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映画『ST赤と白の捜査ファイル』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ST赤と白の捜査ファイル』の概要:護送車が交差点で普通自動車と接触事故を起こし、その隙に輸送中の犯人が脱走する事件が起きる。警視庁科学特捜班のリーダーである赤城は今回の事件を知り、ハッカーが関わっていることに気づく。

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映画『ST赤と白の捜査ファイル』の作品情報

ST赤と白の捜査ファイル

製作年:2014年
上映時間:109分
ジャンル:サスペンス
監督:佐藤東弥
キャスト:藤原竜也、岡田将生、志田未来、芦名星 etc

映画『ST赤と白の捜査ファイル』の登場人物(キャスト)

赤城左門(藤原竜也)
「Scientific Taskforce(警視庁科学特捜班)」(通称ST)のリーダー。「馬鹿かお前は」など乱暴な言葉を使う。普段は言葉にすることはないが、STの室長である百合根を友人だと思っており、その関係を大切にしている。対人恐怖症。
百合根友久(岡田将生)
「Scientific Taskforce(警視庁科学特捜班)」(通称ST)の室長。通称キャップ。熱血漢で、優しい性格。赤城のことを親友だと公言している。自分勝手なSTのメンバー達に振り回されながらも、親のように見守っている。
青山翔(志田未来)
「Scientific Taskforce(警視庁科学特捜班)」(通称ST)のメンバー。プロファイリングが得意。赤城のことを認めており、ライバル視している。
結城翠(芦名星)
「Scientific Taskforce(警視庁科学特捜班)」(通称ST)のメンバー。超人的な聴力を持っており、人が嘘を吐いているかどうか聞き分けることができる。
黒崎勇治(窪田正孝)
「Scientific Taskforce(警視庁科学特捜班)」(通称ST)のメンバー。超人的な嗅覚を持っており、様々な香りを嗅ぎ分けることができる。武闘派。人と直接話さずに、STのメンバーである山吹才蔵を通じて会話を行う。
松戸紫織(瀬戸朝香)
刑事部捜査第一課・理事官。厳格な性格だが、人命の救助を第一に考えるなど優しい一面もある。
池田草介(林遣都)
警視庁刑事部捜査第一課・松戸の補佐役。百合根の友人。上司として松戸のことをとても尊敬している。STの能力を求めつつも、STに振り回されている百合根のことを心配している。
三枝俊郎(渡部篤郎)
警視庁刑事部捜査第一課・参事官。飄々とした性格で、真意が読み難い。STの能力を認めており、陰ながらサポートしている。
鏑木徹(ユースケ・サンタマリア)
元プログラマー。前科があるハッカー。「フギン」という名の暴露ウイルスを開発し、「フギン」を唯一駆除することができる「ムニン」という名のワクチンウイルスを高値で販売しようと画策する。
堂島菜緒美(安達祐実)
鏑木の元同僚。鏑木との間に椿という子供がいる。椿に父が誰かは話していない。「ムニン」を生み出すことができる。

映画『ST赤と白の捜査ファイル』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ST赤と白の捜査ファイル』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ST赤と白の捜査ファイル』のあらすじ【起】

多様化する犯罪に対応するため、科捜研の優秀な研究員5名を集め、特別な捜査権が与えられた組織「Scientific Taskforce(警視庁科学特捜班)」(通称ST)が設立された。それから2年、ある事件が起きるまでSTは確かな実績を残していた。

東京江南区。護送車が対向車と衝突し横転した。その隙に、空き巣の常習犯である3人が、護送車から脱走した。その3人はすぐに逮捕されるが、どこかから今回の件が漏れており、凶悪犯が脱走したと偽の情報を交えてSNS上で拡散される。刑事部捜査第一課・理事官の松戸は補佐の池田と共に今回の件の対応を行おうとするが、STのリーダーである赤城が現れ、今回の件は誰かが仕組んだものだと言い出した。松戸達はSTの室長である百合根を含め、赤城の話を聞くことにした。

護送車が事故を起こした現場は、交差点の全ての信号が青に変わっていた。護送車の運転手か事故相手の運転手が嘘を吐いている可能性もあったため、赤城はSTの結城翠に確認をしてもらっていた。結城は人が発した声で、嘘を吐いているか聞き分けることができた。すると、どちらの運転手も信号が青だと証言しており、そこに嘘は含まれていないことが分かった。結城から報告を受けた赤城は、交通事故自動記録装置のタームスを調べた。やはり、信号は全て青だった。誰かがシステムにハッキングをして、信号を全て青に変えたのだ。赤城は信号システムと護送車のルート情報が漏れていることから、優秀なハッカーが事件に関わっている可能性が高いことを松戸達に話した。

赤城達STは、近くのコンビニの監視カメラの映像から怪しい男を見つけていた。その男は脱獄犯がコンビニを襲撃してきても恐れている様子はなく、むしろ楽しんでいた。男は鏑木徹という名で、最近シンガポールのIT企業を辞めたプログラマーだった。しかも元ハッカーで前科があった。赤城は鏑木の住所が載ったファイルを池田に渡した。

赤城が池田に渡したファイルが偽物であることが判明する。それに気づいた百合根は赤城に電話を掛けるが、話している途中で切られてしまう。百合根から連絡を受けた刑事が本当の鏑木家に向かうと、部屋は燃えており、中から赤城が出てきた。

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映画『ST赤と白の捜査ファイル』のあらすじ【承】

鏑木徹が焼死した。百合根が見守る中、松戸と池田は赤城を尋問した。赤城は鏑木が警察の汚職を暴こうとしており、殺されたのだろうと話した。鏑木の家のパソコンからその証拠データを盗んできており、STが解析していた。赤城は松戸達に考えを披露していたのだが、突然自分が犯人に該当すると喚き出した。そこに、STのメンバーが現れ、赤城が1億円の横領に関わっていた証拠が見つかったと伝えた。松戸達が戸惑う中、赤城は逮捕された。

赤城が逮捕されたためSTは解散することになった。百合根は元々3日後に異動することになっており、今回の件でそれに影響は出なかった。赤城は多くは語らなかったが殺害動機だけ、「横領の口封じではなく、鏑木は許しがたいことをしたからだ」と述べた。百合根は赤城の無実を信じていたが、STの面々は誰も赤城の無実を証明するために協力してくれなかった。廊下で落ち込んでいると、参事官の三枝俊郎が現れ慰められる。三枝は悩む百合根に、本人に会って直接話をすればいいとアドバイスを送った。

赤城が面会を謝絶したため、百合根は池田を殴り、知り合いの刑事に暴行罪で逮捕してもらった。赤城の隣の檻に入れられると、「フギン」が関係あるのか直接赤城に語りかけた。百合根は生前の鏑木の動向を調べていた。鏑木の同僚だった堂島菜緒美から、鏑木が業務の合間に暴露ウイルスの開発を行っていたことを聞いていた。そのウイルスの名が「フギン」だった。「フギン」に感染したパソコンは、内部の重要データを鏑木のパソコンに転送するようになっていた。赤城は鏑木が死んでないとだけ呟き、百合根との会話を終わらせた。

映画『ST赤と白の捜査ファイル』のあらすじ【転】

赤城が脱走した。赤城を追跡する特別チームが結成されることになり、それにSTの面々が志願して加わった。百合根は赤城が菜緒美に会いに行くはずだと予想し、菜緒美が泊まっているホテルに向かった。すると、案の定赤城が現れる。だが、菜緒美は既に鏑木に連れ去られていた。百合根は鏑木が死んでいないと思った根拠を赤城に尋ねた。赤城は鏑木の部屋にあった遺体に、法医解剖後の縫合の痕があったことを話した。検視官は鏑木に脅迫または買収された恐れがあり、鏑木の遺体を偽装していた。百合根が相談してくれなかった赤城を非難していると、部屋から物音が聞こえてきた。音が聞こえる方を確認すると、菜緒美の娘の椿がいた。椿は鏑木達の目的が「ムニン」だと赤城達に教えるが、赤城を追って捜査官が現れたため、赤城達は取り敢えず詳しい話を聞く前に逃げることにした。

STは赤城を追い込むため、偽の情報を交えて赤城と百合根の特徴をSNS上に拡散した。市民から勝手に情報が入ってくるように仕向けたのだ。その頃、赤城達は歩きながら椿から「ムニン」について教えてもらっていた。「ムニン」は「フギン」を駆除することができるワクチンウイルスだった。鏑木はこの両方を作っており、菜緒美もまたこの「ムニン」を作れる人物だった。

赤城は百合根達と共に、幼馴染が所有している倉庫に隠れた。そこに、椿を置いて行こうとするが、椿が嫌がった。赤城が説得すると、椿は涙ながらに別れ際に母と喧嘩したため、謝りたいのだと話した。父親が誰か聞いてはいけない約束なのに、しつこく聞いて母に酷い言葉を投げかけてしまったのだ。赤城は菜緒美を必ず助けることを椿と約束した。その時、赤城はSTによって、自分達の情報がSNS上で拡散されていることを知る。知り合いの刑事である菊川吾郎達に着ぐるみを着てもらい、捜査をかく乱してもらった。菊川は三枝に赤城の助けをするよう頼まれていたのだ。赤城が百合根と逃げていると、STのメンバーである黒崎が現れる。赤城は黒崎から手錠を受け取ると、百合根に手錠を嵌めて動けないようにした。百合根は訳が分からず赤城を非難するが、赤城は何も説明を行わないまま黒崎と共に去って行ってしまう。

映画『ST赤と白の捜査ファイル』の結末・ラスト(ネタバレ)

結城が百合根の元に現れ、事件の真相を話し始めた。赤城は逮捕される前、鏑木が生きていることをSTのメンバーに話していた。そして、百合根が横領をしているかのようにデータが偽装されていることを話した。それは、鏑木にとって邪魔なSTを解散させるためだった。赤城は鏑木を油断させるため、STが解散し仲間割れをしているかのように見せかけたのだ。百合根の代わりに逮捕されたのは、百合根のキャリアに傷をつけないためだった。赤城が言っていた「鏑木は許しがたいことをした」というのは、鏑木が百合根を嵌めようとしたことだった。三枝もそのことを知っており、現在本部で説明を行っていた。本部は赤城を追うのを止め、鏑木とその仲間を追うことを決める。

鏑木は仲間と共にワインのオークション会場を襲撃し、抵抗する人を次々と射殺していった。そして、人質を取り、政府に1億ドルを要求した。期限は1時間しかなかった。その模様はネット上で拡散され、多くの市民が視聴していた。

赤城はオークション会場の襲撃ビデオを見て違和感を抱く。その頃、百合根もそのビデオを見て、違和感を覚えていた。人は恐怖を感じると瞼が動くはずなのだが、人質達は頬を上げ喜んでいるかのようだった。そのことは、赤城から教えられていた。百合根は人質達が演技していることに気づく。話を聞いた結城は人質達の声を聞き、百合根の考えを肯定した。百合根と結城はそのことを松戸達に伝えた。警察の部隊がオークション会場に突入すると、そこで犯行は行われていなかった。

鏑木達は動画の閲覧者が「フギン」に感染するよう仕向けており、警察のパソコンにもフギンが感染していた。池田はネットの接続を切るよう、部下達に指示した。鏑木達の目的は、「フギン」を唯一駆除することができる「ムニン」を高値で売ることだった。

ST達は鏑木が行っている「ムニン」のオークション会場に行き、鏑木と相対した。黒崎が鏑木の仲間達と戦い逮捕しようとするが、ワインオークションで人質役を演じていた人達が銃を持って現れ取り囲まれてしまう。そこに、百合根が捜査官を連れて現れ、赤城達を助けた。STのメンバーは百合根の登場に驚いていたが、赤城は予期していたらしく、全く驚いていなかった。百合根は赤城を思って鏑木を殴ろうとするが、それを赤城自身に止められる。赤城は自分で鏑木を殴った。百合根は作戦を秘密にされて悲しかったことを赤城に訴えた後、赤城を含めたSTのメンバー全員に感謝の言葉を述べた。照れた赤城は、それなら早く助けに来いと生意気な口を利いた。

赤城は菜緒美と相対し、椿の父親が鏑木なのか尋ねた。菜緒美は無言でそれを肯定した。菜緒美は椿に、父が鏑木であることを伝えていなかった。言うのを躊躇っていると、赤城からあの子はもう大人だと諭される。部屋にやって来た椿は赤城に言われ、母親に酷い言葉を言ってしまったことを謝罪した。菜緒美は愛おしそうに娘を抱きしめた。

池田が次のSTの室長に就任することになった。赤城は百合根を見送りに行き、大事にしていた「ガッキーくん」人形のストラップを贈った。

映画『ST赤と白の捜査ファイル』の感想・評価・レビュー

一人一人の個性が強く、持っている能力もかなり高い5人をまとめる、通称キャップとその一人の赤城との絡みが面白く、徐々に信頼関係を深めていく。個々の能力を生かして事件にかかるが、その中で母と娘、母親と父親との関係なども明らかになっていく。不器用なSTたちの、仲間への思いが事件のなかで垣間見れ、少し照れ臭いような感覚にもなる。赤城らしい見送りの仕方も、最後の最後でほっこりする。(女性 20代)


ドラマをずっと見てきたので、映画化されたことがとてもうれしかったです。前半ではST班対犯人赤城と間に挟まれる主人公という話の流れになっていて、犯人が本当に赤城なんてことはないだろうと推測はしていたものの、ドキドキしながら観ていました。実は赤城とST班の人たちは主人公を守るために裏で協力してたことを知った時、全員が主人公を思う気持ちに胸が熱くなりました。

どんな状況の時も全力で頑張り、最善を尽くそうと奮闘する主人公を観て、私も頑張ろうと思えました。(女性 20代)


重すぎず、時間も長すぎず、ほどよい映画だったと思う。ただスペシャルドラマで十分だったかなという印象も受けた。だが、意外と脚本も楽しめたし藤原竜也は安定の演技力だったので安心した。
岡田将生はこれほど良い役者だったのかと改めて気づかされた。藤原竜也との掛け合いは一種の演技バトルのようにも見えたし、一歩も譲らない強さがあった。今作を見てよかったと思える演技だった。
テレビシリーズの映画化にしては良い出来だったと思う。総じて評価は高い。(男性 20代)


TVドラマシリーズの劇場版というと、どうしても「2時間スペシャル」のようなクオリティになってしまい、映画にするほどでは…と感じてしまうことが多いのですが、今作はTVドラマシリーズをしっかりと生かした劇場版になっていてとても面白かったです。
口が悪く傲慢だけど憎めないSTの班長を演じる藤原竜也。彼の演技はとにかく素晴らしいです。彼のおかげでストーリーに深みが出て「恩返し」というメッセージがより強調されていた気がします。TVドラマシリーズを見てから鑑賞して欲しい作品です。(女性 30代)

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