映画『スティールワールド』あらすじ・ネタバレ結末と感想

スティールワールドの概要:2014年に公開されたSF映画。原題は「Robot Overlords」。特殊映像を手がけたのは、トム・クルーズ主演の「オール・ユー・ニード・イズ・キル」のVFXチーム。

スティールワールド あらすじ

スティールワールド
映画『スティールワールド』のあらすじを紹介します。

ロボットによる地球侵略から3年。
地球の調査が終わるまで、屋外に出ないという約束をさせられた人間たち。
守らなければ死が待っている。

教師のケイトは、息子ショーンや行き場を失った人々と共に暮らしながら、行方不明の夫ダニーの帰りを待っていた。
目の前で父親を亡くした少年コナーを引き取るが、彼の不注意でネイトが感電してしまう。
すると埋め込まれた感知センサーが壊れ、ショーン、コナー、ネイトとアレックス兄妹は外出を計画する。

偶然ダニーに関する情報を手に入れた4人は、もっと多くの情報を求めてロボット側の人々の基地に潜入するが、ケイトを自分のものにしようと企むスマイスに捕まる。
間一髪で別行動を取っていたコナーに助けられ、捜索を続ける4人。

バーに大勢の人間を住まわせていたモニクと取引をし、ダニーと親しかったスワニーに会う。
正気を失ったかのように見える彼を信じる他に手がかりは無く、ダニー探しを続けようとするが、スマイスの策略でテロ犯人に仕立て上げられてしまった。

妻や息子を殺害したという噂があり、何かと反感を買っていたスマイスへの不満が爆発した人々の手助けを得て、4人は再び動き出す。

スティールワールド ネタバレ結末・ラスト

自分がロボットと同期できる事に気が付いたショーンは、ロボットを利用して、スマイスに匿われていたケイトと会って誤解を解く。
さらに、ダニーへの手がかりを見つけ、再会を果たした家族。

執拗に追ってくるスマイスは、隠れていたダニーと仲間たちを見つけ出し、ショーンが投降しなければ全員を道連れにすると脅す。
ダニーの仲間に外してもらったセンサーを再び付けたショーンは、ロボットのボスであるメディエイターと同期して動きを止め、危機に瀕した人々を救う。

スマイスは制御を失ったロボットに殺され、地球はロボットの支配から開放されたのだった。

スティールワールド 評価

  • 点数:45点/100点
  • オススメ度:★★☆☆☆
  • ストーリー:★★☆☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★☆☆☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2014年
  • 上映時間:90分
  • ジャンル:SF、アクション
  • 監督:ジョン・ライト
  • キャスト:ベン・キングズレー、ジリアン・アンダーソン、カラン・マッコーリフ、エラ・ハント etc

スティールワールド 批評・レビュー

映画『スティールワールド』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

VFXや設定はそこそこに面白い

ロボットが地球を侵略し、首に感知センサーを付けられて屋内に軟禁状態にされた人間や、唯一行動の制限がないロボットに従う人間たち。
子供のようで大人のような歪な印象のメディエイターや、不気味に存在し続ける真四角の大きなロボットなど、興味をそそられる設定が多い。

凝った作りのロボットだけでなく、昔ながらのおもちゃのロボットのようなものがあるのは、どこか安心できる。
高度な機械は敵に乗っ取られるから、昔のヘリを使うという設定も矛盾が無い。

しかし、ロボット帝国とまで言い、高度な技術のホログラムで生成されていると思われたメディエイターが、落下して真っ二つに壊れたり。
13時間おきに感電しないとセンサーが復活するからといって、何度も感電して身体は大丈夫なのかというツッコミどころも多い。

詰め込みすぎて中途半端になった作品

ケイトを手に入れるために手段を選ばない悪役スマイスの、あまりにも幼稚すぎる考え方や行動には唖然とさせられる。

突然ロボットと同期して操れるようになる、特殊能力に目覚める主人公や、中盤から終盤にかけての、ショーンとアレックスのラブストーリー展開。
馬に乗って城から逃げるケイトや、元教え子との「スマイスに監禁されている」「されてないから鍵を渡しなさい」というやり取りなど、B級パニック映画を作った監督ならではのギャグまで詰め込まれている。

とにかく何でもありで、統一感が無いストーリーになってしまっている。

悪役スマイスも死んで、ロボットもいなくなってめでたしめでたしで終わると思いきや、メディエイターと同期して何かが変わったのか、空を見上げて不気味な笑顔を浮かべるショーンのアップで終わっているのも使い古された演出だ。

スティールワールド 感想まとめ

設定はそこそこ面白いのに、あれもこれもと試してみたら収集が付かなくなった、という印象の映画。
ストーリーや演出、設定と全てが中途半端なので、目立った面白さもなければ印象的なシーンも少ない。

VFXを担当したのが、「オール・ユー・ニード・イズ・キル」の世界感を作ったチームで、“スピルバーグが作り忘れたかのような傑作”のB級パニックホラー「グラバーズ」のジョン・ライト監督作品。
2015年には、日本の漫画を原作とした「KITE」に出演したカラン・マッコーリフ主演で、「Xファイル」シリーズのジリアン・アンダーソンなど脇を固める俳優陣もスタッフも豪華なのに、もったいない内容に仕上がっている。

集中して見るよりも、軽い気分で見たい映画。

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