映画『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』あらすじネタバレ結末と感想

シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイアの概要:2014年に製作された、ヴァンパイアのシェアハウスを密着取材するというモキュメンタリー映画。監督はヴラド役として出演したジェマイン・クレメント、脚本はヴィアゴ役のタイカ・ワイティティ。

シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア あらすじネタバレ

シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア
映画『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア あらすじ【起・承】

ヴァンパイアのヴィアゴ(379歳)、ディーコン(183歳)、ヴラディスラフ(862歳)、ピーター(8000歳)は、シェアハウスで共同生活をしている。

問題児ディーコンはナチス出身の若いヴァンパイアであり、ピーターにヴァンパイアにされて以来、2人は良き友人。
ヴラディスラフ、通称ヴラドは古株のヴァンパイア。
16歳でヴァンパイアになり、知識が豊かだが古風で拷問が趣味で、憂さ晴らしのための拷問部屋まで持っている。
神経質なヴィアゴは、人間の女の子に恋をしてニュージーランドまで追ってきたが、手違いで到着まで1年以上かかって振られた。

鏡に映らないために苦労して着替えた3人は街に繰り出すが、招かれなければ建物に入れないため、ヴァンパイアが経営する店ビッグ・クマラへ。
ディーコンの使い魔で人間の女性ジャッキーは、ディーコンに永遠の命をもらう代わりに人間を家におびき寄せているが、約束はまだ果たされていない。

2ヶ月後。
シェアハウスに新人ヴァンパイアのニックが。
彼はジャッキーにそそのかされてシェアハウスにやってきたが、ピーターの餌食になってヴァンパイアに。
彼の親友スチューは、ピーターがヴァンパイアであることを受け入れ、人間としてシェアハウスの面々のお気に入りとなった。

シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア あらすじ【転・結】

ニックは周囲に自分はヴァンパイアだと言いふらすようになり、ディーコンとの仲も最悪に。
さらにニックがヴァンパイアになったため、ジャッキーのヴァンパイア化が先送りになった。

やがて、ニックが正体を言いふらしたせいでヴァンパイアハンターの目に留まり、ピーターが日光を浴びて焼死してしまう。
大喧嘩になるニックとディーコンだったが、その声が原因で警察が。
ヴィアゴがかけた催眠術でやり過ごし、ニックはシェアハウスから無期限追放となった。

それから数か月後。
街中のヴァンパイア、魔女、ゾンビたちが集まる“邪悪な仮面舞踏会”の招待状が届いて、シェアハウスの3人は大はしゃぎ。
しかし、主賓がヴラドの宿敵ビーストだとわかると彼はおびえ始める。
ビーストとは、ヴラドの元カノのあだ名だった。

舞踏会に行かないと言うヴラドを置いて出かけたヴィアゴとディーコンは、ニックにヴァンパイアにされたジャッキーや、人間なのに参加したスチューと会う。
獲物認定されたスチューがビーストに追い詰められると、ヴラドが止めに入る。
スチューがヴァンパイアを刺したことで会場はパニックになり、ヴィアゴ、ヴラド、ディーコン、ニック、スチューは逃げ出す。

意気揚々と帰宅する彼らの前に、普段から仲が悪いうえに、変身の夜を迎えた狼男たちが。
逃げ遅れたスチューは狼男に殺されてしまったと思われたが、彼は狼男になって仲間とシェアハウスにやってきた。

ヴィアゴは年老いた恋人カトリーヌをヴァンパイアにして、仲良く暮らし始めた。

シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア 評価

  • 点数:80点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★☆☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2014年
  • 上映時間:85分
  • ジャンル:ホラー、コメディ
  • 監督:ジェマイン・クレメント、タイカ・ワイティティ
  • キャスト:ジェマイン・クレメント、タイカ・ワイティティ、ジョナサン・ブラフ、コリ・ゴンザレス=マクエル etc

シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア 批評・レビュー

映画『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

ヴァンパイアに密着取材のモキュメンタリー映画

ヴァンパイア、ドラキュラをテーマにした映画は数多くあるが、本作は現代に生きるヴァンパイアたちのシェアハウスでの生活に密着取材、という奇妙なテーマ。
狼男と仲が悪い、招かれなければ家に入れない、鏡に映らない、といったヴァンパイアの定番の設定の不便さが上手く描かれている。
ヴァンパイアのモデルになったとも言われる歴史上の人物ヴラド3世、ドラキュラをテーマにしたホラー映画の元祖の登場人物ノスフェラトゥをモデルにしたようなキャラクターもいて、詳しい人なら凝った設定に驚かされる。

パーティーに行くのに、「ブレイド」のコスプレをすると言い出すなど、とにかくヴァンパイ映画のネタが豊富。
しかし、それが多すぎるためについていけない部分が多い。

残酷描写はほとんど無く、制裁を加えられるニックもただ悪口を言われるだけというのが、バカバカしくて面白い。
血を上手く吸えないヴィアゴの失敗も、どことなく面白い。
IT関連の仕事をしているスチューに教えられ、パソコンやネットにはまっていくヴァンパイアたちの姿も笑いを誘う。

ヴィアゴが唯一愛した女性カトリーヌをヴァンパイアにし、仲良く暮らすというハッピーエンドは良いのだが、カトリーヌの外見は老婆なのにヴィアゴの方が年上というややこしい説明には、少々あきれてしまう。

ふざけすぎたシーンの多さにガッカリ

映像技術がB級映画らしさ丸出しで、ぬいぐるみなどを工夫して撮った狼男たちの映像、中途半端に宙に浮かぶヴァンパイアなどには失笑。
スチューが狼男になってしまうのは予想できる展開ではあったものの、その時の再現VTRまで流すのには、スタッフのしてやった感が溢れていてる。

ディーコンの謎のダンス、ラストでの「この映画の内容は全て忘れる」といった暗示には、ふざけすぎていてガッカリさせられる。

シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア 感想まとめ

仲の悪い狼男の集団が「狼男ガミガミ言わない」と口を揃えたり、木の枝を投げられて追いかけたり、変身の日の服装チェックに余念がないので、狼男版も見たくなってしまう作品。

トワイライト」や「ブレイド」といったヴァンパイア映画の名前を出すなど、そこかしこに小ネタが詰まっていて笑いを誘う。
タイトルも「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」を意識したとしか思えず、ホラー色よりもコメディ色のほうが強く出ている作品。

残酷描写が少なく、血を吸うシーンでも失敗して慌てるヴィアゴの姿が滑稽で、ホラーが苦手でも安心して見られる作品になっている。

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