映画『ショー・ミー・ラヴ』あらすじネタバレ結末と感想

ショー・ミー・ラヴの概要:スウェーデンの片田舎で紡ぐ、少女達の青春物語。出演はアレクサンドラ・ダールストレム、レベッカ・リリエベリ。「エヴァとステファンとすてきな家族」のルーカス・ムーディソン監督のデビュー作。1988年製作。

ショー・ミー・ラヴ あらすじネタバレ

ショー・ミー・ラヴ
映画『ショー・ミー・ラヴ』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

ショー・ミー・ラヴ あらすじ【起・承】

スウェーデンの片田舎オーモルに住む、エリン(アレクサンドラ・ダールストレム)は、14才の感性豊かな少女。姉イェシカとは、些細な事でよく姉妹ケンカをしてしまう。

一方、16才の誕生日を迎えたアグネスは、家族の提案で誕生パーティを開くが、招待する友達がいない。実はクラスの中で孤立しているのだ。車イスの少女が来てくれるが、アグネスはいらだちをぶつけ、傷つけてしまう。

その夜、エリンは姉と退屈しのぎに、アグネスの誕生日パーティに出かけた。アグネスの部屋で、パソコン画面を偶然、見てしまったエリンはアグネスの自分への想いを知ってしまう。

姉からレズだと噂されているアグネスにキスをしたら、20クローネあげると言われ、キスを実行した。しかし、アグネスを傷つけたと感じたエリンは、別のパーティを途中で抜け出し、アグネスに謝った。

友人になった2人は打ち解け、将来の夢を話す。エリンは心理学者に、アグネスは作家を夢見るのだった。そして、ヒッチハイクでストックホルムに行くという計画を立てるが、未遂に終わってしまう。

ショー・ミー・ラヴ あらすじ【転・結】

連絡を取り合おうと言って別れたのに、エリンはアグネスと噂されるのを怖がって連絡する事ができない。ある日、姉イェシカに姉の恋人マルカスが好きなのではと激しく誤解されてしまう。

そこで、エリンは以前から自分に気があるヨハンの名前をとっさに出してしまう。そのせいで、エリンはヨハンと付き合うことに。バイクでのデートを重ね、ついに2人は結ばれます。

ところが、ヨハンから、”男と遊んでいる子だと思っていた。”と言われ、ヨハンに冷めてしまう。一方、アグネスの家では、アグネスの弟が”お姉ちゃんって、レズなの?”という質問を母親に投げかけます。

母親は、病気じゃないと説明し、アグネスの気持ちを肯定・理解しようとします。
母親は、アグネスの部屋で、エリンへの想いを綴った文章を読んでしまう。家族に知られ、エリンとも会えないアグネスは落ち込む。

そんなアグネスを元気づける父親。その頃、エリンは自分の気持ちに正直になりたいと考え、ヨハンと別れます。アグネスの家に行き、石を投げ気づいてもらおうとするが、取り合ってもらえない。

次の日。学校で、アグネスと話し合うため、エリンは2人でトイレに籠った。
そして、エリンはアグネスに好きだと伝えた。ところが、同級生がエリンが男とトイレにいる!と騒ぎだしてしまい、出るに出れない状態に。

それでも、勇気を持って2人は扉を開けた。
”驚いた?私の新しいガール・フレンドよ!”と言いながら。

ショー・ミー・ラヴ 評価

  • 点数:70点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★★
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:1998年
  • 上映時間:89分
  • ジャンル:青春、ヒューマンドラマ、ラブストーリー
  • 監督:ルーカス・ムーディソン
  • キャスト:アレクサンドラ・ダールストレム、レベッカ・リリエベリ、エリカ・カールソン、マティアス・ルスト etc

ショー・ミー・ラヴ 批評・レビュー

映画『ショー・ミー・ラヴ』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

同性愛へのタブーに挑む!青春ドラマ

2人の行動がまるで、ドキュメンタリーのようにリアルに訴えかけてきます。友情が主体かと見せて、同性に興味を持つ少女アグネスの孤独や、男に不自由しないが田舎での暮らしに飽きている少女エリンの不満を丁寧に描いています。

思春期の誰もが共感する内容ではないけれど、瑞々しい少女たちの感性や悩みに惹きつけられます。北欧映画の特色として、性への描き方が過激です!しかし、少女2人が憧れ、惹かれ合う姿に居心地の悪さはありません。

ただ親子で鑑賞するには難しいかも。同性愛に対する、偏見をなくし、理解へと導いてゆく内容は評価ができます。また、作中の主人公と同世代の少年少女を起用することで自然な演技を取り入れています。

本作は、ルーカス・ムーディソンのデビュー作ですが、初めてとは思えないほど、計算された作りがされています。例えば、クローズアップの多用やドキュメンタリーの手法が使われ、人物描写に生かされている点に注目して下さい。

ルーカス・ムーディソン作品の魅力

ルーカス・ムーディソン監督は、スウェーデン出身の47才。映画製作だけではなく、10代の頃から詩や小説を執筆しています。日本ではまだあまり知られていませんが、「トーキョー ノーザンライツ フェスティバル2016」でも紹介されています。

今年の2月に開催された、この北欧映画祭では、これまで日本未公開作だった「ウィ・アー・ザ・ベスト!」(13)が公開されました。パンク好きな10代の女の子たちが、パンクバンドを結成する青春ドラマ。敬虔なクリスチャンである、ヘドウィグがバンドに誘われ奮闘します。

東京国際映画祭でグランプリを受賞した作品。10代の女の子におすすめです!彼は、青春ドラマの名手として人気で、音楽センスも抜群だと若い世代から支持されています。

ショー・ミー・ラヴ 感想まとめ

何の予備知識もなく、普通の青春ドラマとして観ると驚くかもしれない。正直なところ、中学生や高校生の段階で、同性愛かどうかなんて分かるのだろうか?

ルーカス・ムーディソンの作品がただの青春ドラマでなく、大きな意味を持つのは、そんな大人への目覚めや成長の痛みがリアルに描かれている点です。

彼は、デビュー作からずっと青春ドラマ一筋です!本作の他に、最近、日本公開された「ウィ・アー・ザ・ベスト!」(13)も、10代に人気の作品です。

またヒッピーの生活を描いた「エヴァとステファンと素敵な家族」(00)もぜひご覧下さい。ハマりますよ。

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