映画『ストロベリーナイト(2013)』あらすじとネタバレ感想

ストロベリーナイト(2013)の概要:誉田哲也のミステリー小説、姫川玲子シリーズの「インビシブルレイン」が原作の映画。テレビドラマスペシャル、連続ドラマに続き、過去に闇を抱える女性刑事、姫川玲子の活躍を描いた。

ストロベリーナイト あらすじ

ストロベリーナイト
映画『ストロベリーナイト(2013)』のあらすじを紹介します。

ストロベリーナイト 評価

  • 点数:65点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2013年
  • 上映時間:127分
  • ジャンル:ミステリー、サスペンス
  • 監督:佐藤祐市
  • キャスト:竹内結子、西島秀俊、大沢たかお、小出恵介 etc

ストロベリーナイト ネタバレ批評

映画『ストロベリーナイト(2013)』について、感想批評です。※ネタバレあり

ドラマ版や小説を知らないとわかりにくい世界観

男性社会の警察組織、その中でも捜査一課という花形部署の紅一点でやり手の女性警部補、姫川玲子を描いたドラマスペシャル、連続ドラマと続いた作品の初の映画化作品。
ドラマでもそうだったが、映画でも男性キャストがほとんどで、女性の出演者は主演の竹内結子の他に片手で数えられる人数。
謎解きミステリー要素もあるが、警察上層部の圧力という問題や、姫川玲子と牧田勲の禁断の関係、そして姫川班の一員で玲子の部下でもある菊田を加えた三角関係が大きな見せ場になっている。

ドラマ版を見ている事が前提となっており、玲子の闇であり、バッグが赤色の理由でもある、過去に強姦被害に遭っているという説明や台詞は一切無い。
また、玲子に熱烈な片思いをしている井岡の昇進などの会話にしても、予備知識があることが前提になっていて、映画だけでは入り込みにくい世界観になっている。

雨にこだわりすぎた演出

ラストシーン以外の全ての場面で雨が降っていて、原作タイトル「インビシブルレイン」を強調した作品になっている。
しかし、柳井健斗の遺体が発見された後に姫川班メンバーが勢ぞろいしたシーンなどは、明らかに晴れの日の光なのにも関わらず雨にしており、どっちつかずの印象を覚える。
小林殺害を実行した事を突き止められた牧田が玲子と一緒に道を歩くシーンも、どう見ても雨の日には見えない。

時間内に収まりきらなかったストーリー

玲子と牧田、菊田の三角関係は上手く描けているが、その分謎解きに関するシーンの進み具合が異様に早い。
また、牧田が横断歩道で刺されるシーンが印象的なため、直前までの会話が印象に残らなくなってしまっている。

小林殺害に関しての全貌は意外性があるが、連続殺人事件とみられた他の事件には途中で全く触れられないので、面白味がない。
牧田の部下、川上の存在感や怪しげな雰囲気を前面に出してしまったため、龍崎組幹部の殺人事件に関して意外性が出てこないのも、ストーリー上もったいない部分のひとつ。

ストロベリーナイト 感想まとめ

原作の小説シリーズ、スペシャルドラマ、連続ドラマが素晴らしい完成度だったため、いまひとつ、という印象が残る映画。
これまで姫川班の仲間たちと共に行動し、上司に助けられてきたやり手の女性刑事、姫川玲子が“触れてはいけない事件”に関わって孤立無援の状態になり、これまで遠ざけていた恋愛をするなど、元々のストーリーは上質。
原作を読んだ方にとっては、牧田のイメージにピッタリの大沢たかおの配役も良い。

映画だけではわかりにくく、入り込むのに時間がかかるストーリーと演出で、予習が必要になってしまう。
猟奇的な事件や後味の悪い作品の中で、とぼけた性格で常に何かをやらかす井岡がクッションの役割を担ってきたが、本作では活躍のでいるシーンがほとんどない。

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