映画『ショーン・オブ・ザ・デッド』あらすじとネタバレ感想

ショーン・オブ・ザ・デッドの概要:2004年に公開された、イギリスのゾンビ映画。ジョージ・A・ロメロ監督の有名なゾンビ映画のパロディ作品でもある。ゾンビだらけになった町で、振られた彼女にいいところを見せようとする主人公の姿を描いた。

ショーン・オブ・ザ・デッド あらすじ

ショーン・オブ・ザ・デッド
映画『ショーン・オブ・ザ・デッド』のあらすじを紹介します。

電気量販店に勤めるショーンはだらしない性格で、10歳年下の部下からは馬鹿にされ、恋人リズや義理の父フィリップからはいつも怒られてばかり。
ついにリズから愛想を尽かされたショーンは、いきつけのウィンチェスター・パブでルームメイトで親友のエドと飲み明かす。
その翌日、ショーンとエドは酔っ払いの女性に絡まれるが、それは2人の勘違いで彼女はゾンビだった。
しかも、もう一人のルームメイト、ピートまでゾンビ化してしまった。
武器を手に入れ、ゾンビと戦うショーンとエド。

フィリップが怪我をしたと知ったショーンは、母バーバラとリズを助けて名誉挽回しようと奮闘する。
バーバラ、フィリップ、リズ、リズの友人で恋人同士のデービットとダイアン、エド、そしてショーンは協力してウィンチェスター・パブに避難しようとするが、途中でフィリップがゾンビになる。
ゾンビ化したフィリップをやり過ごし、もう少しでウィンチェスター・パブというところで、ゾンビの大群に遭遇。

ゾンビのふりをして紛れ込むというダイアンのアイディアによって、なんとかパブまでたどり着くことに成功する一行。
しかし、エドの勝手な行動とデービットの失敗でゾンビが集まってきてしまう。
ウィンチェスター・パブのシンボル、ウィンチェスター銃で集まるゾンビと戦う彼らに、更なる試練が訪れる。

ショーン・オブ・ザ・デッド 評価

  • 点数:90点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★★
  • 演出:★★★★★
  • 設定:★★★★★

作品概要

  • 公開日:2004年
  • 上映時間:100分
  • ジャンル:コメディ、ホラー
  • 監督:エドガー・ライト
  • キャスト:サイモン・ペッグ、ケイト・アシュフィールド、ニック・フロスト、ディラン・モーラン etc

ショーン・オブ・ザ・デッド ネタバレ批評

映画『ショーン・オブ・ザ・デッド』について、感想批評です。※ネタバレあり

斬新なギャグが豊富

ゾンビ映画の第一人者と呼ばれるジョージ・A・ロメロ監督の出世作「ゾンビ」のパロディ作品で、コメディ、ラブストーリーといった要素も詰まったホラー映画。
29歳のダメ男ショーンと、仕事もせずに遊んで暮らしている幼馴染でルームメイトで親友のエドが、泥酔した女の子に襲われていると写真まで撮ってからゾンビだと気が付く様子は面白い。
レコードを投げれば武器になると気が付くも、投げていいものとダメなものをいちいち選別したり。
女優を目指すダイアンの指導の元、ゾンビの真似をしてゾンビの集団の中を歩いたりするなど、突飛なアイディアとギャグ要素が新鮮。
ゾンビに囲まれていても平気で電話に出る、エドの神経の図太さは驚異的だ。

一方で、ダイアンと付き合いながらもリズに思いを寄せていたデービットが、すぐにパニックを起こすのにもかかわらずリーダーシップを取りたがったり、パブの中でゾンビ化したバーバラを撃つ、撃たないで揉める様子はゾンビ映画にありがちなワンシーン。

怖さと面白さの割合が丁度良い

ゾンビメイクのクオリティや、襲われる人々の様子はグロテスクさも交えてかなり上手くできている。
ゾンビ化したパブの店主を、クイーンの曲に乗せてジョーン、エド、リズが棒でポカポカと軽快に殴ったり、ダイアンの投げたダーツがショーンの頭に刺さるという奇妙な展開もあるが、異様な数でパブに押し寄せるゾンビたちは圧巻。
窓の外からたくさんの手が伸びるシーンは、面白いけれど怖い、という印象を強く与える。

終盤でのショーンとエドのシーンには、それでいいのかとツッコミを入れたくなる。
また、どうやってゾンビを倒したかを英雄伝のように伝える番組や、ゾンビの活用性を語る報道ニュースは行き過ぎたブラックジョークだろう。
義父のフィリップの死の間際にショーンと和解する展開や、丁度良いところで救出される部分は上手くできすぎている感覚を覚える。

ショーン・オブ・ザ・デッド 感想まとめ

ジョージ・A・ロメロ監督の2005年公開のゾンビ映画「ランド・オブ・ザ・デッド」に、本作の監督エドガー・ライトと、主演のサイモン・ペグがゾンビ役でゲスト出演を果たしたという、意外な発展を遂げたパロディ映画。
ベースとなったジョージ・A・ロメロ監督の1978年の作品「ゾンビ」を知らなくても十分楽しむ事ができるし、怖さと面白さの割合が3対7程度でギャグが多めであり、ホラー映画が苦手でも比較的楽しみやすい。
だらしない性格のショーンとハッピーエンドを迎えるリズとのラブストーリー要素や、折り合いの悪かった義父フィリップの本音、母バーバラがリズにショーンを託すなどというホロッとさせる展開もある。
日本で劇場公開されなかった作品だが、DVDで見る事は可能。

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