映画『猟奇的な彼女』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「猟奇的な彼女」のネタバレあらすじ結末

猟奇的な彼女の概要:電車の中で僕は運命の女性に出会った。口が悪くて酒乱、平気で人を殴る僕の「猟奇的な彼女」。女の子みたいな草食系男子キョヌのやさしさが凶暴な心を癒して行く。韓流ブームのきっかけになったラブロマンス映画。

猟奇的な彼女の作品概要

猟奇的な彼女

公開日:2001年
上映時間:122分
ジャンル:コメディ、ラブストーリー
監督:クァク・ジェヨン
キャスト:チョン・ジヒョン、チャ・テヒョン、キム・インムン、ソン・オクスク etc

猟奇的な彼女の登場人物(キャスト)

キョヌ(チャ・テヒョン)
小さい頃は自分の事を女の子だと思っていた。心優しい青年のキョヌは泥酔した女性を電車で助ける。最初は嫌いだった彼女に次第に惹かれていく。
彼女(チョン・ジヒョン)
最愛の恋人を亡くしたばかりの女性。そのショックが彼女を凶暴にしていた。口が悪くすぐ人を殴る。曲がった事が大嫌い。

猟奇的な彼女のネタバレあらすじ

映画『猟奇的な彼女』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

猟奇的な彼女のあらすじ【起】

彼女と僕は2年前タイムカプセルを埋めた。彼女はまだ来ない。

キョヌ(チャ・テヒョン)は小さい頃まで自分を女だと思っていた。母親から何度も電話がかかってくる。一人息子を亡くしたばかりのおばさんに会いに行けと何度もうるさい。

酔っぱらった女(チョン・ジヒョン)がホームギリギリに立っていた。それを救う。顔は好みだが、酔っぱらいの女は嫌いだ。

年寄りに席を譲れと女は叫んだ。かなり酔っぱらっている。そして吐きそうだ。老人の上に嘔吐して、自分は倒れてしまった。

彼女をおんぶしてとりあえずホテルに入る。ドアを開けると警察に捕まってしまった。留置所で一夜を過ごし、帰るなり母親は、おばさんの家に行けなかったキョヌを叱った。

あのときの女から電話がかかってきた。ついて来いと命令する。アイスクリームを頼もうとすると死にたいの?と恐喝された。気が強い、めちゃくちゃ怖い。でも僕のタイプだ。次は居酒屋に連れて行かれる。彼女は援助交際をしようとしているテーブルに噛み付いた。帰ってくるなりどんどん酒を飲み干す。いきなり泣き出した。昨日彼氏に振られてしまったらしい。

また倒れた彼女をホテルに寝かす。また吐く。それでも優しいキョヌは彼女を介抱する。

猟奇的な彼女のあらすじ【承】

教室にあの彼女が入って来た。キョヌの隣に座る。教授に帰っていいと言われるキョヌは彼女に無理矢理連れ出された。

遊園地に連れてこられたキョヌ。彼女はシナリオを書いていた。読み飛ばすと怒る。韓国人はラブストーリーが大好き。アクションじゃなくてラブストーリーにしろとキョヌはアドバイスした。彼女は遠くを見ながらあの人が忘れられないと言った。油断したキョヌは池に突き落とされる。

酔った勢いでキョヌは彼女に復讐を誓った。勢いだけでただつぶれるだけ。キョヌが目覚めるとまた拘置所の中だった。

当たり屋に馬鹿にされてキレるキョヌ。彼女が迎えに来た。幸せな気持ちはすぐ去り、ボコボコに殴る彼女。

エッチな写真をパソコンで見ていたキョヌに彼女から不幸のメールが届いた。明後日は私の誕生日、楽しませろ、忘れたら殺すと書いてあった。

夜の遊園地でデートしようとした2人。そこには銃で武装した男がいた。タイミングが悪すぎる。その男は軍からの脱走兵だった。2人に説得されるが、キョヌのヘタレさに銃を突きつける脱走兵。彼女が先に脱出すると建物は軍に包囲されていた。

命が惜しいキョヌは脱走兵に抜け道を教えるが、人質になってしまう。彼は恋人が別の男と付き合っていることに失望し、この事件を起こした。彼女が泣きながら説得して脱走兵は降伏する。情けないキョヌはまたボコボコに殴られてしまうのだった。

猟奇的な彼女のあらすじ【転】

彼女と待ち合わせしてデートする。彼女が凶暴なのは強がってるからで、悲しみを隠してるからだ。そんな彼女がかわいい、大好きなキョヌだった。いつものめちゃくちゃなシナリオを読む。彼女にシナリオにはいつも未来人が出てくる。いやにタイムマシンにこだわる彼女だった。

彼女といるとあっという間に時間が過ぎる。今日は2人でスカッシュをしに行った。僕は運動音痴だ、ボールが全部顔に当たる。今日は剣道をする。全部一発で負けてしまう。情けないキョヌ。

今日はおしゃれした彼女が待っていた。高いヒールで足が痛いという。いじわるな彼女はスニーカーとヒールを交換しようと言う。すれ違う人が全員笑っている。

雨が降り始めた。2人でずぶ濡れになりながら走る。はじめて彼女に家に招待された。酒を飲みながらつぶれる父親。彼女は自分のお見合いを蹴って自分に会いに来ていた。しかし彼女の両親にもう会うなと言われてしまう。

久しぶりに彼女から電話がかかって来た。バラの花束を持って来いという。壇上でピアノを弾いて待っていた彼女にバラを渡したキョヌ。制服に着替えてクラブに向かう。2人でいればなんでも楽しかった。

猟奇的な彼女のあらすじ【結】

彼女から電話が来た。お見合いの席に来てほしいという。そのお見合い相手はいい男だった。キョヌは彼女がトイレに行ってるあいだ、彼女のマニュアルを語っていた。その言葉に走り出す彼女。キョヌは誰よりも自分の事を理解して、大切にしてくれていた。

キョヌは彼女を見つけた、抱き合う2人。キョヌは自分の気持ちを手紙に書いた。彼女は崖の反対側に行って自分の声が聞こえるか試したいと言った。いつものワガママだ。彼女は聞こえないのをわかっていた。泣きながらごめんねと言う。

2人の手紙をタイムカプセルに入れて木の下に埋めた。2年後に再会して手紙を読もう。もし気持ちがあったらここで付き合おう。今はとりあえず別れる。そのときまで成長することを約束した。

彼女と別れて僕は寂しかった。彼女との思い出をインターネットに書いたキョヌは出版社に呼ばれた。自分が書いたシナリオ「猟奇的な彼女」が人の目にとまったのだ。

そして2年後、彼女は来なかった。1人でタイムカプセルを開けた。彼女の気持ちを手紙で知ったキョヌ。毎年欠かさずあの木の下に通った。

死んだ彼氏のお母さんに会う。今日は彼女に紹介したい男性がいるという。そこに現われたのはキョヌだった。おばさんはなんであの時会いにこなかったのかキョヌを責める。

2人はまた巡り会う。またここから始めよう。

猟奇的な彼女の解説・レビュー

暴走ロマンス!乱暴な彼女VS優しすぎるキョヌ

恋愛映画における男女の関係が、2000年以降、変化してきました。従来の女性なら、優しく美しい人が好まれるであるとか、男性なら強くたくましいといったイメージで語られることが多かったように思えます。

しかし、女性の社会進出も当たり前となり、対等な関係へと進むと映画の表現も現実へ追いついていきます。本作では、乱暴な彼女と優しすぎるキョヌです。過激すぎて上手に付き合えるとは、到底思えないのだが、映画はそんな関係を強引に成立させてしまう。

いろいろな考え方や性があってもいい。周りの人に迷惑をかけなければ。韓国映画に描かれるラブ・コメディが面白いのには理由があります。1つは、原作があること(実体験?)、2つめは、強い女性を好む・望む人が多い点があると推測します。

映画の様なちょっと強引な関係性を求めているのかも。クァク・ジェヨン監督の「猟奇的な彼女」がヒットしたのも、そういう理由があったのではないでしょうか。その人気に続けとばかり、本作以降、「僕の彼女を紹介します」(04)から「最強☆彼女」(08)まで4作も作ってしまう。

さすがに5作めはないだろうと思うけど、もう「彼女」シリーズは見飽きたと思わないのだろうか?

劇中の、”妄想シナリオ劇場”が面白い!

「猟奇的な彼女」の最大の魅力は、ラブ・コメディではない。ずばり、”妄想シナリオ劇場”にあるのではないでしょうか?ラブ・コメディだけだと本編がすこしだらけてしまうので、後半戦に彼女が書いたシナリオをキョヌに強引に読ませるという流れで入れています。

SFや歴史ファンタジー物、アクションとシナリオの変化が富んでいて面白い!チョン・ジヒョンはコメディの才能にあふれています。やっぱり、ずれていたんだな・・と彼女の考え方が分かり、それならキョヌが振り回されるのも仕方がないかと思えてくるから不思議です。

ストーリー構成に緊張感が出て、最後まで飽きることなく観ることができます。もしかすると、パロディ要素もあるかもしれません。2度観ると面白さにハマる映画です。個人的には、こんなやっかいな恋愛は嫌です。

猟奇的な彼女の感想まとめ

もし実際にこんな恋人がいたら面白い!きっと応援することでしょう。ラブ・コメディの暴走ぶりもブッとんでいるのですが、はし休めのように後半戦に”妄想シナリオ劇場”が始まる流れが上手い。本編よりも、彼女の性格の一端が観れたりしてユニークです。

また改めて、チョン・ジヒョンのコメディアンヌぶりに魅せられました。いつも”死にたい?ぶっ殺すぞ!”が口癖の彼女ですが、ラストの再会するシーンではホロリとさせられます。まるでジェットコースターのような恋。

本作のイメージが強いチョン・ジヒョンですが、久しぶりにテレビドラマに戻ってきたようです。2013年に「星から来たあなた」に出演。「太陽を抱く月」で大ブレイクした人気俳優キム・スヒョンと共演しました。
これからも韓国映画&ドラマから目が離せません。

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