映画『スノーマン』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

映画『スノーマン』のネタバレあらすじ結末

スノーマンの概要:レイモンド・ブリッグスの絵本を、原作の持つ優しいタッチをそのままに映像化した短編アニメーション映画。絵本同様、台詞の無い無声アニメ。劇中で流れる「ウォーキング・イン・ジ・エアー」は、日本でも広く愛される名曲。

スノーマンの作品概要

スノーマン

公開日:1982年
上映時間:28分
ジャンル:ファンタジー、アニメ
監督:ダイアン・ジャクソン

スノーマンの登場人物(キャスト)

少年
小さな町に、両親と三人で暮らす少年。雪の日に遊ぶ友達がおらず、スノーマンを作る。人懐こく、遊ぶのが好きで、寂しがり屋。
スノーマン
少年に作られた雪の像。背は高いが、脚は短い。オレンジの鼻、炭のボタン、緑の帽子とマフラーを着けている。いたずら好きで、ダンスが得意。
ファーザー・クリスマス
山間にトナカイと暮らすサンタクロース。大勢のスノーマンに慕われている。優しく、子供への愛情に満ちた白髭の老人。

スノーマンのネタバレあらすじ

映画『スノーマン』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

スノーマンのあらすじ【起】

クリスマスシーズンのある日。夜中降り続いた雪は、一晩で小さな田舎町を一面の銀世界に変えた。朝早くに目を覚ました少年は、窓から見える雪景色に大喜びだ。慌ててパジャマを脱ぎ捨て、赤いセーターを頭から被り、階下に駆け降りる。長靴を振り回して庭へ行く息子に、パパは呆れ顔、ママは毛糸の帽子を被せてやるが、帽子を落としても少年は気づかない。

少年は雪の積もった庭に足跡をつけ、走り回り、雪玉を投げて遊ぶ。その一つが家の窓にあたり、怒ったママが窓から顔を出した。一人ぼっちの少年は、しょんぼりと家を離れる。

雪玉を投げるのを止め、転がす少年。どんどんと大きくなった雪玉を眺め、あることを思いつく。雪玉に雪をかけて高くしていき、途中でママに食事に呼ばれても、少年は上の空。ママから緑の帽子とマフラーを借り、キッチンからオレンジ、焼却炉から炭を取って来た。そして雪の柱に頭と腕を作り、スノーマンの完成だ。

夜。家族のだんらんもそっちのけで、窓からスノーマンの後ろ姿を眺める少年。ベッドに入る時間が来ても、スノーマンのことが気になって仕方がない。風呂場の窓からスノーマンを見つめているところをママに見つかり、少年は恥ずかしそうに笑う。お休みのキスをして眠りにつくが、真夜中に目が覚めてしまった。

スノーマンのあらすじ【承】

あまりの寒さに震えながら、パジャマの上からガウンを羽織り、少年はそろそろと玄関に行く。スノーマンの様子を覗いた時、時計が12時の鐘を鳴らした。すると、スノーマンを七色の光が包む。そして、スノーマンがゆっくりと少年を振り返った。驚いた少年が庭へ出ると、スノーマンは礼儀正しく帽子を取り、少年にお辞儀をする。そしてのっしのっしと歩いてくるので、少年はスノーマンを家に招き入れた。

興味深げに、きょろきょろと家の中を見回すスノーマン。暖炉の前で丸くなっていた黒猫をなでて驚かれ、飛びのいたスノーマンがクリスマスツリーにぶつかった。飾りのベルやオーナメントに顔を映し、笑い合う少年とスノーマン。少年は、スノーマンをパパのソファに座らせ、TVを見せた。映し出された砂嵐に目を奪われている内、スノーマンの体は暖炉に炙られていく。溶け出したスノーマンを見て、二人は慌ててリビングを後にする。

次に向かったのはキッチンだ。電気のスイッチや洗剤を驚いて眺め、見つけたのがクリスマスケーキ。上には、小さなスノーマンが載っている。これには、スノーマンも嬉しそうだ。はしゃいだスノーマンは鼻のオレンジをバナナやパイナップルに付け替え、少年を笑わせた。

そして少年は、ベッドで眠るパパとママを紹介した。こっそりと、クローゼットの服で遊ぶ二人。ママのつば広帽を被りパパのネクタイをしめたスノーマンも、なかなか様になっている。しかし香水を振りかけると、鼻がむずむずしてきたスノーマン。大きなくしゃみが出る前に、慌てて部屋を出る二人。そして少年の部屋へ行き、オルゴールの音楽に合わせてスノーマンが踊りだす。少年も誘い、スケートに乗ったスノーマンが部屋をめちゃくちゃにしてしまったところで、二人は庭へと移動した。

スノーマンのあらすじ【転】

スノーマンが興味をひかれたのが、パパのバイクだ。赤いヘルメットを被り、巧みにエンジンをかけバイクを乗りこなす。そして少年を後ろに乗せると、夜の雪原に向けて走り出した。ウサギやフクロウ、キツネ達が、驚いて道をあける。野生の馬と並走して家に戻り、冷凍庫で足を冷やし直すスノーマン。

それから、スノーマンは少年の手を引いて庭に出ると、大きな一歩で駆けだした。足は次第に地面を離れ、二人は空を走っている。家より高く上がった二人は、そのまま町を見下ろしながら、雪の降る夜空を飛んで行った。

港を越え、クジラと出会い、海を渡る。空を飛ぶ少年とスノーマンの姿に、豪華客船のパーティー客はわが目を疑い、窓辺でサンタクロースを待つ少女はサンタのイラストと二人の姿を見比べた。切り立った山々を抜け、スノーマンが向かったのはファーザー・クリスマスの家だ。そこにはたくさんのスノーマンが集い、愉快なファーザー・クリスマスを囲んでクリスマスを祝っていた。

シルクハットを被ったもの、エプロンを着けたもの、楽器を演奏するもの。食べて飲んで、個性豊かなスノーマン達が、輪になって踊る。少年も、温かくその輪に迎えられた。少年が踊りすぎて雪に倒れ込んでしまうと、ファーザー・クリスマスが彼を助け起こし、トナカイ小屋へと案内する。そしてプレゼントの山の中から少年宛の小包を探し出し、一足早いクリスマスプレゼントだ。中身は、スノーマンがたくさん描かれた青いマフラーだった。

スノーマンのあらすじ【結】

ファーザー・クリスマスにお礼のキスをする少年に、スノーマンが出発の時を告げる。少年は名残惜し気にファーザー・クリスマスとお別れの挨拶をし、見送られながらスノーマンの手を取って夜空に舞い戻った。

すっかり空中散歩に慣れた少年は、眼下に広がる景色をしっかりと目に焼け付ける。しかし、隣を飛ぶスノーマンは時折後ろを振り返り、白み始めた地平線を見ては浮かない顔だ。あっという間に家へと戻る二人。スノーマンは、優しく少年を家まで送る。握手をし、一度は家に入ろうとする少年だが、別れきれずにまた駆け戻ってしまった。そんな少年を、スノーマンは優しく抱きしめ、今度こそ本当に少年はベッドへ戻る。そして、スノーマンは家に背を向け、元の雪像に戻った。

翌朝。目を覚ました少年は、着替えもせず、パパとママに挨拶もせず、庭へ駆け出した。強い朝日に、目を開ける事が出来ない。まさかと思いスノーマンのところへ走り寄ると、そこにあったのは、ほんの少しの雪山に帽子とマフラー、散らばった炭だけ。少年は鼻をすすり、ガウンのポケットを漁る。中には、確かに青いマフラーが入っていた。夢じゃなかった。少年は、力無くマフラーを持ってうなだれた。

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