映画『幸せはシャンソニア劇場から』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

映画『幸せはシャンソニア劇場から』のネタバレあらすじ結末

幸せはシャンソニア劇場からの概要:ピゴワルは警察に殺人を自供した。ピゴワルの話は大晦日のシャンソニア劇場から始まった。長年、幕引きとして働いていたピゴワルだったが、支配人が借金を苦に自殺したことで状況が一変する。

幸せはシャンソニア劇場からの作品概要

幸せはシャンソニア劇場から

公開日:2008年
上映時間:120分
ジャンル:ヒューマンドラマ
監督:クリストフ・バラティエ
キャスト:クリストフ・バラティエ、クロヴィス・コルニアック、カド・メラッド、ノラ・アルネゼデール etc

幸せはシャンソニア劇場からの登場人物(キャスト)

ピゴワル(ジェラール・ジュニョ)
シャンソニア劇場の幕引き。警察に殺人を自供している。長年働いていたシャンソニア劇場が売りに出され、クビになってからは怠惰な生活を行っていた。妻に浮気され、息子のジョジョだけが心の拠り所だった。だが、収入が無いことから面会を禁止され、シャンソニア劇場の再建に向けてもう一度立ち上がる。
ミルー(クロヴィス・コルニアック)
シャンソニア劇場の照明係。労働者の権利を叫び、劇場側としばしば揉めていた。口が悪く喧嘩っ早いところもあるが、仲間思いの優しい青年。ドゥースと出会い、少しずつ惹かれていく。
ジャッキー(カド・メラッド)
シャンソニア劇場の元呼び込みでモノマネ王子を目指していた。自尊心が高く、クビになってからもモノマネで収入を得ることに拘る。
ドゥース(ノラ・アルネゼデール)
母が亡くなり上京してきた歌手志望の女性。ギャラピアに気に入られながらも、ミラーに少しずつ惹かれていく。
ラジオ男 / マックス(ピエール・リシャール)
長年引き籠り生活を送る。かつて、シャンソニア劇場で働いていた。
ギャラピア(ベルナール・ピエール・ドナデュー)
不動産業を営み、フォブールの町を裏から掌握する。ドゥースに一目惚れをした為、彼女の歌手になる夢を応援する。嫉妬深く狡猾な男。
ジョジョ(マクサンス・ペラン)
ピゴワルとヴィヴィアンの1人息子。パパのことが大好きな為、アコーディオンで小銭を稼ぎパパの生活をこっそり支えていた。
ヴィヴィアン(エリザベート・ヴィタリ)
ピゴワルの元妻。シャンソニア劇場で働いていたが、浮気をして家を出る。だが、貿易商の男と再婚したことでジョジョを引き取る。ピゴワルに息子を取られることを恐れ、彼からジョジョに届いた手紙をこっそり隠す。

幸せはシャンソニア劇場からのネタバレあらすじ

映画『幸せはシャンソニア劇場から』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

幸せはシャンソニア劇場からのあらすじ【起】

刑事は殺人犯ピゴワルの聴取をした。

フォブールの“シャンソニア” 劇場で、ジャッキーが大晦日公演の呼び込みを行っていた。幕引き係のピゴワルは、初舞台で緊張しているジャッキーに挨拶をして足早に中へと入った。舞台裏では、照明係のミルーが全員でストを起こすと喚いていた。

ピゴワルの妻ヴィヴィアンが司会を行い、無事にショーが始まる。その頃、3人の男達が、支配人のドルフイユの部屋を訪ねていた。若い男がドルフイユを殴りながら「暴力は嫌いだ」と言って顎を掴んだ。ギャラピアは0時までに金を返せと脅して去って行く。

ピゴワルはヴィヴィアンが他の劇団員と浮気していることを知ってしまう。外に出て途方に暮れていると、息子のジョジョがやって来る。ジョジョはラジオ男にアコーディオンを教わっていたが、ピゴワルが怒るので内緒にした。舞台では年末のカウントダウンが行われ、1936年になった瞬間にドルフイユは頭を撃ち抜いた。

4か月後、世間では労働者の改革が行われようとしていた。

シャンソニアは売りに出され、劇団員達は散り散りになる。ミルーは組合に頼まれ、工場で働く労働者達のストを先導していた。社長は困り果てギャラピアに助けを求める。

ジョジョがアコーディオンを演奏し、友人のクレマンが歌って小銭を稼いでいた。お金を廃屋に隠すと、2人は隣にある工場を覗き見た。男達が突然やって来て、乱闘騒ぎが始まる。ジョジョ達の元にも男達がやって来るが、ミルーに助けられる。

ギャラピアは警察や政治家とも裏で通じていた。だが、ストの制圧で負傷者がいた為、トルティル警視は大目に見るのは今回だけだと忠告する。

ジョジョは食糧店にお金を払い、ピゴワルがツケで購入出来るようにしていた。だが、その事はピゴワルには秘密だった。ジョジョが町で小銭を稼いでいると、警察に見つかってしまう。ピゴワルは警察に呼ばれ、息子が物乞いをしていると言われて驚く。しかも、ヴィヴィアンは貿易商と結婚して戻って来ており、ジョジョの引き取りを望んでいた。ピゴワルは無職だった為、ジョジョと引き離されてしまう。

ピゴワルはラジオ男の元へ行き、息子にアコーディオンを教えたことを怒る。だが、海を見たいと言っていたピゴワルの願いを叶える為だと聞き、肩を落として椅子に座る。

ジャッキーがシャンソニアに侵入してモノマネを行っていた。それを見たピゴワルは、定職に就く為にも再建を決める。ピゴワル達はギャラピアに建物の貸し出しを頼む。だが、いい返事を貰えない。そこに、ミルーがやって来て、ギャラピアと一触即発になる。部下のトリケが間に入り、ミルーは町を味方につけている為、とりあえず受け入れた方がいいと進言する。

幸せはシャンソニア劇場からのあらすじ【承】

ピゴワルはシャンソニアの再建を頑張っていることなどを手紙に書いて、ジョジョに送った。ジョジョは返事を書き、ママにポストへの投函を頼む。だが、ヴィヴィアンは手紙を引き出しに隠した。

ドルフイユを訪ねて女性がやって来る。ギャラピアはその女性に心を奪われる。ギャラピアはドルフイユが亡くなったことを伝え、友情関係だったと嘘をついた。女性は母が亡くなったことや、歌手志望で劇団を回っていることを話した。ギャラピアは運転手のモンダンと会計士のトリケを紹介して、女性の名前を尋ねる。女性はドゥースと名乗った。

シャンソニアで歌手の面接が行われる。ドゥースの番が来るがギャラピアの紹介だった為、ピゴワル達は当てにしていなかった。だが、ドゥースのラジオCMの演技を見たピゴワル達は、司会として採用を決める。

ミルーはドゥースと共に衣装を買いに出掛ける。だが、ミルーは終始冷たい態度をとり、ギャラピアと下品な関係なのではと突っかかる。その夜、ドゥースはギャラピアに会い、ミルーは危険だと忠告される。

ドゥースはギャラピアに家まで送ってもらうが、車の中で別れた。そして、ベッドの上で写真を見ながら母を恋しがり涙を流していた。だが、ミルーが家を訪ねて来た為、笑顔を浮かべ慌てて涙を拭った。ミルーはギャラピアと車で別れたところを見ており、昼間の件を謝罪した。ドゥースもそれを受け入れた。

ジャッキーはギャラピアから飲みに誘われ、ワンマンショーを用意する代わりにシャンソニアの情報提供を頼まれる。ジャッキーはそれを受け入れ、“国粋秩序戦線”の集まりでショーをすることになる。

幸せはシャンソニア劇場からのあらすじ【転】

シャンソニアが開幕する。初日は無料で開放しており、マスコミも来ていた。だが、肝心のジャッキーのモネマネ芸に、客達が白けてしまう。ピゴワルは仕方なくドゥースに歌ってもらう。観客達は聞き惚れ、拍手喝采が起こる。

シャンソニアの評判は悪く、良い評価を貰えたのはドゥース個人で、有名プロデューサーからの誘いもあった。ピゴワルのところに泣きながらドゥースが訪ねて来る。ドゥースはミルーの事もシャンソニアのことも好きだが、一番の願いは歌うことだと話した。ピゴワルは辛い気持ちを抑え、ドゥースを送り出す。

ガラガラのシャンソニアを見て、ピゴワルはジョジョを引き取れないことを悟る。そして、お酒を飲んで自棄を起こし、梯子から落ちてしまう。ミルー達が慌て駆け寄り救急車を呼ぶ。そこに、ギャラピアが現れ、ジャッキーはいつも会っていることをバラされる。ミルーは怒り、ジャッキーは弁解も出来なかった。

シャンソニアが再度売りに出された。世間では土曜全休などの労働者への補償が認められた。

ピゴワルは無事に退院するが、見かけたジャッキーは暗い顔をして立ち去ってしまう。何があったのかミルーに尋ねると、“国粋秩序戦線”の集会に案内される。ジャッキーが出て来てショーを行うが、突然騙されたことを怒り出し、集会に居る人を馬鹿にし出した。会場は騒然となり、ピゴワル達も唖然としながらその様子を見ていた。

ラジオ男はラジオから流れる聞き覚えのある歌に驚く。歌っているのがドゥースだと分かると、勇気を出して外出しピゴワルにドゥースの居場所を聞く。ピゴワルが分からないと言うと、ドゥースはローズの娘だと言って去って行く。

ピゴワルの家具が家主から差し押さえられてしまう。ピゴワルは何とかアコーディオンだけ取り返し、トルティル警視にジョジョの居場所を訊ねる。ジョジョの家へ行く道中、ピゴワルはミルー達に昔のことを話した。ローズとはシャンソニアのスター歌姫のことで、ラジオ男ことマックスがバンドの指揮をしていた。マックスはローズに恋心を抱いており、曲を提供していた。だがある日、ローズは仕事と引き換えに関係を強要され子供を身籠ってしまう。それを知ったマックスは半狂乱になり、ローズは失踪してしまう。愛する人を失ったマックスは、引き籠りになってしまったのだ。

ピゴワルはジョジョの家へと行ったが、出掛けていたので会えなかった。しかし、ジョジョの部屋に案内され、ベッドの上で涙を流した。

幸せはシャンソニア劇場からのあらすじ【結】

マックスはドゥースに会い、ローズに曲を提供したことなどを話した。そして、シャンソニアを救ってくれと頼む。あそこで生まれる恋物語も無くしたくないと言われ、ドゥースは涙を流して微笑んだ。

ドゥースはギャラピアに会いに行くが、頬をぶたれてしまう。だが、ドゥースはめげず、シャンソニアにもう一度チャンスをくれと頼む。ギャラピアは了承する代わりに、体を求めた。ドゥースはミルーに会いに行くが、交換条件の事は言えなかった。しかも、ミルーは勝手に居なくなったことを怒っていた。ドゥースは文句を言う口にキスをして黙らせた。

マックスの伴奏で、ジャッキーは歌って踊った。ピゴワルはその歌声を褒めるが、ジョジョの為に定職に就こうとしており戻ることを拒む。ミルーとジャッキーがヴィヴィアンに会いに行き、1週間ジョジョを預からせてくれと頼む。だが、手紙もアコーディオンも渡されていないことを知り驚く。ジョジョも部屋の外で話を聞いていた。

ピゴワルが暗い部屋で缶詰の食事を食べていると、歌声が聞こえた。窓の外を見るとミルーとジャッキーだった。怒って部屋に戻ろうとすると、ジョジョがアコーディオンを持って立っていた。ピゴワルは急いでジョジョの元に行き抱きしめた。

“フォブール36”の初日公演が幕を開ける。ジョジョやピゴワル達も出演し、マックスの指揮の元ミュージカルを行った。観客達は拍手喝采で、新聞にも取り上げられた。

ミルーは大金を守る為、守衛室に毎晩泊り込んだ。パリ祭の日、ジャッキーはミルーとドゥースの為に交代を申し出る。その夜、守衛室にモンダン達が侵入し、「暴力は嫌いだ」と言いながらミルーと間違えてジャッキーを殴った。

ミルー達はジャッキーが襲われた事を知る。救急車に乗ったジャッキーは虫の息で、「暴力は嫌いだ」と呟いていた。それを聞いたトルティル警視はギャラピアの元を訪ね、1時間だけ猶予をやると伝えた。怒ったミルーは銃を持ってギャラピアの元へ行くが、逆にギャラピアから殺されそうになる。だが、ピゴワルがギャラピアを撃ち殺し、ミルーは助かる。

皆が悲しむ中、ジャッキーの葬儀が行われた。“フォブール36”は各地を巡業して回り、1936年の夏。皆で海を眺めた。ただ1人を除いて。

10年後 1945年

ピゴワルは釈放され町へ戻って来た。そして、劇場に行くとピゴワルの名前の垂れ幕があった。ピゴワルはそれから2度とフォブールを離れなかった。

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