『スチュアート・リトル2』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

CGの動物達が活躍するファミリー映画『スチュアート・リトル』の続編。リトル家の次男坊となったスチュアートの大冒険と初めての友達を描く。監督は『ライオン・キング』のロブ・ミンコフ。

あらすじ

スチュアート・リトル2』のあらすじを紹介します。

前作で見事リトル家の次男として受け入れられたネズミのスチュアート。父フレデリック、母エレノア、長男ジョージ、飼い猫のスノーベルに加え妹のマーサが生まれたばかりのリトル家は忙しない朝を迎えていた。その日はジョージとスチュアートがサッカーの試合に出場する日で、特にスチュアートは大張り切り。しかし体の小ささを周りの大人から心配され思い通りの活躍ができない。またジョージが同級生のウィルと遊んでいる最中、スチュアートは誤ってジョージの飛行機を壊してしまった。落ち込むスチュアートにフレデリックは「どんな雲にも銀の裏地がついている」と伝える。そしてジョージのように新しい友達を見つけることを促し、スチュアートを励ますのだった。
とはいえ同じ学校に通う子どもたちは習い事で忙しいし、ジョージも他の子と遊びに行ってしまう。寂しい思いを抱えたままいつもの車で下校していると、突然空から小鳥が落ちてきた。あまりに急なことで戸惑うスチュアートだったが、彼女がタカに追われているのを知りなんとか振り切る。彼女の名前はマーガロ。羽根を怪我したマーガロを手当てするため、スチュアートは彼女をリトル家に連れて行く。ママは不潔な動物が嫌いだから追い出される!と脅したスノーベルに反し、エレノアは可愛らしいマーガロを歓迎する。新しい友達ができたと喜ぶスチュアートたちだったが、実はマーガロには裏の顔が。なんと自分を追いかけてきたタカのファルコンとグルで、家を物色し金目の物を盗もうとしていたのだ。エレノアの指輪を狙うよう命令するファルコンに対しリトル家の絆や優しさに触れたマーガロは気が進まない。しかしファルコンに逆らうこともできない。隙を見て指輪を盗んだマーガロは宝物である母の形見の綺麗なピンを残し、逃げるようにリトル家を去ってしまう…。
マーガロがいなくなったことに気づいたスチュアートは、ファルコンに連れ去られたと思い込む。彼女を救うため、スノーベルとともに大冒険に出るのだった。

評価

  • 点数:75点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★★
  • 演出:★★★★★
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2002年7月20日
  • 上映時間:78分
  • ジャンル:ファンタジー、コメディ
  • 監督:ロブ・ミンコフ
  • キャスト:ジーナ・デイビス、ヒュー・ローリー、ジョナサン・リプニッキ、マイケル・J・フォックス、ネイサン・レイン etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『スチュアート・リトル2』について、3つ考察・解説します。※ネタバレあり

どの雲にも銀の裏地がついている

パパがスチュアートを励ますために言ったこの言葉。英語のことわざで、たとえ暗雲でも反対側は太陽に照らされ銀色に輝いているということから、どんなに不幸で失敗があっても必ず希望があるという意味です。ゴミ運搬船に乗せられ「銀の裏地なんて無かった」と絶望するスチュアートの前に、いつか壊してしまった飛行機を発見したことはまさにパパの助言が役に立った瞬間です。

ディズニー映画で力を身につけた監督

『ライオンキング』シリーズやディズニーの短編映画を手がけたロブ・ミンコフ監督。それを聞くと動物たちの表情や動作が逸脱なのも納得です。『ライオンキング』同様キャラクターがそれぞれ愛らしく、異なる存在感を放っています。テーマはあくまで子どもにも分かりやすいものでありながら、養子についての描写や家族愛など深い点を描くのも類似していると思います。

友情?恋?

スチュアートが直したピンをマーガロに渡す際、2人が見ていた映画はヒッチコックの『北北西に進路を取れ』というスパイを題材にしたラブストーリーで、一度は裏切ってしまうが最後には助け合うという展開が2人にそっくりです。しかしその映画とは違い、ラストでは自らの夢であった南へ旅立ってしまったマーガロ。お互いを「ずっと忘れない」と抱き合いながらも、切ない結末となってしまいました。今作では恋をする、というのがコンセプトの一つだったようですが、本人たちはあまり恋として意識していないように感じました。3で再会してくれれば一番良かったのですが再登場は無いようで残念です。

まとめ

前作の『スチュアート・リトル』を見た時はとにかく、ネズミを養子に貰い家族になることに誰も違和感を感じていない、という点に終始違和感を感じてしまいあまり楽しめませんでした。しかし今作ではすでに立派な家族として話が進んでいくので、そういうものなのだと自然と受け入れてしまいました。とはいえスノーベルは相変わらずペット扱いで特に言葉も交わさず、「パパ」「ママ」も言えないマーサがラストで「小鳥ちゃん、ばいばい」と喋ったなど新たな違和感も誕生しましたが…。
この映画の魅力はこういった少々ぶっ飛んだシチュエーションもさることながら、動物たちの見事なCGにあります。スチュアートやマーガロの可愛らしい動作や表情、ファルコンの眼光鋭い目やかっこいい翼など自然かつリアルで素晴らしい技術です。それだけにストーリーが子ども向けであるのがもったいなく感じました。しかしそんな中で唯一悪態をつく存在のスノーベルが良い味を出しています。前作では敵側で姿を見せた野良猫のモンティも再登場し、猫好きにはたまらない作品になっています。さらに続編の『スチュアート・リトル3』は実写ではなく完全なアニメーション作品になったということで、こちらも気になるところです。

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