映画『スパイゲーム(2001)』あらすじとネタバレ感想

スパイゲーム(2001)の概要:引退の日を迎えたCIAベテラン捜査官の耳に入ったのは、愛弟子が窮地に立たされているという知らせだった…。レッドフォード、ブラット・ピット初顔合わせとなるスパイ映画。

スパイゲーム あらすじ

スパイゲーム
映画『スパイゲーム(2001)』のあらすじを紹介します。

ベテランCIA諜報員ミュアー(ロバート・レッドフォード)は退官の日を迎えようとしていた。TVから流れるベルリンの壁崩壊2周年を報じるニュースを背にしたその時、香港米国大使館職員のハリー(デヴィット・ヘミングス)から一本の電話が入る。

『ボーイスカウトがトラブルに巻き込まれた…』

CIA本部に戻ったミュアーは、香港からの電信で、愛弟子のビショップ(ブラッド・ピット)が中国・蘇州刑務所に投獄され拷問を受けているという事実を知らされる。ミュアーは同僚のハーカ0(スティーヴン・ディレン)からビショップに関する資料を求められ、事の重大さを察し、秘書のグラディス(マリアンヌ・ジャン=バティスタ)と共に作戦を練る。

ミュアーがビショップを見出したのは、’75年ベトナム戦争の最中だった。スナイパーとして一流の腕を持ち、冷静に任務を遂行するビショップに才能に、一流のエージェントとしての才能を感じ取りスカウトしたのである。ビショップにとってミュアーは仕事の師であり人生の師でもあった。

しかし大義の為には冷徹非情になるミュアーに対し、任務の為に冷酷になれない面が残っていたビショップは、次第にミュアーから離れていく。それが今回の任務遂行ミスに繋がったのだった。ミュアーは、いかにしてビショップを救い出すのか…。

スパイゲーム 評価

  • 点数:85点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:1973年
  • 上映時間:114分
  • ジャンル:アクション、サスペンス
  • 監督:マイケル・ウィナー
  • キャスト:バート・ランカスター、アラン・ドロン、ポール・スコフィールド、ゲイル・ハニカット etc

スパイゲーム ネタバレ批評

映画『スパイゲーム(2001)』について、感想批評です。※ネタバレあり

現在と過去のエピソードを交互に差し込む展開

映画は、現在と過去のエピソードを交互に差し込む形で展開される。

現在のエピソードではビショップは刑務所の中で拷問されているシーンが映し出され、ミュアーはCIA本部から一歩も出ずに、いかにして周囲に気づかれずにビショップを救い出すか策を練るというシーンが出てくる。

過去のエピソードでは、どういう経緯でビショップとミュアーが知り合い、ビショップはCIAに入ったのか、そして2人の衝突が描かれている。

この二つのエピソードをテンポよく交互に組み合わせつつも上映時間90分以内に収めているという所が、監督の手腕の見せ所と言える。

『ディナーアウト』が意味する所とは?

CIA上層部の動きを伺ったミュアーは、大統領の訪中が差し迫っているという政治的状況から、ビショップは見殺しにされる危険性があると判断し、組織に背き、自分の全財産を使い愛弟子を救おうとする。
その時の作戦名が『ディナーアウト』という所は、2人の絆の深さを物語っている。

かつてビショップがミュアーの誕生日に酒類の入手が困難なベイルートまでウィスキーを取り寄せた際に『大事なものを取り寄せる隠語をディナーアウトと言うんだ』とミュアーに語るシーンがある。
それを覚えていたミュアーは作戦名に使い、ビショップは救出される際に作戦名を救出ヘリの中で知り、自分が誰に救出されたかを悟り安堵の表情を浮かべるシーンと、ミュアーのポルシェがCIA本部を出て行くラストが重なる所が印象的でもある。

初顔合わせになるレッドフォードとブラッド・ピット

『リバー・ランス・スルー・イット』はレッドフォードの監督作になるので、レッドフォードとブラッド・ピット、2人の共演は今回が初めてとなる。
監督曰く、お互いが補完しあい学びあう関係で、これ以上の師弟関係は望めないという程、完璧な組み合わせだったという。どれ程ウマがあった組み合わせかという事は映画を観れば一目瞭然ではないかと思う。

スパイゲーム 感想まとめ

モラルが迷走する時代に、真の愛国心とは何なのか、それはつまる所人間関係に帰結するものではないか、という結論に到ったのがこの話なのだと思う。
ミュアーやビショップがとった行動は、確かに国家に背いていたかもしれないし、官僚的に巧く生きる事ができなかったからこそ、私たちが共感出来るのではないか。

そんな2人の生き様を、テンポよく描き、最後まで飽きさせない展開に仕上げているこの映画はお勧めである。

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