映画『青春の夢いまいづこ』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「青春の夢いまいづこ」のネタバレあらすじ結末

青春の夢いまいづこの概要:父の急死によって、若くして社長に就任した男、学生気分が抜けない男は、ズルをして友人達を自分の会社に入社させる。立場の変わった友人達との関係は、かつてのようにはいかなくなってしまう。

青春の夢いまいづこの作品概要

青春の夢いまいづこ

公開日:1932年
上映時間:92分
ジャンル:ラブストーリー、青春
監督:小津安二郎
キャスト:江川宇礼雄、田中絹代、斎藤達雄、武田春郎 etc

青春の夢いまいづこの登場人物(キャスト)

堀野哲夫(江川宇礼雄)
お金持ちの家に生まれた男。父親が急死しため、大学を中退して社長に就任する。お繁のことを好きだったが、仕事のせいで会えなくなってしまう。学生気分が抜けず、協力して仲間を自社に入社させる。陽気だが、男気のある男。
お繁(田中絹代)
堀野達と仲の良い、ベーカリーで働く女。堀野と両思いだったが、距離が空いてしまう。その間に、同じグループだった斎木と婚約をする。グループのマドンナ的存在。
斎木太一郎(斎藤達雄)
堀野達と仲の良い男。真面目で勤勉だが、いまいち成績は良くない。お繁と婚約する。堀野の会社で働き始め、堀野が社長になったことで態度を変える。堀野のお繁に対する気持ちを知り、身を引こうと考える。
島崎省吾(笠智衆)
堀野達と仲の良い男。斎木達と共に、堀野の会社に入社する。社長という立場になった堀野に対して、態度を変える。元応援団。
熊田順助(大山健二)
堀野達と仲の良い男。斎木達と共に、堀野の会社に入社する。大きな体が特徴。お調子者。

青春の夢いまいづこのネタバレあらすじ

映画『青春の夢いまいづこ』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

青春の夢いまいづこのあらすじ【起】

ものすごい勉強家だが、成績は全くダメな斎木と言う男が本を読みながら学校をうろうろしている。教師達からも一目置かれるそんな斎木に近づいてきたのは、友人のお繁という女。彼女は、勉強ばかりしている斎木に笑顔で話しかける。

その学校の校庭で、堀野という男が応援団として活動していた。それを見たお繁は、どうして斎木も応援団に入らないのかと質問をする。斎木は、貧乏だから遊んでいる暇がないのだと説明をする。

斎木と堀野とお繁は、よく遊ぶ仲良しグループのメンバー。優しいお繁を、堀野は気になっていた。お繁も、堀野のことを好いている様子だった。

授業中にも将棋をして遊ぶなど、堀野は決して真面目といえるような生徒ではない。堀野商事の社長である堀野の父の謙蔵は、夕方にビールを飲むことを一番の幸せに感じている。そんな親子は、とても良い関係にある。堀野は謙蔵に、叔父さんが紹介してくれた女性がしつこいのだと文句を言う。堀野の家を訪ねてきたその女性と母親を、謙蔵は上手く追い払う。

青春の夢いまいづこのあらすじ【承】

追い払うことに成功した二人は、お祝いにと言ってお酒を酌み交わす。そこへ、紹介者の叔父の貢蔵がやってくる。堀野は、ひどく怒られる。謙蔵は、その様子を見ながら大笑いして酒を飲んでいる。

ある試験の日、堀野はカンニング工作にいそしんでいた。仲間の熊田は、骨が折れたと嘘をついて答えの書いてあるコルセットをしている。それを、仲間の島田と斎木と堀野の連携でお互いに知らせている。そこへ、突然謙蔵が倒れたという連絡が入る。

一人、学校をあとにする堀野。途中でお繁とすれ違うも、軽い挨拶をしてすぐに家へと向かう。

家に着いた堀野だったが、謙蔵はもう危険な状態だった。会社で書類を見ているときに、突然脳溢血で倒れてしまったのだ。親族は、謙蔵の眠る布団の周りに集まり、涙を流している。そして、ついに謙蔵が死んでしまう。

結果、堀野は大学を途中退学することになる。父の残した堀野商事を、若くして継ぐことになったのだ。彼は、堀野商事の社長に就任することになる。

青春の夢いまいづこのあらすじ【転】

まだまだ幼い堀野。重役の挨拶の時に、落書きをして遊んだりしている。重役である貢蔵が、堀野を連れて各社員達に挨拶回り出掛ける。その垢抜けた雰囲気を隠せないでいた堀野だが、その雰囲気が女性社員からは高評価を受けていた。

一年が経ったが、堀野の学生気分は抜けきれていなかった。そんな頃、仲間達の大学の卒業が迫っていた。熊田と島崎と斎木が、堀野の家を訪れてくる。三人は、就職活動に苦戦していた。そこで、堀野商事で働かせて欲しいとお願いしてきたのだ。こればかりはどうにもならないと断る堀野。

堀野商事の入社試験に、仲間の三人がいた。堀野は彼らのカンニングを手伝い、答案用紙を彼らに渡す。そして、上手く入社させることに成功する。

貢蔵に再び女性を紹介された堀野。しかし、あまり乗り気ではない。その女と車に乗っているとき、お繁が道を歩いているのを発見する。堀野は喜んでお繁のもとへ駆け寄る。引越しの最中だというお繁を、堀野は喜んで手伝う。

青春の夢いまいづこのあらすじ【結】

堀野が引越しを手伝っていると、その家に斎木がやってくる。会社をサボってやってきた斎木は、社長である堀野に対して申し訳なさそうな顔をしている。しかし、堀野は全くそれを気にしていない様子を見せる。斎木が帰ったあと、堀野はお繁に愚痴を漏らす。上司になってしまった堀野に対する斎木や島崎や熊田の態度が、昔とは全然違うと悲しんでいたのだ。

会社に帰った堀野は、貢蔵に好きな人がいることを伝える。そして、旧友達にもお繁と結婚したい旨を伝える。しかし、斎木の顔は冴えないでいた。

斎木の母親が、堀野の自宅を訪れる。彼女は、心の底からの謝辞を述べる。そして、堀野は斎木がお繁と婚約していることを知る。社長と部下という立場から、斎木はずっと言い出せないでいたのだ。

堀野はお繁のもとを訪れ、真相を聞く。気持ちを伝えた上で、幸せになってくれとお繁を勇気づける。

斎木は、友人達と相談してお繁を諦めようとしていた。そこへ堀野が現れ、お繁を諦めようとする斎木や、兼ねてから不満だった堀野に対する友人達の態度に対して不満を言う。それでも、社長と部下という関係は変わらないという斎木を堀野は殴りつける。

堀野は、友人達と仲直りをした。新婚旅行に出るという斎木とお繁を、堀野達は見送るのだった。

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