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映画『すべては君に逢えたから』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『すべては君に逢えたから』の概要:2013年公開の日本映画。男女10人が織りなすクリスマスの物語を群像劇風に描いたオムニバスストーリーで、それぞれの愛の形を描いたヒューマンラブストーリーである。

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映画『すべては君に逢えたから』の作品情報

すべては君に逢えたから

製作年:2013年
上映時間:106分
ジャンル:ラブストーリー、ヒューマンドラマ
監督:本木克英
キャスト:玉木宏、高梨臨、木村文乃、東出昌大 etc

映画『すべては君に逢えたから』の登場人物(キャスト)

山口雪菜(木村文乃)
ウェディングドレスの会社で働くデザイナー。遠距離恋愛中の彼氏に夢中だが、気が強く上手く本音が言えない。頑張り屋で努力家。
津村拓実(東出昌大)
建設会社で働いているが現在仙台赴任中。寡黙で言葉が足りない分、誤解されやすい一面も。
黒田和樹(玉木宏)
ウェブデザイナーの社長。傲慢なところも多いが、素直に謝罪できる純朴さも持ち合わせている。
佐々木玲子(高橋臨)
劇団員の女性。優しく頑張り屋だが、俳優の夢を諦めて高知に帰ろうとしている。

映画『すべては君に逢えたから』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『すべては君に逢えたから』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『すべては君に逢えたから』のあらすじ【起】

ケーキやでバイトをしている大学生の菜摘は、片思いの先輩がいた。
しかし告白できないでいる。
そんな時、店の女主人が昔大失恋をした話を聞く。
駆け落ちしようと東京駅で待ち合わせをしたが、彼は来なかったのだと。
それ以来結婚もせず、1人でケーキ屋を盛り上げてきたのだった。

イヴの日に毎年行われるクリスマス観劇の相談。
劇団の女優をしている臨は、今年も孤児院で劇を披露するためスタッフと打ち合わせをしに来たのだ。
しかし中々芽が出ない彼女は、女優の道を諦めイヴの劇の後、高知県に帰ることにしていた。
「その前にバイト先で教えてもらった高級レストランやバーで贅沢してからにする」と、楽しそうに話す臨。
それを聞いた孤児院のスタッフの女性は残念だと言う。

和樹はウェブデザイナーの会社の社長。
鑑賞するDVDは秘書任せで、彼女とは好みが合った。
泣ける作品や笑える作品など希望を言うと、ぴったりの物を持ってくる。

そんなある日、いつもの高級レストランに向かうと隣のテーブルに1人でコース料理を食べている女性に目が止まった。
彼女はお肉を頬張ると「おいしい」と声を出して喜んでいる。
会計後、和樹はいつものバーに行った。
すると隣に座って来た女性がいる。
先ほどレストランで見かけたあの彼女だった。
彼女もまた和樹に気がつき「偶然ですね」と声をかけると、自分のクレジットカードを盗み見て狙われていると勘違いした和樹は彼女に失礼な態度をとる。
起こった彼女は「死んだ彼氏と来るはずだった店なのに」と泣きながら店を後にした。
彼女は劇団員で女優志望。
勿論大嘘である。

翌日、ランチ中に偶然再会した2人。
和樹は昨日の無礼を詫び、何かお詫びをさせて欲しいと言う。
今更嘘だったなんて言えない臨は困ってしまう。

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映画『すべては君に逢えたから』のあらすじ【承】

ウエディングの会社に勤務する雪菜は、24日のウェディングショーの小物のデザインを任されて喜び、大忙し。
遠距離恋愛中の彼氏は建設会社に勤務、仙台に赴任中である。
電話も中々出来ず、会うことも勿論出来ない2人は少しずつすれ違っている。
寂しいが気持ちを中々言うことが出来ない雪菜は、我慢するしかなかった。
24日のショーに来て欲しいと言う雪菜に、きっといけないから招待状は要らないと断る拓実。
雪菜はやるせなかった。

政行は余命宣告されてしまうほどの大病を患い、長年勤めた新幹線の運転士を辞め自宅で過ごすことにする。
まだ小学生の息子には、本当のことは言えていない。
妻の沙織もまた明るく振る舞ってはいるが、心の中では泣いている。
ある日息子へプレゼントを贈ってくれた弟の和樹に電話をし、「3ヶ月くらいだ」と話した。
電話口で沙織は泣いていた。

孤児院で暮らすあかねは、母親を待っている。
サンタさんが来ることももちろんだが、観劇の相談で来ていた臨が実は母親なのでは無いか?と思うほどだった。
そのことで同級生と喧嘩になることもあり、彼女の心は頑張っている。

映画『すべては君に逢えたから』のあらすじ【転】

臨は和樹を劇団の稽古場に誘い、2人の距離は縮んでいった。
その帰り道、実は全部嘘だったと本当の事を言い、謝罪する。
信じられないと和樹は怒り、「芝居をする資格は無い」と言い放ち帰ってしまう。

連絡が取れないことに苛立ち、仙台まで尋ねた雪菜は拓実と会う。
突然の訪問に喜ぶどころか疲れていると言い、不機嫌な彼の態度に怒った雪菜。
しかも女性の先輩と飲んで会社に泊まったという拓実が信用できない雪菜と喧嘩になり、拓実は面倒くさいとも言ってしまう。
雪菜は外に飛び出し、東京に向かった。

最近宿題をしろとうるさい父親に反抗的な息子。
政行にはもう時間が無い。
しかしそれを知らない息子は「仕事に行け」と言い、喧嘩になる。
イヴの日には参観日があった。
そこで発表の予定があり、両親に来てもらおうと思っている。

ケーキ屋のオーナーが店番をしていると、1人の男性が尋ねてくる。
松浦と名乗る男性は、昔駆け落ちするはずだった男性の兄だと言った。
「あの日駆け落ちを止めたのが自分で、その後彼は結婚し家庭円満で暮らしていたが去年亡くなった。荷物を整理していたら遺品が出てきたからあなたを探した」と言う。
渡されたのは切符。
あのとき乗るはずだった新幹線のものだ。
それを渡すと去って言った兄。
オーナーは思ってもみないクリスマスプレゼントだと、自分も閉まってあった同じ切符を取り出し静かに涙した。

映画『すべては君に逢えたから』の結末・ラスト(ネタバレ)

イヴの日、仕事で忙しい和樹の元に一通の手紙が届いた。
もう一度ちゃんと謝罪したいという臨からのもので、本音が正直に書かれている。
その手紙を読んだ和樹は孤児院に電話をする。
するともう劇団は帰ってしまい、臨が今日で最後で夜行バスで高知に帰るのだと聞く。
和樹は秘書に電話をし、「いつものようにDVDを借りてくれ」と頼むと、秘書は「実はあの映画は店員のお薦めだった」と話した。
そして「彼女が高知に帰るからその前にオシャレな店を教えて欲しいと言われて、社長の行きつけを教えました」とも。

ぴんと来た和樹は急いで東京駅に向かう。
高速バスの乗り込もうとしている臨は、和樹の姿を見つけると驚いた。
和樹は「最初のデートで見るなら何が良いか」と聞く。
臨は微笑み、一緒に映画を楽しむのだった。

彼の姿を探すが、招待席にいないことでがっかりする雪菜。
無事に終わった後携帯が鳴る。
東京駅で待っているとメールが来たため、急いで向かうと拓実がいた。
これからのことを考えたと言う拓実の言葉を遮り、遠距離恋愛の良いところをあげる雪菜。
そして「拓実しかいない」と言う雪菜に自分も同じであることを話し、指輪を渡す。
結婚しようと。

新幹線の乗り場まで送った雪菜は、拓実に手を引っ張られ車内に。
扉が閉まった車内でキスを交わす2人。

政行は息子に本当のことを話し、お母さんを頼むといった。
そして20歳の君へという手紙を書くことにする。
ケーキ屋のバイトを終えた菜摘は先輩に告白しに、仲間がいるカラオケへ向かった。

それぞれのクリスマスが始まろうとしている。

映画『すべては君に逢えたから』の感想・評価・レビュー

自分も素敵なクリスマス気分が味わえる映画である。クリスマス前に観るのが良いと思う。夏に観ると、何も感じないかもしれない。
多数のストーリーがあり、それぞれが若干関わっている。個人的には最後一つのストーリーに繋がることを勝手に期待してしまったため、これで終わりかと、物足りない感が残ってしまった。
それぞれのストーリーは、どこかで聞いたことがあるような、ありきたり感はあるが、雰囲気を楽しむ映画と割り切って観た。素敵なクリスマスへの憧れが強まったが、観て損はなかったと思っている。(男性 20代)


クリスマス間近の、10人のそれぞれの愛あふれるストーリー。いろいろな人々との出会い。それぞれの恋の物語。出会いや別れ。同じ場所で交差する、たくさんの想いがあった。運命や奇跡を信じながら生きている彼らに、共感する人も少なくないだろう。昔の恋を思い出したり、今の自分と掛け合わせたり、いろいろな想いが過ぎるはずだ。ハッピーエンドではないにしても、どこか暖かい気持ちが残る。そんな気持ちを、いつまでも持ち続けないと思えるような作品に仕上がっているのではないだろうか。(女性 30代)


誰かと一緒に見たくなるような、心温まる作品だった。いろんな視点からクリスマスを感じられて、大変興味深かった。特に宮崎一家の物語が、一番印象に残っている。余命宣告を受けた父の苦しみと悲しさが伝わってきたし、子供に対しての親としての深い愛情が感じられる物語だった。20歳の息子に向けた手紙を書いているところが、また切ない。
あと、先輩に告白しようか迷う大友菜摘が可愛かった。本田翼さんが演じているのも合っていて良かったと思う。(女性 30代)


悪くは無いけど別に邦画でこれを見る必要は無いなと感じました。クリスマスの奇跡を描いた作品は沢山ありますが、グランドホテル方式の今作はよく言えば『ラブ・アクチュアリー』の邦画版なのですが、あそこまでの感動は無いし、病気というご法度のテーマも入れてくるのでお涙頂戴路線に持っていこうとする日本人らしい作品だなと感じました。
そもそもクリスマスに対する考え方が日本と海外では違うので仕方ないのかもしれませんが、今作の場合は無理矢理クリスマスに絡めているだけなのでハッピーな要素や特別感はあまりありませんでした。(女性 30代)

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