映画『たとえ明日が来なくても』あらすじとネタバレ感想

たとえ明日が来なくてもの概要:ニキル・アドヴァーニー監督のニューヨークを舞台にしたラブストーリー。出演は、シャー・ルク・カーン、プリーティ・ジンタ、サイフ・アリー・カーン。2003年のインド映画。主演3人の演技に笑い泣ける感動作。

たとえ明日が来なくても あらすじ

たとえ明日が来なくても
映画『たとえ明日が来なくても』のあらすじを紹介します。

ナイナー(プリティ・ジンター)は、ニューヨーク在住のインド人女性。NBAを取得するために社会人コースで学ぶ。ナイナーは、母ジェニファーを助け、足の悪い弟や妹の世話をしているが、家庭内の問題でずっと悩んでいた。父が自殺して亡くなってから、母親と姑の仲が悪いのだ。
その為、ナイナーは長く笑顔を忘れていた。そんなナイナーの家族の隣にアマン(シャー・ルク・カーン)が引っ越してきます。明るく陽気な彼は、すぐに周囲の人気者となり、ナイナーにもちょっかいを出してきます。そこで、ナイナーは、社会人コースで同級生のローヒト(サイフ・アリー・カーン)を恋人だと紹介します。

それまで、親友だと思って接してきたローヒトは、ナイナーを女性として意識するようになってしまいます。しかし、ナイナーが本当に愛するのはアマンなのに・・。何故かアマンは、ローヒトとナイナーが恋人になるよう橋渡し役となって画策するのです。アマンには秘密があった。
それは、心臓病を患っていて余命が限られているからだった。はがゆい3人の恋愛模様と美しいニューヨークの風景にも心を癒されます。ニキル・アドヴァーニー監督の長編デビュー作。

たとえ明日が来なくても 評価

  • 点数:80点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★★
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2003年
  • 上映時間:186分
  • ジャンル:ラブストーリー、コメディ、ヒューマンドラマ
  • 監督:ニキル・アドヴァーニー
  • キャスト:シャー・ルク・カーン、プリーティ・ジンタ、サイーフ・アリー・カーン etc

たとえ明日が来なくても ネタバレ批評

映画『たとえ明日が来なくても』について、感想批評です。※ネタバレあり

シャー・ルク・カーンに恋する映画!

顔ではなく、その演技の濃さにハマる女子が多い。ボリウッドの帝王ことシャー・ルク・カーンの「たとえ明日が来なくても」は、ニューヨークを舞台にした3人の男女の愛と友情物語。文字にすると平凡に見えるけど、観始めたらもう止まらない!

主演のシャー・ルク・カーンは、前半をイタズラ好きでしつこく演じ、後半をナイナーへの想いを秘めながらも彼女の恋の橋渡し役に徹するのです!なぜ、こんなめんどくさい恋をするのだろう?このちょっとひねくれた恋の行方がスパイスとして効いています。

不思議なのは、場所がインドでなくても、音楽とダンスが始まったらインドになってしまうこと!シャー・ルク・カーンの魅力があふれるのは、ニューヨークの橋や公園をを背景にナイナーの心情の変化を歌うシーン。爽やかだけど切なさが伝わってきます。

また、1番観ていて面白かったのは、プリティ・ウーマンのあの名曲がインド・ヴァージョンとして歌われるシーン!ファンキーで原曲が分からなくなっているけど、歌い踊る人々がみんな笑顔なのがいい。

ニキル・アドヴァーニー監督の魅力

本作が長編デビュー作。以前は「家族の四季 愛すれど遠く離れて」(01)のカラン・ジョーハル監督のもとで助監督として働いていたそうです。主演をシャー・ルク・カーンにしたのも、彼と親交があったからでしょう。細部まで計算された演出力と発想力の豊かさが魅力です。

インド映画がどこの国を舞台にしても、うまく異なる文化とマリアージュできることを証明したのです。音楽の使い方が上手い。ディスコで主人公たちが躍るシーンは、ディスコ全盛期の世代にとって懐かしく映ることでしょう。

インド映画にはいつ観ても驚く事ばかりです。日本公開は本作と第3作めの「チャンドニー・チョーク・トゥ・チャイナ」(09)。第3作めは、ボリウッド風カンフー・コメディで中国で撮影を敢行した意欲作です。しかし、不評で本作以上の名作が生まれるにはもう少し時間がかかりそうです。

たとえ明日が来なくても 感想まとめ

インドほど、精神的に豊かな国はない。どこの国に行っても、文化は根付いてゆくのだ。ただ楽しいだけのマサラ・ムービーじゃなく、こんなに笑って泣ける映画は初めてです。自分の命に限りあると気づいた時、あなたならどう行動しますか。

主演のシャー・ルク・カーンは、映画界において、芸能一家の2世タレントが多いなか、珍しくテレビドラマ出身の俳優です。その演技の濃さというか、感情のベクトルが高い点が魅力なんです!本作で彼にハマった方は、「恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム」(07)と「マイネーム・イズ・ハーン」(10)がおすすめ。

本作の見どころは、プリティ・ウーマンのあの名曲をインド・ヴァージョンとして歌ったシーンです。サビを聴いてようやく分かるのだけど、インド独特のセンスにしびれます。これが何度もリピートしたくなる理由かもしれません。

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