映画『戦国自衛隊1549』あらすじとネタバレ感想

戦国自衛隊1549の概要:2005年公開された日本映画。1979年に公開された「戦国自衛隊」のリメイク的作品と宣伝されたが、実際には内容もキャラクターも全く異なるため同モチーフの別作品である。自衛隊の隊員が戦国時代にタイムスリップをする物語。

戦国自衛隊1549 あらすじ

戦国自衛隊1549
映画『戦国自衛隊1549』のあらすじを紹介します。

2003年、自衛隊の駐屯地でその事故は起こった。
的場一佐(鹿賀丈史)率いる第三特別実行部隊は、ソーラーマキシムの大掛かりな電磁波実験の途中その場から忽然と姿を消したのだ。
それと入れ替わるように1547年の戦国時代から七兵衛(北村一輝)という人物がやってくる。
どうやら第三舞台は、1547年にタイムスリップしたものと思われた。
その後、日本にはブラックホールと呼ばれる黒い穴が出来、周りの物を飲み込み始めてしまう。

2年後、そのホールが次第に新食を始めどんどん大きくなってきていた。
これを2年前に送られた第三舞台が歴史を変え始めたせいだと懸念した自衛隊は、ある策を考える。
それは、的場一佐の救出と歴史を元に戻すこと。
最悪の状態であれば、彼らの抹殺をも許された。
そこで的場の弟子・鹿島(江口洋介)を入れた特殊部隊・ロメオ部隊を編成し、七兵衛を同行させ1549年に送り込むことにする。
彼らに与えられた時間は74時間26分。

1549年に着いてみると織田信長の独裁政治が行われていた。
しかしこの信長こそがタイムスリップした的場であった。
そして一緒に到着した自衛隊員は天導衆と名を変えて、現代兵器を使い強さを誇示している。

しかしここで鹿島は歴史を戻せることに気が付く。
未来の織田信長、豊臣秀吉になる逸材がいたのである。
そして遂に的場との一騎打ち。
歴史はその時に生きている人間が作るものだと言い、的場を殺害する。
そして現場を壊滅させ、時代を2人の若者に託しヘリコプターで現代に戻るのであった。

戦国自衛隊1549 評価

  • 点数:80点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★★

作品概要

  • 公開日:2005年
  • 上映時間:119分
  • ジャンル:アクション、ファンタジー、歴史
  • 監督:手塚昌明
  • キャスト:江口洋介、鈴木京香、鹿賀丈史、北村一輝 etc

戦国自衛隊1549 ネタバレ批評

映画『戦国自衛隊1549』について、感想批評です。※ネタバレあり

最後は納得のタイムスリップ映画

時代が移動するタイムスリップ映画はラストの持って行き方が難しい。
感動系にするか、ミステリアス、もしくは納得のいく歴史との混合物語だ。
本作品のラストは歴史と現代の物語の融合である。

現代に生きる的場率いる自衛隊が、1547年にタイムスリップして信長になっているというのがまず面白い。
この信長役の鹿賀丈史も憎いほどに演技が上手いのである。
そして一緒に来た隊員は天導衆となり、現代の武器の製造技術を取り入れた最高の兵器を手に世界を自分のものにしようとしているのだ。
現代の武器を造る事が出来れば、もちろん強いに決まっている。
ありがちではあるがこの辺りからゾクゾクしてくる。

しかし問題なのは信長を鹿島が討ち、歴史を改変することだ。
信長と名乗っていたのに殺されるわけであるから本当は変えてはいけない歴史を変えてしまう。
しかし鹿島は近くにいる若者を信長と秀吉になる男だったと気がつき、その2人を立たせることで時代を元に戻そうとする。
つまり的場のことは殺害するが、そこに信長と秀吉を作るという最高の案を生み出すのだ。

口コミではB級で酷い映画だと言う声が多く聞かれるが、実はかなり歴史にのっとって出来たファンタジーである。
そもそもこの映画は史劇では無いのだから、そんなに事実に忠実に描かなくて良い。
最後に一般的に知られている程度の歴史に戻し「あ~!なるほど!」と思わせれば成功なのである。
そのような目から見たら大成功の部類の歴史ファンタジー映画であると言えるだろう。

リメイクと思って見ないこと

この作品はリメイクだと勘違いされることがあるが、実際には1979年の作品とはあまり関係が無い。
もちろん原作は同じではあるが、登場人物などがまるで違うのだ。
前作を見て面白いと思った人もそうでない人も決めつけずにオリジナル作品として見て欲しい。
恐らく本作品の方が楽しめると思う。

戦国自衛隊1549 感想まとめ

日本映画のタイムスリップものは比較的面白く無いものが多い。
その理由の1つに規模の小ささがあげられるだろう。
海外の映画は国土も広く、人物設定もスケールが違う。
だからこそ大作と呼ばれるファンタジー作品が多く出回っているのだろうが、日本は違う。
元々のスケールは何にしても小さく、ファンタジーには向いていないのだ。

だが、その中で良く頑張ったと褒めてあげたい映画の1つが本作品である。
戦国時代という日本人が最も知識のある時代を背景に、現代と上手く交差させる。
そして戦いの規模のスケールの小ささもカバーし、日本らしさを演出しているのだ。
信長と秀吉を上手く駒として使い、ドラマを魅力的にしたのは監督の流石の仕事である。

Amazon 映画『戦国自衛隊1549』の商品を見てみる