映画『プライベート・ライアン』あらすじとネタバレ感想

プライベート・ライアンの概要:スティーヴン・スピルバーグ監督、トム・ハンクス主演の1998年公開の戦争映画。第二次世界大戦中のノルマンディ上陸作戦の裏で行われていた、ライアン二等兵救出作戦の様子を描いた。

プライベート・ライアン あらすじ

プライベート・ライアン
映画『プライベート・ライアン』のあらすじを紹介します。

ライアン家の4人兄弟のうち、3人がノルマンディー上陸作戦中に戦死した。
だが末息子のジェームズ・ライアンだけはノルマンディ上陸作戦の前日、パラシュート部隊として上陸したまま、行方がわからなくなっていた。
上層部の決定で、生死もどこにいるかもわからないライアン二等兵を救出するための特別部隊が編成されることとなる。
ミラー大尉、ホーヴァス一等軍曹、ライベン一等兵、メリッシュ二等兵、カパーゾ二等兵、ジャクソン二等兵、衛生兵でもあるウェイド四等特技兵、そしてドイツ語とフランス語を話せるという理由で若いアパム伍長が抜擢された。

途中、ドイツ軍と交戦中の部隊と行動を共にするが、取り残された民間人に気をとられたカパーゾが狙撃され命を落とす。
その後、ライアンと同じパラシュート部隊だった兵士から手がかりを得たミラー大尉たちは、途中でドイツ軍の機関銃隊と遭遇。
ウエイドが命を落とし、捕虜になったドイツ軍兵士に怒りをぶつけるが、捕虜を連れては進めないので放り出してしまう。

ついにライアン二等兵を発見したミラー大尉たちは、本国帰還命令を伝えるが、ライアンは仲間を残して国に帰れないと断る。
自分たちがライアンを守ればいいと考えたミラー大尉たちは、ライアンたちの任務を手伝うことに。

プライベート・ライアン 評価

  • 点数:80点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:1998年
  • 上映時間:170分
  • ジャンル:アクション、ヒューマンドラマ
  • 監督:スティーヴン・スピルバーグ
  • キャスト:トム・ハンクス、トム・サイズモア、エドワード・バーンズ、バリー・ペッパー etc

プライベート・ライアン ネタバレ批評

映画『プライベート・ライアン』について、感想批評です。※ネタバレあり

ノルマンディ上陸作戦を描いたリアルな場面がすごい

冒頭の30分間を使って、ノルマンディ上陸作戦の様子を迫力満点に描いているのが特徴の作品。
本物の戦争の様子を見ているかと錯覚するような、あまりにもリアルな映像とグロテスクさや、たくさんの兵士役のキャストたちの悲痛な叫び声が胸に刺さるシーンでもある。
その後、ミラー大尉を中心とした救出部隊の8人にフォーカスを当てたストーリーへと進む。
最初にノルマンディ上陸作戦の全体像を見せることで、どんなに勇敢な兵士だろうと死にたくないのだという本能的な部分や、美談では語れないものが多いと教えられる。

キャスト陣のキャラクター作りの背景

兵救出部隊がライアンを見つけた時、彼は仲間も兄弟同然だから帰還命令は聞けないと言い張る。
そこまでにライアンに対して「助けに向かう意味などあるのか」とあからさまな怒りを抱えていた人物と衝突するシーンはリアル。

ミラー大尉役のトム・ハンクスをはじめとした特殊部隊の8人とライアン役のマッド・デイモンは、撮影前に軍の過酷なトレーニングに参加したという。
そしてマッド・デイモンだけが途中でトレーニングを抜けるよう指示されたのだ。
そうやって8人の特殊部隊のリアルな戦闘シーンや、ライアンに対する怒りのベースを作ったというからすさまじいキャラクター作りの様子が伺える。

英雄にはなれないアパムに考えさせられるストーリー

アパムに対しての苛立ちがどんどん溜まっていくようなストーリーは特種だが、全員が勇敢なヒーローになれるわけではない、という現実も感じさせるストーリー。
緊張感もなく夢物語を話し、捕虜となったドイツ兵にはフレンドリーに接し、仲間が弾切れでアパムを待っている時も動けずに仲間を見殺しにしてしまうアパム。
だがライアンたちとの戦いで捕虜になったドイツ兵の中に、以前フレンドリーに接していたドイツ兵を見るや否や、すぐさま彼を射殺してしまうのだ。
苛立ちと共に、“戦争を体験していなかったらアパムのようになるのでは?”と考えさせられるキャラクターでもある。

プライベート・ライアン 感想まとめ

3時間弱という長時間にわたる作品なのだが、驚くほどリアルな戦闘シーンや人物描写、特徴的なキャラクターの存在があってあっという間に感じてしまう作品。
2時間半を過ぎると、さすがに「まだ終わらないのか?」とは感じてしまう部分もあるが、見終えた後に考えさせられる部分も多く、いらないシーンなど無いと感じられる。
30分弱のノルマンディ上陸作戦の様子はすさまじいものがあり、テレビで放送される際には大きくカットされるというのにもうなずける。

物語のベースになったのは、ナイランド兄弟という実在の人物の話であると言われていて、アメリカ軍では兄弟が全員亡くなった場合、最後の一人は強制的に帰国させられるというルールがあるのだという。

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