映画『恋恋風塵』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「恋恋風塵」のネタバレあらすじ結末

恋恋風塵の概要:故郷を離れ、台北で働くことを選んだ青年と少女。幼馴染の彼らは、自分達の力だけでどうにか生活していた。そして、お互いを意識し始めた頃、青年のもと兵役の通知が届く。

恋恋風塵の作品概要

恋恋風塵

公開日:1987年
上映時間:110分
ジャンル:ラブストーリー、ヒューマンドラマ
監督:ホウ・シャオシェン
キャスト:ワン・ジンウェン、シン・シューフェン、リー・ティエンルー etc

恋恋風塵の登場人物(キャスト)

ワン(王晶文)
学生。家の経済状況を考え、台北で働きながら夜間学校へと通う。幼馴染のホンといつも一緒にいて、お互いに意識し始める。勉学に真面目な青年。父の鉱山事故がトラウマになっている。
ホン(辛樹芬)
ワンの幼馴染で、ワンを追いかけるように台北へと向かう。そこで、仕立て屋として働き始める。ワンが兵役についている間、郵便配達の青年と結婚する。純粋な心の持ち主で、ワンが犯罪に手を染めようとした時も、涙ながらにそれを止める。
ワンの父(林陽)
ワンの父。鉱山の事故で、足を悪くしてしまう。鉱山での労働環境改善を訴えるため、サボタージュをする。無愛想な男。
ホンチュン(林于竝)
ワンの友人。映画館で働いている。絵を描くのが得意で、いつも絵を書いている。明るくて陽気な男。

恋恋風塵のネタバレあらすじ

映画『恋恋風塵』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

恋恋風塵のあらすじ【起】

時代は60年代の終わり。ある初夏の日、中学校三年生のワンという少年と、ワンの幼馴染で中学校二年生のホンという少女がいつものように学校帰りに汽車に乗っている。

ワンは、両親と祖父と一緒に暮らしている。ワンの父は今、鉱山の事故が原因で入院していた。

近所の人間が、ワンを訪ねてくる。彼らはみんな、ワンに手紙の代筆を頼む。ワンが学校へ通っていて、学があることをみんな知っているのだ。

父親が病院から退院してくる。仕事ができないでいるワンの父。ワンの家族は、元々裕福ではない。ワンはそれを思い、台北の夜間学校へ行って働きながら勉強することを父に告げる。父は、苦労する道だが好きにすれば良いとワンに言う。

ワンは台北の印刷屋で働き始める。その翌年、ホンも中学を卒業して台北へときていた。ワンの仕事の環境は、あまり良いものではない。それに加え、あまり仕事のできないワンは、印刷屋の女将に毎日のように怒られていた。それでも、印刷の傍で活字が読めることが嬉しくてワンは仕事を続けていた。一方のホンは、友人の紹介によって仕立て屋で働き始めていた。

恋恋風塵のあらすじ【承】

ワンが、友人のホンチュンやホンと夕食を摂っている。ホンが、忘れていたホンの父からのプレゼントを渡す。それは高価な腕時計で、父が月賦でその腕時計を買ったのだとホンは言う。

ワンは、印刷屋の仕事を辞める。住み込みで働いていたホンは、ホンチュンの働く映画館の裏に移り住むことに決める。

ワンがホンの勤め先を訪れる。ワンは、試験が忙しくてホンと会えずにいたのだ。仕立て屋の同僚は、ホンがワンに会えない寂しさで毎日泣いていたと言う。ワンは、新しくオートバイ配達の仕事を紹介してもらったとホンに伝える。

翌年の夏、ホンは初めて故郷へ里帰りをすることに決める。お土産を買いたいというホンに、ワンが付き合う。しかし、買い物の途中でワンの仕事用のバイクが盗まれてしまう。やられたらやり返すしかないと、他のバイクを盗もうとするワン。ホンは、そんなワンを涙ながらに止める。どうにか思いとどまったワンだが、表情は暗い。ホンは責任を感じていた。

恋恋風塵のあらすじ【転】

ワンは、海へと向かう。涙を流して海の向こうに霞む島を眺めていたワンは、海上警備隊に保護される。

保護された施設で夕食を摂っていたワンは、流れていたテレビ番組を見ている。テレビには、鉱山で働く人々が映されている。それを見て、ワンは父の事故のことを思い出してしまう。そして、気絶してしまう。

家へと帰ったワン。そこへ、帰ってきたホンが訪れてくる。気分の悪そうなワンを、ホンが看病する。

翌年、ワンとホンが二人で里帰りをする。父は、鉱山での労働環境の改善を訴えるため、サボタージュをしていた。

ある夜、野外映画の会が開かれる。上映中、突然停電してしまう。するとワンの祖父は、蝋燭と間違えて爆竹に火をつけてしまう。

台北へと戻ったワンとホン。ある日、ワンに兵役の通知が届く。ホンはワンに、自分で作ったワイシャツをプレゼントする。ワンは、仕事先の社長にも餞別をもらう。

兵役へと向かう日、ホンはワンを駅のホームまで送り届ける。送り届けたホンは、悲しい表情を浮かべてその場を走り去っていく。

恋恋風塵のあらすじ【結】

一度故郷へと戻ったワン。ワンは、父とお酒を酌み交わす。そして兵役へと向かう日の朝、母から父のライターを手渡される。祖父は、爆竹でワンを見送る。近所の人に見送られながら、ワンは故郷の山を降りる。

兵役中のワンのもとに、何度もホンから手紙が届く。そこには、友人たちの近況などが書かれている。そして、ワンの帰りを待ちわびているとも書かれている。

ホンの兵役地に、夫婦と息子とおじいさんを乗せた中国漁船が流れ着く。ワン達は彼らを保護し、彼らをもてなす。しかし、家族はワン達に対してどこか怯えた様子を見せる。やがて、彼らは難民収容所へと送られる。

いつからか、ホンからの手紙が途絶えていた。ワンが書いて送った手紙も、宛先人不明で返ってきてしまう。

ワンは弟から手紙を受ける。そこには、ホンが郵便配達人と結婚したという内容が書かれていた。それを知ったワンは、人目を憚らず大泣きする。

兵役を終えたワンは、故郷へと帰る。ワンは、ホンからプレゼントされたシャツを着ている。美しい山と海に囲まれた町には、いつもと同じ時間が流れていた。

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