映画『シャドー・チェイサー』あらすじ・ネタバレ結末と感想

シャドー・チェイサーの概要:会社倒産の憂き目に会ったエリート証券マンを襲った危機は、家族の秘密と国家機密だった。狙われ逃げる主人公を追いつめる者は何者なのか。行き詰るサスペンスアクション。

シャドー・チェイサー あらすじ

シャドー・チェイサー
映画『シャドー・チェイサー』のあらすじを紹介します。

株の大損で会社倒産の憂き目にあったウォール街の証券マン・ウィル(ヘンリー・カヴィル)は、両親や弟と過ごすためにスペインの田舎町に来ていた。
ウィルは家族と共にボートで出かけたものの、彼を残す他の家族の面々は何者かの手によって拉致されてしまう。
ウィルもまた何者かに命を狙われるが、そこに現れたのは長年ウィルと犬猿の仲である外交官の父マーティン(ブルース・ウィリス)だった。

マーティンは自分はCIAで、拉致犯の目的は自分の仲間ジーン(シガニー・ウィーバー)が持っている
スーツケースの中身だと言った直後に殺されてしまう。

ウィルは、マーティンの携帯にディエゴという名の男から何度も電話が入っているのを不信に思い、ディエゴのオフィスに向かう。
しかし正当防衛で彼を殺してしまったウィルは受付にいたルチア(ヴェロニカ・エチェギ)と共に逃げる事になる。

誰がウィルの家族を誘拐したのか、そして謎のスーツケースの中身とは…。

シャドー・チェイサー ネタバレ結末・ラスト

ウィルの家族を拉致したのは、モサドの一員であるザヒール(ロシュディ・ゼム)。
マーティンは彼らの間で『トム』という名前で呼ばれており、家族と引き換えにブリーフケースを渡せとザヒールが脅している所から、最初は、マーティンが『何者か』からスーツケースを奪い、ザヒールに渡すものだったと判る。

マーティンにスーツケースを渡す予定だったのはジーンだった。
しかし彼女は直接情報をモサドに売った方が金になると思い、マーティンを始末し、行く行くは
マーティンの家族、そして関わる者を始末しようとしていたのだ。

ラストは、おびき出されたジーンがザヒールに撃たれスーツケースは彼の元に渡る。
そしてルチアの母がマーティンの愛人であり、ルチアとウィルは異母兄妹である事が発覚する。

シャドー・チェイサー 評価

  • 点数:85点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2012年
  • 上映時間:93分
  • ジャンル:アクション、サスペンス
  • 監督:マブルク・エル・メクリ
  • キャスト:ヘンリー・カヴィル、ブルース・ウィリス、シガーニー・ウィーヴァー、ベロニカ・エチェーギ etc

シャドー・チェイサー 批評・レビュー

映画『シャドー・チェイサー』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

望まれぬ形の騒動に巻き込まれる主人公

主人公のウィルは、家族と距離を保ってきたのが映画の冒頭部分で判る。

スペインの田舎町アリカンテで久々に家族と過ごす休暇でも、弟ジョシュ(ラフィ・ガロン)は恋人のコリンズ(エマ・ハミルトン)を連れて来ている。
だがウィルは、携帯片手にイライラして、休暇どころではない。
おまけに休暇先で自分の会社が倒産したのを告げられ失意の中から、騒動に巻き込まれていく。

二転三転するストーリー展開の末は

この後、主人公の身の上にふりかかる危険は、それどころではなくなる。

疎遠にしていた父親からはCIAだという爆弾発言を聞かされ、家族の命と引き換えとなる
重大な取引をしているとまで告げられる息子の心境は穏やかではない。

死んだ父親と、ほぼ入れ替わりで表れた父の同僚だというジーンに疑いをかけ、彼女から逃げる選択は正しいだろう。
だが、彼自身、ルチアが父親が浮気して生まれた妹とは判らないはずだ。

CIA側から見たこの事件とは

映画のラストで、カヴィル演じるウィルは、なくなった父親の代わりにCIAに入る事となる。
CIAからしてみれば、親が消えたとしても息子に資質があれば雇えるという皮肉めいた終わり方となっている。

自分がCIA側の人間であるならば、ウィルに対する『採用試験』が、今回の騒動と捉えるだろう。

シャドー・チェイサー 感想まとめ

ブルース・ウィリス、シガニー・ウィーバー、ヘンリー・カヴィルというキャスティングの組み合わせであれば、
大抵の人はウィリスが『ダイハード』ばりに目立つアクションを繰り広げるのを想定するだろう。

そこをウィリスを早めに退場させ、ウィーバーを悪役にすることで、カヴィルに出番を作っているのが、この作品である。
一見周囲のベテラン俳優に振り回されている様に見えるカヴィルだが、映画の中盤近くになってくると、落ち着きを払っているのが判る。

B級アクションながら、面白い作りになっている映画である。

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