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映画『シャドウハンター』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『シャドウハンター』の概要:ある日突然、妖魔との戦いに身を投じる事になったヒロイン。聖杯を巡り、熾烈な戦いへと踏み出して行く。吸血鬼や人狼が現れるダークファンタジー。作品の半分は、ほぼ戦闘シーンだが、様々な技が駆使されており飽きさせない。

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映画『シャドウハンター』の作品情報

シャドウハンター

製作年:2013年
上映時間:130分
ジャンル:アクション、ファンタジー
監督:ハラルド・ズワルト
キャスト:リリー・コリンズ、ジェイミー・キャンベル・バウアー、ロバート・シーアン、ケヴィン・ゼガーズ etc

映画『シャドウハンター』の登場人物(キャスト)

クラリー・フレイ(リリー・コリンズ)
15歳の少女。母親はシャドウハンター。記憶に聖杯の行方が隠されているが、封印されている。絵に物質を隠す能力を持っている。
ジェイス・ウェイランド(ジェイミー・キャンベル・バウアー)
秀でたデーモンハンター。金髪で痩身。クラリーに惹かれる。
サイモン・ルイス(ロバート・シーアン)
クラリーの親友で、彼女に好意を寄せている。クラリーについて行く内に、戦いへと巻き込まれる。
ルーク・ギャロウェイ(エイダン・ターナー)
クラリーの母親の親友で人狼。ずっとクラリーを見守って来た父親のような存在。
ヴァレンタイン・モーゲンスターン(ジョナサン・リス・マイヤーズ)
元ハンター。聖杯を利用し妖魔を制御する力を得た。聖杯を探している。クラリーの父親。

映画『シャドウハンター』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『シャドウハンター』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『シャドウハンター』のあらすじ【起】

15歳のクラリーは心配性の母親を持つ少女。彼女は友人のサイモンと、気になるマークを記したクラブへ入る。
店内で目配せをする男女を目にし、そこで人を殺す青年を目撃。サイモンにその事を話すも、彼女にしか見えていないようだった。

翌日、母親の制止をよそに、サイモンとカフェへ向かいマークの話をしていると昨夜、クラブで人を刺した青年を見る。サイモンには何も見えていないらしい。

一方、自宅へは男達が押し入り母親を襲う。男達は聖杯を探しているらしい。彼女は娘へ帰って来るなと電話した。
クラリーは急いで自宅へ戻るも、荒らされた室内に母親の姿は見えず、犬の姿をしたモンスターが待っていた。そこへ例の青年が現れ助けられたクラリー。

青年ジェイスが言うには、モンスターは妖魔らしい。クラリーと青年は、1階に住む魔女の部屋へ。クラリーの記憶が魔法使いにより、封印されている事が分かる。それは、彼女を守る為のものだと言う。

2階の自宅で物音がして向かうと、サイモンが来ていた。室内からジェイスが見慣れない小瓶を発見。クラリーは2人と一緒にルークの元へ向かった。
母親の親友ルークは2人の男に拘束され、聖杯の行方を問われていた。奴らは反乱軍の残党だと言うジェイス。見つかったクラリーはジェイスの助けを借りて、店から逃げ出した。

ジェイスはマークが記された研究所へ、クラリーとサイモンを連れて行く。中へ入ると突如、クラリーが倒れる。妖魔に腕を噛まれていた。噛まれた場所に傷を癒すルーン文字を刻む事で、事なきを得たクラリー。

ジェイス曰く、ルーン文字の効果を得られるのは、この世界の人間ではないらしい。普通の人間ならば、効果が強過ぎて耐えられないと言う。彼女をシャドウハンターだと断言するジェイス。そう言えば、母親の事もシャドウハンターだと言っていた。

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映画『シャドウハンター』のあらすじ【承】

この研究所はハンターの避難所兼、宿泊所だった。だが、聖杯を失ったハンターは激減。ハンターの数を増やすには、天賜の杯が要るらしい。彼らはクラリーを自分達の先生の元へ連れて行く。最高のシャドウハンターだという先生から話を聞いた。

その昔、十字軍兵士が大天使ラジエルを召喚。ラジエルは聖杯に血を注ぎ人々に与えた。それを飲んだ者は特別な力を得て、シャドウハンターとなった。血は親から子へと継承され、妖魔との終わりなき戦いを繰り広げた。

かつてハンターだったヴァレンタインは、聖杯を守る集団クレイヴに反乱し、それを奪った。だが、彼はハンターの進化を実現すべく強大な力を求め、自身の体で実験を開始。妖魔から汚れた血を取り込み、制御する力を得る。誰もが彼を恐れた。故に、クラリーの母親はヴァレンタインから聖杯を奪い去り、姿を消したのだった。恐らく、聖杯の行方を知るのは、記憶を封印された娘のクラリーだけ。

クラリーはジェイスと共に記憶の封印を解く為、サイレントブラザーズの元へ向かった。だが、封印は強固で解放出来なかった。しかし、彼女の記憶を封印した魔法使いが判明する。
一行は魔法使いのいる店へ。魔法使いの封印は完璧だったが、時を経て効力が弱まっているらしい。魔法使いは母親の支援者だった。ハンターに気を付けろと言う魔法使い。
その時、吸血鬼にサイモンが攫われたと知らせが入る。クラリー達は急いで、その後を追った。

教会の祭壇から武器を調達し、吸血鬼の根城である寂れたホテルへ。捕らわれたサイモンを救出して逃げ出すも、大広間で奴らに囲まれてしまう。戦闘開始。3人の若いハンター達は悪戦苦闘。クラリーもそれへ参加するが、数が多く劣勢となる。その時、狼の来襲があり、隙を見て逃げ出した彼らは外へ。一行は無事に研究所へ戻った。

映画『シャドウハンター』のあらすじ【転】

ピアノを弾いているジェイスを見つけたクラリー。音楽にも妖魔を退ける力がある事を知る。彼と時を過ごし、距離を縮めた2人は熱烈なキスを交わした。
部屋へ戻るとサイモンがいた。ジェイスと口論になるクラリー。サイモンはジェイスに嫉妬して研究所を去った。

深夜、ルーン文字を調べていたクラリーは、自分の能力に目覚める。絵の中に物を隠す能力は母親も持っていたという。
翌日、自宅へ戻ったクラリーとジェイスは、魔女の部屋を訪ねる。クラリーがタロットカードを見ている間、ジェイスは部屋にあったピアノを奏でた。すると、魔女が苦しみ出す。
聖杯の絵が描かれたカードから、聖杯を取り出したクラリー。魔女は突如、本性を現しクラリーを拘束する。魔女は妖魔となり、聖杯を手にして外へ出る。
そこへ、たまたまやって来たサイモンが、クラリーを助けるべく妖魔へと攻撃し、ハンター達は無事に聖杯を取り戻した。

クラリーは先生へと聖杯を渡す。しかし彼は聖杯を、次元の扉であるポータルから現れたヴァレンタインへと渡してしまった。ヴァレンタインはクラリーの父親だった。彼は聖杯に自らの血を入れて飲めと娘に強要。だが、クラリーは聖杯を絵に戻し、ポータルへと逃げ込んだ。

映画『シャドウハンター』の結末・ラスト(ネタバレ)

クラリーはポータルから夜の街へ出た。そこへ、狼が現れる。ルークだった。ルークは母親と協力して、娘のクラリーをずっと見守っていたと言う。そこで彼女は、ルークからジョナサンという兄がいた事を知らされる。
しばらくして、クラリーの母親が研究所で発見されたと電話があり、クラリーは人狼族と急いで向かった。

クラリーを逃がしたヴァレンタインは、先生と共謀して施設内へ妖魔を召喚。娘を誘き出し、ジェイスと反目させようとする。ヴァレンタインの計画を阻止しようとしたジェイスは、彼から本名を呼ばれる。ジェイスの本名はジョナサン。ヴァレンタインは彼を自分の息子だと語った。愕然とするジェイス。

研究所へ侵入したクラリー達は、サイモン達と合流。妖魔に追い詰められたクラリーは、自らの手の平にルーンを刻み、妖魔の動きを止めた。ルークが残り、クラリー達を先に行かせる。母親を見つけたクラリーはヴァレンタインを拘束するも、ジェイスに武器を奪われる。そこで初めて、彼が兄だと知らされる。
ヴァレンタインは、娘に聖杯を取り出せと暴行。ジョナスはそれに抵抗を示し、2人は戦い始めた。その隙に、カードを持ってクラリーが逃げる。

ジョナスとヴァレンタインは戦い続ける。屋上では妖魔駆除が必死に行われていた。
ジョナスがヴァレンタインにやられそうになった時、聖杯を取り出したクラリーが父を脅す。交渉の結果、娘は彼へ聖杯を渡してしまうが、背後に回ったクラリーは父親をポータルへと突き落した。もがくヴァレンタイン。クラリーはジョナスのナイフでヴァレンタイン共々、ポータルを破壊した。クラリーは聖杯のレプリカを渡し、ヴァレンタインを倒したと種を明かす。

聖杯はクラリーが守る事になった。母親は未だ昏睡状態だが、ルークが付き添っているので、心配ないだろう。
サイモンはクラリーに気持ちが無い事を知っていた。和解した2人は親友に戻る。
自宅へ戻り、片づけをしていたクラリーの元へ、ジェイスがやって来る。2人は互いが必要だと言い合い、共にハンターとして旅に出た。

映画『シャドウハンター』の感想・評価・レビュー

話の内容が、飛び過ぎていて、頭が追いつくのに時間が掛かってしまいました。設定としては面白いなとも思い、シャドウハンターとして出会った仲間が兄妹だったり、聖杯を狙う敵が意外と近くにいたりと、ドキドキしながら見てしまいました。妖魔や人狼といった洋画のお決まりのキャスティングだったのですが、話がトントン拍子に進んでいくので、飽きずに見る事が出来ました。また、主人公が二人の自分に好意を寄せる男性との間で、どっちを取るのか?と悩むシーンや、兄妹同士で想い合ってしまう内容には、ハラハラしました。主人公の母親がシャドウハンターとしてどういう人物だったのか?という事が物語を見ていくうちに、少しずつ分かってくるところが見どころだなと思います。(女性 20代)


当時、リリー・コリンズ見たさに映画館で観たが、内容が難しすぎずシリーズものでもなかったので、飽きずに観ることができた。魔法使いや人狼などファンタジー映画ではあるが、シャドウハンターの設定やロマンス要素があるおかげで面白くなっている。

クラリーとジェイスの恋模様も複雑で、少しトワイライト感を感じてしまうが、そこも面白い。欲を言うならば、現実的な要素をもう少し足してくれたらさらに楽しめるのではないだろうか。

とりあえず、リリーの可愛さに打ちのめされる映画であることは間違いない。(女性 20代)


カサンドラ・クレアの小説『シャドウハンター』シリーズの第一作目、『シャドウハンター 骨の街』を原作に映画化した作品。
非常にテンポが良く、作品の大半が戦闘シーンであるにもかかわらずとんとん拍子で進むため、飽きさせない。状況や設定の説明も簡潔で分かりやすいが、展開が早過ぎて一瞬、見逃すとついていくのに大変になる恐れがある。
人狼や妖魔が登場するファンタジー映画によくある子供っぽさがなく、途中ダレるということもない上にヒロインを巡る恋心もあったり、実は兄妹だったりと謎が次々と明らかになる。たくさんの情報が詰め込まれているのに、案外さらりと観られるのはやはりストーリー展開の早さと説明し過ぎず、分かりやすく簡潔である脚本のお陰でもあるのではないだろうか。そういった設定を無視して、ファンタジー要素とアクションだけに注目しても面白く観られる作品だと思う。(女性 40代)


リリー・コリンズとジェイミー・キャンベル・バウアーのお顔がとにかく美しくてなんとか130分見られた今作。大人気の小説を実写化ということで期待して鑑賞しましたが、何としてもつまらない。普通に暮らす少女が、地下の世界に住む吸血鬼や人狼の存在を知り…というストーリーですが色々なキャラクターが登場し、実はお母さんがハンターだったという展開もあり、とにかくごちゃごちゃしています。それに対する説明も不十分で作品の良さを感じられませんでした。
原作を読んでいるともっと楽しめるのかもしれません。(女性 30代)


リリー・コリンズとジェイミー・キャンベル・バウアーの美男美女による青春胸キュン映画というのでしょうか。内容に注目するより、2人の美しさに見惚れていた時間の方が長かったです。ティーン向けヴァンパイアや特殊能力など異次元との融合シリーズが好きな方にはオススメです。ドラマの方が良かったという声もよく聞くので、内容的にはドラマの方が良いのかも知れませんが、映画では視覚的に楽しんでいただきたいです。(女性 20代)

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みんなの感想・レビュー

  1. 名無し より:

    ヴァンパイヤに噛まれたサイモンの伏線がとうとう回収されずじまい。