映画『ただ君だけ』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「ただ君だけ」のネタバレあらすじ結末

ただ君だけの概要:ボクサーのチョルミンは、過去に問題を起こしボクシングとは離れ、1人静かに暮らしていた。そんなある日、盲目の女性ジョンファと出会い、彼女の明るさに少しずつ惹かれていく。チャールズ・チャップリンの「街の灯」をモチーフにしたラブストーリー。

ただ君だけの作品概要

ただ君だけ

公開日:2011年
上映時間:105分
ジャンル:ラブストーリー
監督:ソン・イルゴン
キャスト:ソ・ジソブ、ハン・ヒョジュ、カン・シニル、パク・チョルミン etc

ただ君だけの登場人物(キャスト)

テャン・チョルミン / ジャン・マルセリーノ(ソ・ジソブ)
チャンピオン経験もある元ボクサー。過去に事件を起こし刑務所に収監されてから、ボクシングとは無縁の生活を行っていた。寡黙で無骨な男性。
ハ・ジョンファ(ハン・ヒョジュ)
盲目の女性。目が見えない事にもめげず、仕事を頑張り明るく生活を送っている。
ミン・テシク(ユン・ジョンファ)
ボクサーでかつてチョルミンと戦い、決勝戦で負けている。

ただ君だけのネタバレあらすじ

映画『ただ君だけ』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

ただ君だけのあらすじ【起】

チョルミンが駐車場の管理の仕事をしながらボクシングを見ていると、突然女性が現れミカンや羊羹を渡される。チョルミンが戸惑っていると、彼女が退職したおじさんと自分を間違えている事に気付く。女性に声を掛けると驚いた様子だったが、彼女と視線が合わない。目が見えていない彼女は、謝罪を口にすると外へと出て行った。

女性が雨の中、外に居るのに気付いたチョルミンは部屋に入るように声を掛ける。女性がいつもおじさんと見ていたドラマを一緒に見る。チョルミンはコロコロ表情が変わる彼女をこっそり見ていた。

女性はカスタマーセンターで働いていた。同僚の愚痴を聞いていると突然、チーム長に肩を叩かれ驚く。話している間もずっと肩を揉まれ続け、チーム長が去って行くと嫌悪感に思わず身震いした。

チョルミンはかつてボクシングでお世話になった館長に会いに行くと、謝罪し頭を下げる。だが、館長の怒りは凄まじく、許してくれなかった。兄貴分は落ち込むチョルミンに声を掛け、ボクシングジムの皆を紹介する。チョルミンはかつての数々の輝かしい経歴を紹介されている間、申し訳なさそうに立っていた。かつての対戦相手テシクもその場におり、練習に付き合えと言われるが断って帰ろうとする。館長がやって来て1ラウンド付き合えと言われるが断ると頬を殴られ、ボクサーじゃない奴は出て行けと言われる。

チョルミンが女性と管理室でテレビを見ていると、ドアを開けてくれと言われる。人よりも臭いが敏感だと言われ、チョルミンはそっと脱いでいた靴を履き、自分の臭いが気になった。女性からテレビの女優がどんな服装をしているか聞かれ、事細かに説明していく。どんなイヤリングか聞かれ、あなたの物と似ていると答えると、彼女は笑顔で喜んだ。帰り際、女性はハ・ジョンファと名乗り手を差し出す。チョルミンはおずおずと手を握り返す。すると、ジョンファはチョルミンの手が固い事に驚き、どんな仕事をしているのか問いかける。チョルミンは慌てて手を引っ込めた。

チョルミンは管理室の窓を開け、目を瞑りながらジョンファの杖の音を聞いていた。やって来たジョンファは匂いでチョルミンの靴が新しい事に気付く。そして、2人はまたドラマを楽しむ。チョルミンはジョンファが帰る姿を見守っていると、ジョンファが近づいてきた車のクラクションに驚き横にあったビールケースを倒してしまう。破片が飛び散り危険だった為、チョルミンは慌てて行くと抱き起してあげる。ジョンファは足を捻挫していたので病院に連れて行く。帰りの電車で名前を聞かれ、咄嗟にジョン・マルセリーノと答える。歩くのが辛そうなジョンファをおぶり家へと送る。送ってくれたお礼にコンサートのチケットを渡されるが、行く人がいないので断ると一緒に行く事になる。チョルミンはデートに喜びながら帰り道を飛び跳ねながら帰った。ジョンファンもまた楽しみにしていた。

ただ君だけのあらすじ【承】

ジョンファは美容師に相談しパーマをかけてもらう。その様子からデートだとからかわれ、違うと恥ずかしそうに言う。ジョンファは服装を悩み、化粧をし、香水を掛ける。玄関を出るとチョルミンが待っていた。チョルミンと共にコンサートを楽しみ、ジョンファがかつて“愛する人”と行ったお店に食事をしに行く。

ジョンファは食事をしながら、かつて彫刻を学んでいた事を話す。そして、思い出せないのは毎日見ていたものだと言い、自身の黒子の位置や父の事は分からないと話す。“愛する人”とは父の事だった。記憶していれば今でも見えるから、きちんと見ておけば良かったと明るく話す。チョルミンはそれを黙って聞いていたが、若い時は何をしていたのか聞かれ戸惑う。チョルミンは質問をはぐらかすが、なおも問いかけてくるジョンファに、あなたが毎日何を食べているのかわかると言ってしまう。それは、目が見えない為、食事を服に溢してしまうからだった。傷ついたジョンファはトイレへと席を立つ。

ジョンファは家に送ってもらい、玄関の前で迷惑をかけてごめんなさいと謝罪する。家に入ろうとするジョンファの背中にチョルミンは話し出す。自分は30歳でかつてボクシングをやっており、ワルイ奴だった事。今はそうじゃないが不器用な人間だと話す。ジョンファは話を聞き終わると家の中へと入った。

ジョンファが仕事をしていると、チーム長から突然呼び出しが掛かり誕生日プレゼントを渡される。戸惑っていると肩を抱かれ食事に誘われる。ジョンファは慌てて席を立ち逃げた。

チョルミンは館長に会い、4年3ヶ月刑務所に居た事を話す。お金を取り立てる仕事をしており、ボクシングをやっていた手で人を殴っていた。

チョルミンは最後に取り立てを行っていた男の入院先を訪れ、眠る姿を見守る。そこのシスターに洗礼名ジャン・マルセリーノを変えてくれと頼むが、名付け親として変える気は無いと笑われる。

ジョンファの部屋にチーム長が訪ねてくる。怯えるジョンファを無視して、チーム長は部屋の中へと勝手に入る。ジョンファは奥さんの元へ帰ってくれと言うが、殴ったら離婚を言い渡されたと淡々と言われる。ジョンファが怯えて振りかざした手がチーム長の顔に当たってしまう。豹変したチーム長に殴られ必死に逃げていると、チョルミンがやって来てチーム長を殴りつける。チーム長が逃げ帰った後、ジョンファは会社に居られなくなるとチョルミンを責める。生きなくてはいけないと言うジョンファにチョルミンは僕が助けると返す。だが、ジョンファはその言葉は私を惨めにするだけだと涙を流す。

チョルミンが駐車場に行くとジョンファが待っていた。仕事を辞め気分が落ち込んでいるので、どこかに連れて行って欲しいと誘われる。

チョルミンはジョンファンに子犬を渡し、大きくなったら盲導犬にすればいいと言う。ディンガと名付けられた犬と一緒にドライブをし、草原に辿り着く。チョルミンは施設で育った事を話す。そして、唯一の帰る場所が洪水で沈んでしまい悲しんでいた。ジョンファとチョルミンはお互い拾った石を交換する。離れていても傍に居るように。二人はそのまま手を握り合った。

ただ君だけのあらすじ【転】

チョルミンはお金を稼ぐ為に館長の元を訪れ格闘技の練習に励む。ジョンファが来ても安全なように自宅にある段差を取り外し、机の角を削って改修をする。ジョンファが来て、歩きやすい部屋の中を喜ぶ。そして、窓から温かい日差しが差し込む中、ジョンファはチョルミンの顔を見る為にゆっくりと撫でる。二人はゆっくりと近づきキスをした。

チョルミン達は同棲をし、幸せな日々を過ごした。ジョンファは点字の本でマッサージを覚えチョルミンにしてあげる。チョルミンはお金を貯めて工房を作ろうと話す。ジョンファが作成した作品をチョルミンが配達するのだ。ジョンファは喜びチョルミンに抱き付く。

チョルミンは試合に出場し、見事勝利を収めた。金で別のチームに移籍したテシクがやって来て、正式リーグで戦おうと言って去って行く。

ジョンファはチョルミンを自身の両親のお墓に連れて行き、事故に合った時の話をする。子供の日、ジョンファは家族旅行に両親を誘った。雨が降る中、ジョンファの運転する車で嬉しそうに笑い合う両親と移動していた。だが、運転中ビルから火に包まれた人が落ちて来るのに気を取られ、横からトラックにぶつかり事故が起こってしまう。その話を聞きチョルミンは気付く。チョルミンがお金の回収をしていた日、部屋で男を殴っていると誰かが通報して警察がやって来た。それに気を取られていると、油を被った男が火を持って窓際に座っていた。止める間も無く男は火をつけ飛び降りた。チョルミンは手を掴むが火に煽られ放してしまう。そして、目の前の道路で車の衝突事故が起こった。

チョルミンが家に帰るとジョンファの姿が無かった。病院に行くと、手を手当されたジョンファがいた。目が明かりを上手く感じ取れず、怪我をしたようだ。チョルミンは医師から説明を受け、損傷した角膜の症状が悪化しており1ヶ月以内に完全に失明すると伝えられる。見えるようにするには角膜の移植手術しかなかった。

チョルミンはテシクにお金を借りに行く。テシクは受け入れるが、その代わり仕事があると持ちかける。それは裏で秘密裏に行われる対戦試合で、身体的な危険だけではなく家族や恋人にも危険が及ぶかもしれないものだった。チョルミンは自身の身分証や衣服を全て燃やし、兄貴分にもしもの時の事を頼む。そして、手術の為に入院しているジョンファに会いに行く。

ただ君だけのあらすじ【結】

チョルミンは『キム・ハクソン』という偽名を与えられ、タイに入国する。

対戦試合にはルールが無く、どちらかが気絶するか死ぬまで終わりはなかった。見物人が見ている中、檻に入れられ鍵が閉められる。対戦相手に殴られ血が噴き出そうともチョルミンは必死に食らい付いていく。チョルミンの足技が男の頭にヒットし、勝利を収める。そして、追加の仕事でダイヤの運搬を頼まれる。無事に運べば2000万渡すと言われ、チョルミンは引き受ける。

ジョンファは手術に成功し見える事に涙を流す。チョルミンは電話でその事を聞き喜ぶ。そして、依頼主に運搬場所に着いた事を電話するが、突然走って来た車に跳ねられ男達にナイフで刺される。そして、ダイヤを持って行かれる。瀕死のチョルミンをテシクは車の中から一瞥し、そのまま去って行く

ジョンファはチョルミンの捜索願を出すが、住民登録番号も知らない為、警察は真剣に相手をしてくれない。家で待とうにも再開発の工事の為、マンションから追い出されてしまう。引っ越しの日、チョルミン宛てに荷物が届く。ジョンファが住所の場所に行くと男性が入院していた。その男性はチョルミンから話を聞いていたと言い、自分が事故に合った日の事を聞かされる。その日は、5月5日の雨が降っていた日であなたの交通事故と同じ日だと言われる。それを聞いたジョンファは驚き涙を流す。

ジョンファは感覚を頼りにチョルミンの顔を粘土で作っていく。愛おしそうに触り泣き崩れた。

2年後。ジョンファは自身で作成した陶芸品の販売と、病院でのマッサージのボランティアをしていた。偶々入院していたチョルミンはジョンファの姿を見て驚く。気づかれないよう手を握り締め、泣くのを必死に耐える。ジョンファはチョルミンにもマッサージを施す。だが、チョルミンの体は痩せ細り名前がキム・ハクソンとなっていた為、彼だと気づかずに帰ってしまう。それを悲しそうに見送るチョルミンの手から石が転げ落ちた。

チョルミンは退院し、ジョンファの店に行く。店を出るとディンガがやって来てチョルミンを押し倒す。ジョンファは驚き謝罪すると、足が悪いのを見て送る事を申し出るが、チョルミンは何も言わずに立ち去る。ジョンファが店に戻ると、チョルミンと飼っていたカメの瓶が無くなっている事に気付く。ディンガの吠える様子と合わせ、先程の男性がチョルミンだと気付く。チョルミンは泣きながら必死に街中を走り、探し回るが見つける事が出来なかった。

チョルミンはかつてジョンファとデートをした草原を訪れ、カメを川に返してあげる。そこには机と椅子が置いてあり点字が掘られていた。チョルミンが触っていると、ジョンファが現れる。ジョンファはチョルミンの顔だけを見ていたかったと話し、謝罪しながら怪我でボロボロになったチョルミンの頬を触った。ジョンファとチョルミンは抱きしめ合った。そして、チョルミンは愛していると告げる。

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