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映画『ストレンヂア 無皇刃譚』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ストレンヂア 無皇刃譚』の概要:戦国の時代。不老不死の仙薬の元となる少年を巡って明国と日本の武士、1人の異人である浪人が戦いを繰り広げる。アニメでありつつも戦闘シーンはかなり秀逸で、海外でも絶賛された作品。

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映画『ストレンヂア 無皇刃譚』の作品情報

ストレンヂア 無皇刃譚

製作年:2007年
上映時間:102分
ジャンル:アクション、アニメ
監督:安藤真裕
キャスト:長瀬智也、知念侑李、竹中直人、山寺宏一 etc

映画『ストレンヂア 無皇刃譚』の登場人物(キャスト)

名無し(長瀬智也)
赤髪の凄腕剣士。かつては仕官して戦に参加していたが、戦終了後は姿をくらまし放浪の旅に出ている。情の厚い人物で、過去のトラウマから抜刀できないよう刀を封印している。ひょんなきっかけで仔太郎の護衛を務めることになる。
仔太郎(知念侑李)
元は明国に父親と住んでいたが、父親の死後は祥庵に拾われ日本へ来た少年。小賢しく気が強い。飼い犬の飛丸とは一蓮托生。仙薬の生贄として狙われている。
羅狼(山寺宏一)
明国、金髪碧眼の凄腕剣士。常に強き者を求めており、戦うことに命をかけている。そのためには仲間をも簡単に手にかける。
祥庵(竹中直人)
明国に修行へ出た折に仔太郎を拾い、日本へ連れて来た禅僧。権力に負け仔太郎を売ってしまい、罪悪感から自ら命を絶ってしまう。
虎杖将藍(大塚明夫)
赤池家家臣。忠義者だが、野心家で民国の仙薬作りを阻止し、領主に成り上がろうと密かに企んでいる。

映画『ストレンヂア 無皇刃譚』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ストレンヂア 無皇刃譚』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ストレンヂア 無皇刃譚』のあらすじ【起】

戦国の時代。天涯孤独の身の上である元明国人である仔太郎は明国の武装集団に狙われ、飼い犬の飛丸と共に禅僧祥庵の手によって逃げ出した。彼は幼いながらも逞しく生き延び、赤池の国は白戸の万覚寺へ身を寄せるため、逃亡の旅を続けている。

そんなある日、仔太郎は廃墟となった寺で刀を封印した奇妙な浪人と出会う。たった1人で生き延び、祥庵の庇護をも無くした少年には飛丸の他に信じられる相手などおらず、ましてや刀を持った浪人など信用できるはずもない。浪人を拒絶する仔太郎だったが、とうとう追手に発見される。

明国の追手はかなりの手練れだったが、居合わせた浪人がいとも簡単に倒してしまう。しかし、彼を助けようと飛び出した飛丸が毒を受けて倒れる。仔太郎は唯一の友を助けるべく、浪人へと助けを求めた。

持っていた翡翠で浪人を雇った仔太郎。彼の助けによって飛丸はどうにか危機を脱することができた。浪人には名前がなく、自分のことを「名無し」だと言うのだった。

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映画『ストレンヂア 無皇刃譚』のあらすじ【承】

初めは反発してばかりだった仔太郎だが、飛丸が危機を脱したことで名無しに心を許すようになる。馬の乗り方を教わりながら、旅を続ける2人と1匹。
途中、温泉へ立ち寄り疲れを癒すことにした。その際、名無しが元は赤髪であることを知った仔太郎。名無しは髪を黒く染めることで、異人であることを隠して旅をしているのだった。

一方、赤池の国。領主に仕える虎杖将監は、領主が迎えた民国の武装集団の動きを注視し、奴らの刺客を1人捕らえることに成功していた。だが、領主の命により捕縛した刺客は、拷問しても苦痛を訴えることすらしない。どうやら痛みを感じないらしい。領主は刺客を民国の皇帝との交渉に使おうと考えている。虎杖は刺客から情報を得るため、この一件を引き受けることにした。

民国の武装集団の長は、皇帝の命により不老不死の薬である仙薬の元を探し、日本へ逃亡した仔太郎を追って赤池国へやって来た。仙薬を作るためには儀式のための祭壇を作り、年に一度しか訪れないその時に、生贄である仔太郎を捧げなければならない。
武装集団の中でも最強と言われる羅狼は金髪碧眼の容貌しており、長にも忠言ができる立場だった。だが、彼は武を誇る武人でもあるため、皇帝が求める仙薬になど興味がない。彼が求めるものは自分よりも強い武人か、或いは同等に闘える者だけなのであった。

映画『ストレンヂア 無皇刃譚』のあらすじ【転】

捕らえた刺客が謎の薬を持っていることが判明。薬の効き目がなくなると刺客は途端に苦しみ始め、薬を求めて正気を失う。虎杖は更に情報を集め、民国の武装集団の目的を突き止めた。不老不死の仙薬は占いで選ばれた、100年に1人の子供の生き血を使ってできるらしい。それが仔太郎なのだった。
領主は虎杖の話を聞き、奴らの目的である子供を手に入れるよう画策。先に子供を手に入れ、民国人を日本から追い出そうとしていた。

同じ頃、旅を続けている小太郎と名無し。飛丸も完全に回復し、旅の友とはすっかり仲良しになっていた。
そうして、とうとう万覚寺に到着。名無しの仕事はこれで終わりである。仔太郎は約束の翡翠を渡し、生き別れた祥庵と無事に再会した。

名無しと別れた後、飛丸とも離された仔太郎。連れて行かれた先で明国の刺客に引き渡されてしまう。万覚寺の大僧正は明国と通じていたのである。そこへ、虎杖が放った郎党との小競り合いが勃発。しかし、刺客は武に長けた者どもである。郎党は足止めにもならなかった。

帰り際、万覚寺での異変を察した名無しは、急いで刺客どもの後を追ったが、馬を殺されてしまい奴らを見失ってしまう。飛丸の吠える声に万覚寺へ戻った名無し。無数に転がる死体を目にし、蹲る祥庵を発見。仔太郎がどこへ連れ去られたかを聞き出した。
名無しに責められた祥庵は、自分の命惜しさに仔太郎を売ってしまったことで深い罪悪感を覚え、自ら命を絶ってしまうのだった。

期日はその日の真夜中、満月の夜である。虎杖は知らせを受けて万覚寺へ向かい、子供の行方を聞き出すもすでに明国の奴らに連れ去られた後である。更に領主が奴らに捕らえられたと知らせを受け、家臣に戦支度を命じた。

映画『ストレンヂア 無皇刃譚』の結末・ラスト(ネタバレ)

明国人が儀式の祭壇を建設した砦では、儀式のための準備が着々と進められている。
雪は深々と積もる。名無しは仔太郎を助けるために飛丸と山を駆け、虎杖は戦支度を済ませて砦へ向かっていた。

虎杖はこの機に乗じて、領主の座を奪い取ろうと密かに画策。砦に到達するも現領主を部下に命じて射殺する。兵達は領主が死に動揺を隠せずにいたが、虎杖の言に同調。砦へと戦を仕掛けた。砦の扉を打ち破り、激しい戦闘が開始される。

明国の刺客達は1人でも相当な手練れである。虎杖は数で攻め入り、着々と刺客を倒していく。奴らは薬で痛覚がないため、どんなに傷ついても戦い続けるのだった。
その頃、砦へと到達した名無し。祭壇の一番上部に縛り付けられている仔太郎を発見するも、騒乱に巻き込まれ崩れてきた櫓の下敷きになってしまう。

一方、虎杖は最強の武人である羅狼と対峙し、戦闘を開始。名無しはその時、過去のトラウマと対峙していた。そのせいで刀を封印している彼は、トラウマを乗り越えるためにも、仔太郎を助けなければならないと決意。名無しは立ち上がり、少年の元へと向かった。

羅狼と戦っていた虎杖は深手を負いながらも戦い続ける。しかし、明国の長に撃たれ命を落としてしまう。
その間、無事に仔太郎を救出した名無しだったが、現れた刺客と戦闘を開始。激しい戦闘を展開し、2人の刺客を倒した。
名無しの戦いぶりを目にした羅狼。彼は名無しを銃殺しようとした長を殺害。羅狼は常に強き者との戦いを望んでいる。彼にとって名無しこそが、戦うに値する者であった。

羅狼が無痛の丸薬を勧めてきたが、名無しはそれを断った。痛みがあってこそ、生を感じることができるのである。羅狼と対峙した名無し。想像を絶する激しい戦いを繰り広げる。最後の一刺し。勝負はたった1つの翡翠が決めた。仔太郎が名無しにやったあの翡翠が、彼を守ったのだ。最強の武人である羅狼は、痛みは奇妙なものだと残して命を落とした。

朝日が昇る。深手を負った名無しを乗せて、仔太郎が馬を走らせる。少年は名無しと共に海を渡って外国へ行こうと言う。外国だったら赤髪の名無しでも楽に生きられると言うのだ。名無しはそれもいいと言い、2人と1匹は朝日へと向かって道を進んで行くのだった。

映画『ストレンヂア 無皇刃譚』の感想・評価・レビュー

安藤真裕監督の時代劇アニメ映画。PG-12に指定されている。タイトルの「ストレンヂア」には奇妙な男と異邦人という2つの意味が込められており、枠組みから外れてしまった者たちの生き様をも託しているらしい。
今作の見どころはもちろん、息を飲む素晴らしいアクションシーンである。それ以外では明国、日本国の思惑が絡み合うところだろうか。異邦人は仙薬の元になる少年を助けるため、思惑に絡め取られ戦う羽目になる。名無しは浪人だが、かなりの腕前を持っており、ラストシーンでは今にも息絶えそうになっている。個人的にはタフ過ぎてリアリティーに欠けると思ったが、希望のある終わり方でもある。ストーリー展開にも無理はなく充分に面白い作品であるため、お勧めできる作品である。(女性 40代)


アニメ作品に疎い私はこの作品を全く知りませんでしたが、アニメ時代劇ってめちゃくちゃ面白いじゃん!と大興奮させてもらいました。
とにかく声優陣が豪華で、生粋のジャニオタである私にとって長瀬智也と知念侑李のアイドル界でも真逆のポジションにいる2人の共演はアツすぎました。
アニメでもこんなに臨場感のある殺陣が見られるのだと知り、素晴らしい作品に出会ってしまったと鳥肌が立ちました。アニメ作品が苦手な方にもぜひ見てほしい作品です。(女性 30代)

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