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映画『スター・トレック(2009)』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『スター・トレック(2009)』の概要:今まで10作ものタイトルが発表されている、大人気シリーズ『スター・トレック』の11弾目。今作から主役が人気俳優クリス・パインとなり、新たなスター・トレックシリーズの幕開けとなった。

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映画『スター・トレック』の作品情報

スター・トレック(2009)

製作年:2009年
上映時間:126分
ジャンル:SF、アドベンチャー
監督:J・J・エイブラムス
キャスト:クリス・パイン、ザカリー・クイント、エリック・バナ、ウィノナ・ライダー etc

映画『スター・トレック』の登場人物(キャスト)

ジェームズ・T・カーク(クリス・パイン)
英雄と称される人物を父に持つダメ息子。しかし、頭の回転自体は非常に早く、頭一つとびぬけた才能を見せる。
スポック(ザカリー・クイント)
優秀なバルカン星人の中でも、一際優秀な人物。しかし、母親が人間の混血児であるため差別を受け、宇宙艦隊アカデミーに入隊する。
クリストファー・パイク(ブルース・グリーンウッド)
カークの父の古い知り合いで、カークに宇宙艦隊アカデミー入学を進めた人物。カークの能力を誰よりも買っている。
モンゴメリー・スコット(サイモン・ペグ)
とある事情から惑星に左遷されていた技術者。性格はやや難ありであるが、その技術力は本物。
ネロ(エリック・バナ)
未来で自分の星が破壊されることを突き止め、惑星連邦を破壊しようと暗躍する人物。今作の黒幕。

映画『スター・トレック』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『スター・トレック(2009)』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『スター・トレック』のあらすじ【起】

ジェームズ・T・カークは、お世辞にも真面目とは言えない、自堕落的な生活を送っていた。そんな駄目息子の父親は、英雄として語り継がれている人物だった。カークの父親は、かつて宇宙艦隊の艦長として広い宇宙に飛び立った。しかし、そこで彼の乗り込むケルヴィン号は、ナラーダ号という巨大な宇宙艦隊からの攻撃を受けてしまったのだ。

崩壊していく船。その中で、カークの父親は約800名もの乗組員を避難させた。しかし、そのためには誰かが艦内に残る必要があり、カークの父親は自らその役割を買って出たのである。こうして、カークの父親は自らを犠牲に800人もの命を救ったとして、英雄となった。彼が逃した人物の中には、当時まだカークを妊娠中だった彼の妻もいた。カークが無事この世に誕生できたのも、全ては父親のおかげなのである。

しかし、そんな優秀な父親を持ってしまったためか、カークは反発をして生きてきてしまったのだ。ある日、そんなカークの前に一人の人物が現れる。それは、パイク大佐という父のかつての知り合いだった人物である。そして、パイク大佐はカークに、カークも父親のように艦隊乗組員になるため、宇宙艦隊アカデミーに入学するよう薦めるのだった。

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映画『スター・トレック』のあらすじ【承】

一方、非常に知能レベルが高いバルカン星人が暮らすバルカン星では、スポックという男性が暮らしていた。しかし、彼はバルカン星人でありながら、同種族の他の人間からは浮いてしまっていた。スポックの母親はバルカン星人でなく人間で、そのためにスポックは差別を受けることが多かったのである。優秀なスポックは、自国の科学アカデミーを受けようとするが、再びその差別がスポックに襲いかかる。そんな環境に見切りをつけたスポックは、宇宙艦隊アカデミーに入学することにしたのだった。

そして、それから3年の時が経過した。優秀なスポックは、既にアカデミー生を担当する教官となっていた。そんなスポックを最も困らせる人物、それがカークだった。カークもまた、機転が利き賢い人物であったが、カークはその才能を不正などに使いがちであった。再び不正行為を行なったカークに対して聴聞会が開かれていた時だった。なんと、バルカン星から緊急救助要請が届いたのである。

映画『スター・トレック』のあらすじ【転】

そして、惑星連邦はバルカン星へと艦隊を飛ばした。カークも、パイク大佐が艦長を務めるエンタープライズ号に乗り込むことになる。しかし、カークは一連の出来事に嫌な予感を感じていた。以前話で聞いた、父親が死んだ際の状況と今の状況が似ていたのである。

カークは慌ててパイク大佐に引き返すように伝えるが、時は既に遅かった。かつて父の艦隊を打ち滅ぼしたナラーダ号が現れ、エンタープライズ号に攻撃を仕掛けてきたのである。そして、彼らはパイク大佐を人質としてとっていってしまうのだった。

ナラーダ号を率いているのは、ロミュラン星人のネロという人物だった。ネロは重力を操る赤色物質というものを使い、なんとバルカン星を消滅させてしまう。その直前に、スポックは自分の父親を含め数人のバルカン星人を助け出すことに成功するが、しかし、目の前で母親を失ってしまうのだった。バルカン星を破壊したネロの次の狙いは、カーク達の暮らす地球だった。

映画『スター・トレック』の結末・ラスト(ネタバレ)

一方、とある星に辿り着いたカークは、その惑星で孤独に暮らすスコットという技術者と出会う。カークはスコットを連れ、エンタープライズ号へと舞い戻った。カークにはネロを止めるための秘策があったが、それはカークが艦長の立場につかなければ成立しない作戦である。しかし、パイク大佐がいない今、艦長はスポックが務めていた。そこで、カークは敢えて、常に冷静なスポックを怒らせるような発言をとったのだ。そして、冷静さに欠くと判断されたスポックは、艦長として不適切とされてしまうのだった。

そして、カークの狙い通り、彼が艦長の座につくことになる。そして、なんとカークはスポックとともにナラーダ号に乗り込んでいったのだ。そして、パイク大佐を助け出すと、地球を破壊される前にナラーダ号を破壊してみせたのだった。

エンタープライズ号の乗組員も、無事地球へ戻ることができた。英雄の息子が、とうとう英雄になったのである。この功績を認められたカークは、正式にエンタープライズ号の艦長として任命されることになる。そして、カークのことを認めたスポックは、彼の副官として、共にエンタープライズ号で働く決意をするのだった。

映画『スター・トレック』の感想・評価・レビュー

アメリカの人気SFドラマ「スター・トレック」のリブート版。落ちこぼれの青年、主人公・カークが宇宙船「エンタープライズ号」の船長となり、銀河の危機に立ち向かう姿を描く。

純粋なリメイクではなく歴史改変による新たな物語を描いている点が斬新。始めは反目している主人公・カークと後の副官スポックが一連の騒動を通じお互いを認め合い、友情を育んでいく姿に胸を打たれる。(男性 20代)


スターウォーズに並ぶ、大人気SFシリーズであるスタートレックがリニューアルされた作品。スターウォーズの監督でもあるJJエイブラムスが監督を務めている為、内容が似ているように思われがちだが、スターウォーズは主に過去、スタートレックは未来の話になるので、似て非なるものなのである。とはいえ、設定はやはりJJエイブラムス色が強く出ているのもあり、非凡に見える人物が、秘めた力を発揮するといった点は似てるのではないだろうか。どちらも甲乙つけがたいので、本作品を含め、是非どちらも見て頂きたい。(男性 30代)


オリジナルのシリーズとは異なる並行世界でのスタートレック第一弾。オリジナルの愛好家が喜ぶポイントを抑えつつ、オリジナルを知らない人でも入れる絶妙なバランスなのではないだろうか。カークはオリジナルよりも若く血気溢れる印象が21世紀の新作らしくて好感が持てた。その他オリジナルを知らなくても普通に楽しめるが、オリジナルを知っていればニヤリとできるポイントの連続。最後の最後にも懐かしのフレーズのアップデートバージョンが流れて大満足。(男性 40代)


『スター・トレック』シリーズについて詳しくない自分が見ても、おもしろいなと感じる作品だった。物語の当初、主人公のカークはダメな部分が目立っていたように思う。けれども、物語が進むにつれて、勇敢な部分や優しい部分が見られるようになって魅力的なキャラクターだなと思った。
艦隊とか惑星とか、とてもリアルで迫力があった。細部までこだわって作られているのが感じられる。ストーリーもおもしろく、何度でも見たくなる作品だった。(女性 30代)


初めて観たはずなのに、バルカン星人の挨拶が出た時は“こ、これが元ネタか~!”と興奮してしまった。たしかに真似したくなる。
オリジナル版は観たことがないが、不良っぽくて喧嘩っ早いが、才能があってやる時はやる主人公のイメージに、クリス・パインはぴったりだったと思う。
壮大な冒頭シーンに始まり、特にだれることもなく最後までずっと面白い。アクションや戦闘など見所も多くあり、スター・トレックの知識がなくても十分楽しめる。初心者に優しいリブート版。(女性 30代)


スター・トレック作品を初めて見ました。いかにもと言えるフォルムの宇宙船、異星人との共生・考え方の違い、星の崩壊、宇宙に関する様々な事が細部まで再現されていて見ごたえ十分でした。ストーリーも単純明快で分かりやすく、年齢問わず楽しめる作品だと思います。敵宇宙船がとても魅力的でした。未来の機械だから戦闘面のスペックが高い反面、本来は掘削機なので外見が錆びれている。男臭い宇宙船から、敵の信念が感じられグッときました。(男性 20代)


過去の作品は見たことがないので、私が知っている『スター・トレック』はこのクリス・パイン演じる主人公カークのものだけですが、続編ではなくて新しい世界観で描いたリブート作品なので、全く問題なく楽しめました。
とにかくキャストが豪華なので見ていて幸せな気持ちになりますよね。クリス・パインのお父さんがクリス・ヘムズワースってどんな世界なの!?と興奮しながら見ていましたが、なんの知識も無しに見ていると前半は少し難しく感じるかもしれません。
しかし、少しずつストーリーや設定が分かってくると本当に面白い作品なので途中で諦めずに、シリーズを通して見て欲しいです。(女性 30代)

関連作品

次作 スター・トレック イントゥ・ダークネス

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