『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

2007年のアメリカ映画、日本では2008年に公開。スティーブン・ソンドハイムのミュージカルを映画化。監督は「チャーリーとチョコレート工場」のティム・バートン、出演はジョニー・デップ。

あらすじ

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』のあらすじを紹介します。

船に乗ってロンドンに着いた船乗りのアンソニーとトッド、アンソニーに助けられたトッドは“私に会いたければフリード街へ来い”と告げて夜の闇に溶けて行った。トッドはそのまま昔の家へと急いだ、するとそこは“ミセス・ラベットの店”に変わっていた。トッドは中へ入ると久しぶりの客だといってもてなされる。ロンドンで一番まずいパイだから後味はビールじゃ消せないよとトッドを店の奥へと連れて行き酒を振舞った。2階が空いているようだがと話すトッドにそれはよしたほうがいいあそこには出るんだよと昔話を始めた。

ベンジャミン・バーカーは愚かさのために終身刑を言い渡され刑務所に収監されてしまった。その後判事は花束を持って毎日求婚に来たが妻は毎日窓辺で泣いていた。そんなある日謝罪したいからと判事の家に連れて行かれたが実は妻はだまされていたのだ。その後妻は砒素を飲んでしまい、赤ん坊はターピン判事が連れて行ってしまった。それを聞いたトッドは激昂する、そんな彼を見てラベットは彼こそがベンジャミン・バーカーだと確信した。彼女は昔からずっとトッドの事が好きだったので彼の復讐に協力する事にした。

まず彼の理髪師としての腕を見せることで知名度を上げ敵であるターピン判事をおびき寄せることだった。そのため道端でインチキ育毛剤を売るピレリという男に髭そり対決を申し込み大勢の目の前で華麗なテクニックを見せつけて勝利した。そしてその時に立ち会った役人バムフォードと知りあう事ができたのだった。

評価

  • 点数:
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2008年1月19日
  • 上映時間:117分
  • ジャンル:サスペンス
  • 監督:ティム・バートン
  • キャスト:ジョニー・デップ、アラン・リックマン、ヘレナ・ボナム・カーター、サシャ・バロン・コーエン、ティモシー・スポール etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』について、考察・解説します。※ネタバレあり

復讐に目がくらんだ哀れな男

15年もの間無実の罪で投獄されていたトッドは命からがら逃げ出し波間を漂っていたところをアンソニーに助けられます。恩人で友だとアンソニーの事を呼んでいたのに次第に復讐が現実になっていくにつれ恩を忘れていってしまいます。アンソニーが自分の娘に恋してしまっているというのを利用しようとします。

ラベットの“妻は砒素を飲んでしまったと”いう言葉で死んでしまったのだと信じてしまいます。判事を殺すために手段を選ばず、愚かにも実の娘とアンソニーの逃避行の手伝いをする事を了承しつつそれをエサに判事を呼びよせるのです。

身寄りのない客などを狙って首を掻き切り本当の殺人犯になってしまった彼の前に物乞いの女性が近寄ってきます。彼女は“あら、どこかで会ったかしら?”とトッドに聞いてきますがその言葉に耳を貸さずためらいなく首を掻き切ってしまいます。皮肉にもその様子を物陰から娘が一部始終を見ていました。

物乞いの女の死体を必死で隠そうとするラベットに不審を抱いたトッドはその女性の顔をよく見ました。なんとそれは愛する妻だったのです、ラベットは毒を飲んだと言っただけ彼女は精神に異常をきたして精神病院に入っていたのだと本当のことをトッドに告げます。静かに怒ったトッドは踊りながらオーブンにラベットを放り込み焼き殺してしまうのでした。

まとめ

とにかく暗い色彩で描かれていて本当によかったです。きっとはっきり描写されていたら2度と観られません。肉が不足しているからとこんな風にしようと思えるなんてとても同じ人間だとは思えないです。トッドは本当に可哀想だと思います、愛する妻と子を権力乱用のエロ親父に奪われ地獄の苦しみを味わった事でしょう。ですが関係のない人々を次々と殺していく事は全く同情の余地がありません。一番かわいそうなのは娘のジョアンナです、両親から離れエロ親父に監視されながら育てられ(多分)15歳なのに結婚させられそうになってしまうのですから。けれど一番の不幸は父親が母親を殺すところを見てしまったということではないでしょうか。いつか彼女が真実を知ってしまうのでしょう。

余談ですが自分はミュージカル仕立ての映画は少し苦手だということが分かりました。

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