『渋谷怪談2』あらすじ感想とネタバレ映画批評・評価

渋谷怪談2の概要:水川あさみ主演の「渋谷怪談」の続編で、主演は掘北真希、監督は前編と同じく堀江慶。前作でコインロッカーの鍵を受け取った女子高生が、コインロッカーのさっちゃんの呪縛に立ち向かう。

渋谷怪談2 あらすじ

渋谷怪談2
映画『渋谷怪談2』のあらすじを紹介します。

大学生連続変死事件の被害者、リエカに家庭教師をしてもらっていた久保綾乃は、リエカの死の間際にコインロッカーのキーを受け取った。
その頃、リエカの友人で行方不明になっていた良平が警察に保護された後、変死する。

綾乃は、姉のように慕っていたリエカの死から逃れるように、手渡されたコインロッカーの鍵について調べる。
そこは、恋の願いが叶うと噂されるコインロッカーだった。
コインロッカーを見つけてから、赤ん坊の泣き声のような声が聞こえるようになる綾乃。

綾乃を目の敵にしていた同じ学校の生徒も、そのコインロッカーを使い、そして変死する。
綾乃は思い切って、リエカの主治医だった掛沢と、助手の恵に相談する。

綾乃の同級生の庸介は、コインロッカーでおまじないをした誕生日プレゼントを、綾乃に渡そうとする。
曰くつきだと知る綾乃は取り乱し、逃げ出してしまう。
そこに現れたのは、庸介に片思いをしていた栞。
だがその後、栞の目の前で庸介は忽然と姿を消す。
栞は綾乃のせいだと責めるのだが、栞も姿を消してしまう。

一方、掛沢と恵は噂のコインロッカーを調べていた。
何も無いように思われたが、恵が変死してしまう。

綾乃と掛沢は、再びコインロッカーを調べるのだが、そこでさっちゃんに出会う。
コインロッカーに捨てられた赤ちゃんは、あの世で幸せになれるようにと”幸子”と名づけられ、それがさっちゃんだった。

間一髪で助かった綾乃は、病院の一室で目覚め、そしてある幽霊に助けられたことを知る。

渋谷怪談2 評価

  • 点数:65点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2003年
  • 上映時間:72分
  • ジャンル:ホラー
  • 監督:堀江慶
  • キャスト:堀北真希、原史奈、木村茜、松山ケンイチ etc

渋谷怪談2 批評 ※ネタバレ

映画『渋谷怪談2』について、感想批評です。※ネタバレあり

主人公の引継ぎ以外は変化の乏しい続編

前作の主人公リエカ(水川あさみ)が死の間際に、家庭教師をしていた生徒の綾乃(堀北真希)に渡したさっちゃんのコインロッカーの鍵がきっかけになって始まっていくストーリー。
行方不明のままだった良平(柏原収史)のその後やリエカの最期が描かれており、堀北真希主演の「渋谷怪談2」に引き継がれている。
コインロッカーの鍵を渡すという象徴的なシーンと共に、前作からの引継ぎが行われているのは印象深い。

前作の使いまわしが多く見られ、手抜きしたような印象を多く受ける。
リエカが綾乃を諭すように言った”望まれずに生まれてくる子供なんていない”というシーンが、嫌というほどリプレイされ、重要な台詞なのだがうっとおしさを感じる。
また、前作と同様に東京都渋谷区が舞台にも関わらず、渋谷の雰囲気は薄いまま進められている。

”友達だよね?”、”ベッドの下”や”隙間女”、”死ねばよかったのに”といった都市伝説が使われている。

危険に遭遇するだけでオチが無い展開

前作では中学生で受験を控えていた綾乃だが、今作では高校生になっている。
学校で浮いているとリエカに告白していたが、高校では”気味が悪い”、”近寄ると呪われる”といった悪口を、先輩から言われているシーンがあり、中学からさほど変わっていないと想像できる。
キャストには当時若手だった松山ケンイチも出演している。
綾乃に片思いをしている庸介だが、幼馴染の栞に想いを寄せられているという、高校生がメインならではの三角関係が描かれているが、前面に押し出されることは無い。
水川あさみもラストに幽霊役で出演し、綾乃をさっちゃんから助けている。

さっちゃんの登場シーンはやはり迫力と怖さがあって、声もおどろおどろしいものだ。
約5年前にコインロッカーで亡くなっていた赤ちゃんが、生まれ変わったら幸せになれるように幸子と名づけられた、というさっちゃん誕生秘話も明かされている。

だが、謎を解くような展開を見せながらも、結局危ない目にあって友人や知人を失っただけのストーリーには、ツッコミどころが多すぎる。

渋谷怪談2 感想まとめ

「渋谷怪談」の続編の「渋谷怪談2」。同時上映されることを念頭において作られたようで、前作とのつなぎ方は上手い。

運転中に幽霊に足をつかまれて、友人に何があっても逃げないかと確認してから知らせるが約束を破られ行方不明になる”友達だよね?”。
ベッドの下に不審者が潜んでいるのを発見するが、気がつかなかったフリをして逃げる”ベッドの下”、人間が入れる隙間ではないのに何故か女がその隙間に潜んでいて、引きずり込もうとする”隙間女”。
運転中にそのまま進んでいたら命を落としたであろうという状況に遭遇した時に聞こえる声”死ねばよかったのに”、といった都市伝説が使われている。

特にラストでさっちゃんに助けられたと考えた綾乃が、リエカの幽霊に救われたのだと思い出した瞬間に目の前にさっちゃんがいて”死ねばよかったのに”と言われるのは迫力満点。

脚本も担当した福谷修の原作本では「渋谷怪談」「渋谷怪談2」が1冊にまとめられ、「サッちゃん 続・渋谷怪談」という小説で、大人になった綾乃と物語の完結が描かれている。
また、サッちゃんシリーズとして、ネット配信のオムニバスドラマなども作られた。

Amazon 映画『渋谷怪談2』の商品を見てみる

関連作品