映画『猟奇的な彼女』あらすじとネタバレ感想

猟奇的な彼女の概要:「猟奇的な彼女」は、2001年の韓国映画。クァク・ジェヨン監督の「彼女」シリーズ第1作。乱暴な彼女(チョン・ジヒョン)と優しすぎる大学生キョヌの暴走ラブ・コメディ。「最強☆彼女」(08)まで4作製作されています。

猟奇的な彼女 あらすじ

猟奇的な彼女
映画『猟奇的な彼女』のあらすじを紹介します。

ダサい大学生キョヌ(チャ・テヒョン)は、ある晩、地下鉄の駅で酔っ払いの女性(チョン・ジヒョン)に出会う。酔っていなければ、理想の彼女なのだが、電車の中で吐いたり、他の客にからんだりと全く手に負えない。
仕方なしにホテルで彼女を介抱するが、数日後彼女から呼び出されます。

”死にたい?ぶっ殺すぞ!”が口癖の彼女。友人以上恋人未満の仲だが、いつも一方的に殴られたり怒声を浴びる毎日。ところが、キョヌは、そんな彼女をやさしく見守りつつ、付き合います。そんなある日、彼女が大切な人と死に別れ、忘れられないという悩みを持っていることを知ります。
その心が癒えないうちは付き合うことはできないと!それでも、キョヌは恋人がするように彼女の誕生日にバラを贈ったり、彼女の書いた”妄想シナリオ”を読むなど尽くし続けます。

ある年の彼女の誕生日。遊園地のロマンチック・デートを計画するが、深夜の遊園地には失恋した脱走兵が!2人は拘束されるが、彼女の機転で脱走兵を説得することに成功。事なきを得たのでした。ロマンチックとは程遠いデート。
またある時は、彼女の見合い当日に同席させられます。彼女がトイレに立ったあと、見合い相手に彼女の事を託してキョヌは去ります。

彼女の心の傷は未だ癒えないようで・・・キョヌの努力も空しく、2人は関係を見直すため、2年間会わないことを決めます。そして2年後、タイムカプセルを埋めた木の下で会うことを約束するが。彼女は来ない!
ラストまでハラハラどきどきの展開。キョヌは、いとこの叔母さんに呼ばれてある場所へ行くと、そこで待っていたのは・・・!

猟奇的な彼女 評価

  • 点数:60点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2001年
  • 上映時間:122分
  • ジャンル:ラブストーリー、コメディ
  • 監督:クァク・ジェヨン
  • キャスト:チョン・ジヒョン、チャ・テヒョン、キム・インムン、ソン・オクスク etc

猟奇的な彼女 ネタバレ批評

映画『猟奇的な彼女』について、感想批評です。※ネタバレあり

暴走ロマンス!乱暴な彼女VS優しすぎるキョヌ

恋愛映画における男女の関係が、2000年以降、変化してきました。従来の女性なら、優しく美しい人が好まれるであるとか、男性なら強くたくましいといったイメージで語られることが多かったように思えます。

しかし、女性の社会進出も当たり前となり、対等な関係へと進むと映画の表現も現実へ追いついていきます。本作では、乱暴な彼女と優しすぎるキョヌです。過激すぎて上手に付き合えるとは、到底思えないのだが、映画はそんな関係を強引に成立させてしまう。

いろいろな考え方や性があってもいい。周りの人に迷惑をかけなければ。韓国映画に描かれるラブ・コメディが面白いのには理由があります。1つは、原作があること(実体験?)、2つめは、強い女性を好む・望む人が多い点があると推測します。

映画の様なちょっと強引な関係性を求めているのかも。クァク・ジェヨン監督の「猟奇的な彼女」がヒットしたのも、そういう理由があったのではないでしょうか。その人気に続けとばかり、本作以降、「僕の彼女を紹介します」(04)から「最強☆彼女」(08)まで4作も作ってしまう。

さすがに5作めはないだろうと思うけど、もう「彼女」シリーズは見飽きたと思わないのだろうか?

劇中の、”妄想シナリオ劇場”が面白い!

「猟奇的な彼女」の最大の魅力は、ラブ・コメディではない。ずばり、”妄想シナリオ劇場”にあるのではないでしょうか?ラブ・コメディだけだと本編がすこしだらけてしまうので、後半戦に彼女が書いたシナリオをキョヌに強引に読ませるという流れで入れています。

SFや歴史ファンタジー物、アクションとシナリオの変化が富んでいて面白い!チョン・ジヒョンはコメディの才能にあふれています。やっぱり、ずれていたんだな・・と彼女の考え方が分かり、それならキョヌが振り回されるのも仕方がないかと思えてくるから不思議です。

ストーリー構成に緊張感が出て、最後まで飽きることなく観ることができます。もしかすると、パロディ要素もあるかもしれません。2度観ると面白さにハマる映画です。個人的には、こんなやっかいな恋愛は嫌です。

猟奇的な彼女 感想まとめ

もし実際にこんな恋人がいたら面白い!きっと応援することでしょう。ラブ・コメディの暴走ぶりもブッとんでいるのですが、はし休めのように後半戦に”妄想シナリオ劇場”が始まる流れが上手い。本編よりも、彼女の性格の一端が観れたりしてユニークです。

また改めて、チョン・ジヒョンのコメディアンヌぶりに魅せられました。いつも”死にたい?ぶっ殺すぞ!”が口癖の彼女ですが、ラストの再会するシーンではホロリとさせられます。まるでジェットコースターのような恋。

本作のイメージが強いチョン・ジヒョンですが、久しぶりにテレビドラマに戻ってきたようです。2013年に「星から来たあなた」に出演。「太陽を抱く月」で大ブレイクした人気俳優キム・スヒョンと共演しました。
これからも韓国映画&ドラマから目が離せません。

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