映画『セトウツミ』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「セトウツミ」のネタバレあらすじ結末

セトウツミの概要:高校2年生の内海と瀬戸は、いつも放課後に同じ場所で待ち合わせている。そんな二人の会話だけで物語は展開されていく。彼らの「喋る」だけの青春。面白くも切ない、二人の男子高校生の青春を描いた作品。

セトウツミの作品概要

セトウツミ

製作年:2016年
上映時間:75分
ジャンル:青春
監督:大森立嗣
キャスト:池松壮亮、菅田将暉、中条あやみ、鈴木卓爾 etc

セトウツミの登場人物(キャスト)

内海想(池松壮亮)
クールなインテリメガネの高校2年生。放課後、塾に行くまでの1時間半を瀬戸と過ごしている。
瀬戸小吉(菅田将暉)
ちょっとおバカなツンツン頭の高校2年生。飼い猫ミーニャンを可愛がる。放課後は、内海と過ごしている。
樫村一期(中条あやみ)
瀬戸の片思いの相手。しかし本人は、内海に思いを寄せている。妹の名前は「一会」であり、姉妹の名前を合わせると「一期一会」になる。
鳴山(成田瑛基)
内海たちの先輩。二人は、この先輩にビビっている。

セトウツミのネタバレあらすじ

映画『セトウツミ』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

セトウツミのあらすじ【起】

同じ学校に通う高校2年生の内海と瀬戸は、いつも放課後に同じ場所で待ち合わせている。そして、内海の塾の始まる時間まで、階段に腰掛け、たわいない会話をしている。

瀬戸は、内海の態度が人を見下しているように見えると言い出す。強面の先輩、鳴山にも「お前の顔がむかつく」と言われたばかり。瀬戸が「神妙な面持ちをしろ」と言うが、内海も、言い出しっぺの瀬戸も、神妙な面持ちができない。深刻な話をするから、神妙な面持ちをしろと言って、瀬戸が話し始めた内容は「飼い猫のミーニャンが原因で、両親が離婚しそう」だという話。

ここで二人は、目の前で川をずっと見ているおじさんが気になりだす。話は再び鳴山先輩の話になり、ああいう人が偉大な奴になりそうだと意見が一致する。

そこへ同級生の樫村が通りかかる。瀬戸は、彼女に恋をしているのだ。

川を眺めるおじさんの元へ歩み寄る人物、それは二人の会話に出てきた鳴山先輩だ。おじさんの正体は、彼の父親であり、現在は離婚して離れて暮らしており、18歳まで養育費を渡していたことが判明する。父親に「今までありがとう」と感謝する鳴山先輩を見て、二人は自然と神妙な面持ちになっていた。

セトウツミのあらすじ【承】

ついに樫村のメールアドレスをゲットした瀬戸。どんなメールを送れば良いか相談して、緊張しながらもメールを送り終える。樫村をメロメロにする方法を聞かれた内海は「アメとムチ」だと答えた。内海はいつも難しいことばっかり言うのが良くない、でも良いところもいっぱいあるから友達だと話す瀬戸。「もうアメとムチ使い分けてるやん」とすかさずの突っ込み。そのまま話は、バレンタインチョコの話になる。内海が貰ったチョコは1個だったので、バカにする瀬戸だった。その1個は樫村から?との問いに、否定しない内海。

そこへ樫村から、先ほどのメールの返信が来るが「どちら様?」と書かれていた。すぐに内海の元へ樫村から「知らん人からメール来て怖い」とのメールが送られてくる。

季節は進み、二人の制服も夏服に変わる頃。面白い遊びを思いついたと言い出す瀬戸は「ふしがある選手権」というゲームを提案する。会話の中に「ふしがある」という言葉をつけるのだ。内海は、瀬戸をフクロウのようだと言い始め、強い相手には体が細くなるが、弱い相手には体を大きく見せると比喩する。そこへ鳴山先輩が登場すると、二人ともフクロウのように体を細くした。

セトウツミのあらすじ【転】

現在のように放課後、内海と瀬戸が共に過ごすことになるまでの話が描かれる。

最初、塾までの時間を一人で持て余していた内海。学校ではほとんど喋らず、同級生とも距離を置いているような学生であった。今ではすっかり馴染みの場所になった、あの階段を見つけ腰掛けていると、そこへ樫村が話しかけてきた。

その頃、瀬戸は所属していたサッカー部を退部に追いやられていた。

ある日、内海がいつもの場所に腰掛けていると、初対面で馴れ馴れしく話しかけてきた人物がいた。それが瀬戸との出会いである。それからも度々、その場所へ姿を現すようになった瀬戸。

樫村に、瀬戸と仲良くなったことを聞かれると「利害関係が一致しただけ」と答えた内海であったが、いつもの場所で二人待ち合わせるのが当たり前になっていた。

学校は夏休みに入った。変わらず二人はいつもの場所に集まり、花火をし始める。花火をしながら、瀬戸のおじいちゃんが徘徊をするようになったという話をする。おじいちゃんは、入院中のおばあちゃんを探しているのだ。

夏休みが明け、いつもの場所で腰掛けている二人の前に、瀬戸の両親が現れる。まだ両親の離婚問題は解決されていないが、二人の仲の良さそうな雰囲気に、内海は「ええ夫婦やん」と言った。

セトウツミのあらすじ【結】

その日は、瀬戸の誕生日。内海は、知り合ったバルーンアーティストに頼んで、瀬戸を祝おうとする。内海からのプレゼントは、瀬戸が集めているという「ミケ貝」シリーズのガチャガチャ。

しかし暗い表情の瀬戸。実は今日、瀬戸の飼い猫のミーニャンが死んだのだと聞かされる。「よりによって誕生日に猫が死ぬって」と落ち込む瀬戸。瀬戸は後悔していることがあり、両親の離婚問題で辛かった時、ミーニャンに対して「お前のせいやぞ。早よ死んだらええ」と言ってしまったそうだ。そんな瀬戸に、内海は「ミーニャンは、きっと幸せやで」と声を掛ける。

瀬戸に「俺のええとこ10個言うて」と無茶振りされる内海。しかし「動物思い」としか言えなかった。俺は内海の良いところを10個言えると言い出した瀬戸。「イケメン、クール、頭が良い、親が金持ち、だから樫村さんにモテる、なのに樫村さんと付き合わない、だけどチョコを貰った」そんな自分がうんざりなんじゃないのかと瀬戸は続ける。

その時、目の前にミーニャンっぽい猫がやってくる。内海が「ミーニャンがお別れ言いに来たんちゃう」と言うと、瀬戸は猫を抱き上げ「ひどいこと言ってごめん」とミーニャンの名前を繰り返す。

季節は冬になり、樫村のエピローグが始まる。

内海に思いを寄せる樫村だったが、いつも瀬戸とばかりつるんでいる内海に対して「内海君って、ゲイなん?」と聞いてしまう。「女って、自分が相手にされへんかったら、すぐそういうこと言う」と返された。他の女の子と一緒にしないでと言うと「他の女も同じこと言うてたわ」と返される。思わずビンタしてしまう樫村。

二人がそんなやりとりをしていた時、瀬戸は一人、いつもの場所で内海が来るのを待っていた。内海と樫村、それぞれにメールをしながら。

いつもの場所で、いつものように腰を下ろす二人の後ろ姿を見ながら、樫村は「彼らもまた、一期一会を大切にしているのでしょう」と呟いた。

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