切る労働者に混じり、九児もお手伝いをする。釜に冷水をかけると、そこから美しい真っ赤な色のお酒が滴り落ちるのだった。労働者達は、その酒を酌んで儀式を始める。

九児がそのお酒を味見する。注がれたお酒を全て飲み干す九児。彼らはお酒の出来栄えに大いに満足し、楽しんでいた。そこへ、三炮のもとから帰ってきた余が姿を見せる。自分は命をかけて三炮のもとへと押し入ったのに、陽気に楽しんでいる九児たちの姿を見て怒りをあらわにする。

怒った余は、甕に入ったコーリャン酒の中に放尿し始める。自分が酒を造ると言って酒造場を荒らす余は、九児を担いで家の中へと入っていく。

紅いコーリャンのあらすじ【結】

その夜、羅漢が甕に入った余の尿入りのコーリャン酒を飲む。羅漢はあまりの美味しさに驚き、すぐに九児のもとへと向かう。それを聞いた九児は、そのお酒を「十八里紅」と命名する。そして、羅漢はそのまま酒造場を出ていき、姿を消してしまう。

何年もの年月が過ぎ、コーリャン畑で九児が身篭った余との子供の豆官は9歳になっていた。

日本軍が、九児達の村に侵略してくる。彼らは道路を建設するため、村人達に畑をつぶすという強制労働につかせる。

村人の前で、見せしめに吊るし上げられた男の処刑が始まろうとしていた。その男とは、抗日運動家になった三炮と羅漢だった。

その夜、九児は村の男達に十八里紅を振る舞い、夜明けに日本軍を攻撃すると誓い合う。

日本軍のトラックが通るはずの道に火薬を仕込み、男達は待ち伏せをする。しかし、日本軍はなかなかそこにやってこない。

豪勢な料理と酒で男達の生還を待っていた九児だが、日本軍が来ないことを豆官が知らせにくる。腹を空かせていた男達のもとに料理を届けようとした九児は、コーリャン畑で日本軍に撃たれて死んでしまう。男達は日本軍に襲いかかり、あたりは火の海と化す。そして、生き残った余と豆官が、血で赤く染まったコーリャン畑に立ち尽くすのだった。

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