映画『死臭 つぐのひ異譚』あらすじネタバレ結末と感想

死臭 つぐのひ異譚の概要:Xbox Liveインディーズゲーム賞を受賞した、フリーホラーゲームを元にしたホラー映画。霊域に進入した事から、「つぎのひ」が「つぐのひ(償い)」になってしまった人々を描いた。

死臭 つぐのひ異譚 あらすじネタバレ

死臭 つぐのひ異譚
映画『死臭 つぐのひ異譚』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

死臭 つぐのひ異譚 あらすじ【起・承】

三島家の次女、カナが行方不明になった。
その後、急性心不全で亡くなっていたカナの遺体が発見される。
カナの姉つぐみは妹が発見された翌日、公園の公衆電話が鳴っている事に気が付いて、その電話を取る。
するといつの間にか夜になっていた。

つぐみを心配して周囲をパトロールしていた警官のタチバナは、とあるアパートの一室の玄関が開いたままだと気付き、無用心に思う。
「前原」という表札を確認し、後で確認する事にした。
翌日、「前原」の隣に住む杏子に話を聞くと、彼女は引っ越してきたばかりで何も知らないという。
つぐみが行方不明だという無線を聞いたタチバナは、三島家に向かう途中で、公園の公衆電話が鳴っているのに気付く。

女子高生のツチヤは、登校途中に公園の側のカーブミラーに映る不気味な女を見てから、体調を崩していた。
そしてある日、鏡の中にいた女が襲い掛かってきた。

「前原」の隣に引っ越してきたばかりの杏子は、スマホが通じなくなってしまい、公衆電話から父に電話しようとする。
公園の中にあった公衆電話を見つけるが、かける前に電話が鳴り出す。
不気味な女性が近寄ってきたため慌てて逃げ帰ると、ドアが開けっ放しの隣室から異臭が漂っていた。

死臭 つぐのひ異譚 あらすじ【転・結】

前原の部屋で死臭を放つバラバラ死体を見つけた杏子は、死んだはずのカナを追いかけるつぐみと公衆電話の前で出会う。
白いワンピースの女“逝絵”や、亡霊のようになった女子高生の土屋に追いかけられ、工場へと逃げ込む。
タチバナは、工場にいた問題の部屋の住人前原から、この世のものではない存在になった逝絵によって、異世界に引きずり込まれた事を聞かされる。

杏子、つぐみ、タチバナ、前原は工場内で偶然遭遇。
前原はカナの死の原因も逝絵にある、と言う。
そして、逝絵を殺してバラバラにした犯人は、前原だった。

前原を殺して欲しくて逝絵に呼ばれたと考える杏子、それを聞いて前原を殺すタチバナ。
しかし元の世界には戻れなかった。
つぐみはカナによって命を奪われ、突然苦しみだして死んでしまうタチバナ。

気が付くと、杏子は元の世界に戻っていて、逝絵の遺体の存在を警察に通報する。
死臭が漂い、そこらじゅうに御札が貼られた部屋の中で、白いクローゼットが気になった杏子はそれを開ける。
すると、中から逝絵が飛び出してきて、杏子に襲い掛かってきた。

死臭 つぐのひ異譚 評価

  • 点数:30点/100点
  • オススメ度:★★☆☆☆
  • ストーリー:★☆☆☆☆
  • キャスト起用:★★☆☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★☆☆☆☆

作品概要

  • 公開日:2015年
  • 上映時間:65分
  • ジャンル:ホラー
  • 監督:菊池正和
  • キャスト:前田希美、長谷川とわ、吉田絵美、今野祐輔 etc

死臭 つぐのひ異譚 批評・レビュー

映画『死臭 つぐのひ異譚』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

フリーホラーゲームの映画化作品

青鬼」「デスフォレスト 恐怖の森」「パラノイアック」に続き、フリーホラーゲームの映画化第4弾となったホラー映画。
他の3作品は、謎の怪物から逃げるというパニックホラームービーだが、本作は日常から突然異世界に迷い込んでしまった人々の様子を描いたホラー映画。

長い黒髪に白いワンピース姿の幽霊、逝絵の姿は不気味だが、Jホラーに出てくる幽霊の姿としてはありきたり。
「前原」の部屋の中のお札だらけのクローゼット、冷蔵庫などは、異様な感じがして背筋が凍る。
最近は珍しくなった公衆電話が登場するが、鳴っているからといってわざわざ電話を取るか、というツッコミどころがある。

中身が無いストーリーにガッカリ

最初のシーンで前原に「殺して」とせがむ逝絵と、その通りに殺人を犯してしまう前原の関係性や、なぜ殺して欲しかったのかが謎のままエンディングを迎えるので、消化不良で終わるストーリー。
どうして人々を異世界に引き込むのか、最後に杏子だけ戻れたのはなぜなのか、異世界で殺して仲間にする相手としない相手の線引きはどこなのか、意味がわからないまま始まり勝手に終わるため、怖い雰囲気しか無い作品。
ここまで中身が無いストーリーは珍しい。

また、杏子、つぐみ、橘、土屋の4人それぞれの日常から描かれていき、後半の廃工場でようやくストーリーがひとつになるが、それまでが長すぎてイライラさせられる。
しかも、異世界に入った時には、土屋はすでに逝絵側になってしまっている。
全4作あるフリーゲームをプレイしていてもわからない部分が多く、異様な雰囲気しか楽しめない作品。

死臭 つぐのひ異譚 感想まとめ

とにかくストーリーが薄っぺらく、何がどうなっているのか、意味がわからないまま始まって終わる作品。
短編集を無理やり1作品にまとめたようなもので、杏子、つぐみ、タチバナ、ツチヤそれぞれのパートが複雑に絡み合っているのは面白いが、それだけ。
あまりにも突然、日常から非日常へと入り込んでしまうという展開や、不気味な雰囲気はよくできている。

私は元になっているフリーゲームをプレイしたことがあるが、ゲーム版の方が面白かった。
オープニングの男子学生が歩いているシーンは、全4作あるゲーム1作目「つぐのひ」と全く同じに作られている。

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