『幸せのちから』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

監督はガブリエレ・ムッチーノ。脚本はスティーブン・コンラッド。主演クリス・ガードナー役は「メン・イン・ブラック」シリーズでおなじみのウィル・スミス。息子・クリストファー役はウィル・スミスの息子ジェイデン・スミス。

あらすじ

幸せのちから』のあらすじを紹介します。

クリス・ガードナーは新型医療機器のセールス販売をしていた。しかし、この医療機器は骨密度がレントゲンより少し鮮明に写る程度で営業は思うようにいかなかった。しかも医療機器なだけあって高価でサイズもそれなりにある。営業商品としては明らかに不向きな代物であった。商品が思うように売れず生活も苦しいクリス。生活は妻のパート頼みだった。
いつも通り営業に出ていたある日、路上で高級なフェラーリの持ち主に二つの質問を問いかける。仕事内容とどうやってその仕事に就いたのかだ。すると持ち主はこう答えた「株のブローカーをしていて、学歴がなくてもなれる」。それでクリスは株に興味を持ち始める。そしてたまたま見つけた株の証券会社の養成コースに願書を提出した。
ちょうどその頃、妻のリンダが苦しい生活に耐えかねて息子を連れて家を出て行ってしまう。その後、クリスは身勝手に息子のクリストファーを連れて帰ったが大家に立ち退き命令を出されてしまう。しかも大事な研修の面接の前日には駐車違反で一晩拘留されてしまう。なんとか面接に間に合い研修を受けさせてもらることになったが、半年間の研修を受けて20名の中から1名に選ばれる必要があった。もしこの研修で選ばれなかったら半年は無意味となる。クリスを突き動かすものは息子への愛情と、それによる幸せへの執着心。
果たしてクリスは研修をクリアして仕事と幸せを掴む事は出来るのか…。

評価

  • 点数:40点/100点
  • オススメ度:★★☆☆☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★☆☆☆☆
  • 演出:★☆☆☆☆
  • 設定:★★☆☆☆

作品概要

  • 公開日:2007年1月27日
  • 上映時間:117分
  • ジャンル:ヒューマンドラマ
  • 監督:ガブリエレ・ムッチーノ
  • キャスト:ウィル・スミス、ジェイデン・スミス、タンディ・ニュートン、ブライアン・ホウ etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『幸せのちから』のついて、2つ考察・解説します。※ネタバレあり

クリスが研修生として雇われた理由

クリスはアメリカ映画にありがちな行動力のある黒人という立ち位置です。研修する会社は超一流の株の会社。株のブローカーは頭の回転速度が重要であり、当然ブローカーとしての資質がないといけない訳だが、その資質をフェラーリに乗っているジェイにルーピックキューブを解く事で見せられた事がきっかけでしょう。
…つまり、クリスは行動力だけでなく頭の回転が見合っていたのだと思います。面接時にも学生時代にクラスで成績が一位だと述べているわけだし、面接の応用力も非常に優れていました。作中では行動力や容量の良さが目立つが、忘れてはいけない事は結局クリスは“頭の回転が速い“という能力ですね。これは非常に重要で、ただ行動力があるだけでは考え足らずな人になってしまうわけだし…。行動重視の医療機器の販売よりブローカーが合っていたというのもあると思います。
仕事を選ぶのは重要ですね…。

なぜクリスは研修生の中で一位になれたのか

息子の世話をしながら売れ残った医療器具の営業をしつつ研修という生活。貴重な持ち時間が他の研修生より劣っていたクリスはなぜ生き残れたのか。それはやはり“頭の回転”があってこその容量の良さなんですよね。頭が回るから、容量についても考え実行出来る人間
であったのでしょう。後は器量の大きさですね。人間は忙しい時こそ周りを疎かにしがちですがクリスは息子との時間を大切にする事で容量も磨かれていったのだと思います。

まとめ

王道のアメリカンドリーム映画だと思います。ホームレスから成功を掴むまでのプロセスを描いた作品です。しかし私としては、研修後の一流市場での才鬼を表現して欲しかったです。結果として研修でクリスの行動力と頭脳と応用力が成果を出して勝ち抜いたわけですが、その後クリスがブローカーとして成功するまでを観たかった。
感想は地味な内容の作品だと思いました。アメリカンドリーム的な成功の割に、才能ある人間が全力を尽くして成功した内容。ブローカーとして先行きの読めない社会をクリスの才能で乗り切るようなシビアなシーンを扱った方がより成功の難しさを出せたと思います。全力で普通に取り組んだ作品になってしまった印象が強いです。
ただ、逆境を跳ね返すエネルギーや容量のこなし方は見習うべきだと思いました。

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