『テイカーズ』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

スタイリッシュな出で立ちの若者強盗グループと旧時代風の刑事たちの戦いを描く犯罪映画。監督は『飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲』のジョン・ラッセンホップ、脚本はガブリエル・カッセウス。

あらすじ

テイカーズ』のあらすじを紹介します。

スーツを着込んだ5人の強盗グループ・テイカーズ。彼らは銀行強盗で得た大金で豪華な生活を送る勝ち組犯罪者なのだ。精巧な計画のもと、1年に1回だけ銀行強盗に入る。それだけで豪華な生活をおくることが出来てしまうのだ。

そんな彼らに注目したのがロス市警のジャック・ウェルズ刑事(マット・ディロン)。家族をないがしろにして仕事に没頭する、古いタイプの刑事だ。彼は犯罪小説よろしく単独行動で強盗グループを牢屋にぶち込もうとしていた。

ある日、テイカーズのもとにかつての仲間、ゴースト(T.I.)が現れて美味しい仕事の話を持ちかける。もう二度と強盗などしなくてもいいような大金が入るというゴースト。テイカーズは金額に釣られ、ゴーストの話に乗る。

評価

  • 点数:40点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2011年11月19日
  • 上映時間:107分
  • ジャンル:アクション
  • 監督:ジョン・ラッセンホップ
  • キャスト:マット・ディロン、ポール・ウォーカー、アイドリス・エルバ、ジェイ・ヘルナンデス、マイケル・イーリー etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『テイカーズ』について、考察・解説します。※ネタバレあり

中途半端

まずは監督について触れましょうか。ジョン・ラッセンホップは『悪魔のいけにえ』の3D版を監督した人で、これが珍妙な出来栄えでクソ映画に慣れ親しんでいる曲者ホラーファンたちから袋叩きにあってしまった作品なんですね。
演出がヘタクソだということに定評がある人ということなので、本作はどんな塩梅かなぁと、若干身構えて鑑賞したのですが、まあ、これが、すごい、というか……。貧乏臭い。一言で言えば。

映画ってのは多少なりともゴージャス感が無いと厳しいですよ。観客は安くないチケットを買うわけですから、金額分のゴージャス感を要求してしまうものです。貧乏臭い画作りをするにも、どこかに金をつぎ込んだ形跡があってそれが見事に役割を果たしていると嬉しいんです。DVDをレンタルした人たちの評価が甘くなってしまうのは、彼らが支払うのは時間だけということもあるのかもしれません。
まあ、それはいいです。本作はなぜか貧乏臭い。
俳優はそこそこのレベルを揃えてはいます。ちょい役のゾーイ・サルダナなんて、結構な売れっ子女優ですからね。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で緑色の女の演じていた人です。

ただ……何でしょうね、製作陣のアイデアが貧困すぎじゃねーのと思うわけです。スーツを着た強盗グループはありきたり過ぎる。そこに旧時代風のおっさん刑事が挑むってんだけど、おっさんの哀愁が無い。新時代と旧時代の対決そのものに盛り上がりがない。そして、キャラクターのデザインがクソ。なんの特徴もないスーツですか……。おっさんはやつれているだけ。製作陣のアイデアの貧困さが画面にあふれ出しているんです。これじゃあヒットしないね。

あと、セキュリティが昔とは比べ物にならないほど進歩している銀行に強盗に入って、そのお金だけで生活するなんてありえないから。そのくせおっさんはやたらリアリティがあったりする。リアリティラインがどこにあるのかわかんねーよ。

まとめ

よくあるダメな犯罪映画でした。観る価値はありません。ちょっとジャンルは違うけど、『レザボア・ドッグス』を100回見たほうがためになるし、有意義な時間を過ごせますよ。200時間に劣る2時間!
今日び犯罪映画なんて、突飛なアイデアか優秀過ぎるアクション俳優とスタントマンでも用意しなくちゃ傑作なんて出てきませんよ。アイデアは枯渇しているんですからね。

本作は若者とおっさんの戦いというテーマは良かったものの、色を付けられるほど優秀な脚本家が参加しなくて、監督が貧困なアイデアを是としたからダメ映画になってしまったと。

演出の酷さは思ったほど感じられませんでした。まあ、今どき『悪魔のいけにえ』を作るだけでもしんどいのに、さらに3Dという重荷を背負わされた悲運な人ということだったんでしょう。

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