映画『テケテケ』あらすじとネタバレ感想

テケテケの概要:2009年に公開されたホラー映画で、続編の「テケテケ2」と同時公開された作品。都市伝説の“テケテケ”に出会ってしまった女子高校生が、生き延びる手段を模索する様子を描いた。

テケテケ あらすじ

テケテケ
映画『テケテケ』のあらすじを紹介します。

高校生の大橋可奈は、友人の綾花から同じ中学出身の圭太と付き合えるようセッティングを頼まれる。
学校帰りに3人でお茶をしていると、都市伝説“テケテケ”の話題になる。
赤いものを身につけて歩道橋を渡ると現れ、振り返ると腰から真っ二つに切り裂くという謎の存在“テケテケ”。

その日の帰り道、ケンカ別れした可奈と綾花。
翌日、綾花はバラバラ遺体となって発見された。
可奈は綾花が亡くなった現場に花を手向けに向かうが、そこで“テケテケ”に遭遇してしまう。
偶然通りかかった圭太に助けられるが、その場で逃げ切れても3日以内に再び現れるという噂が気になっていた。

可奈のいとこ理恵は、大学のレポートの課題のために“テケテケ”について調べていて、“テケテケ”発祥の地と噂される加古川に向かう予定だった。
それを知った可奈は、理恵に同行させて欲しいと頼み込む。

加古川の大学教授に話を聞くと、若い女性の自殺が噂の出所ではないかと言われる。
助手の武田に案内してもらい、当時の事を知る老夫婦に話を聞いた可奈と理恵は、“カシマレイコ”という人物の過去を知ることに。
そして武田が知る噂話からヒントを得た2人は、“テケテケ”から逃れる可能性を見出すのだった。
だが可奈のタイムリミットが迫る中、理恵にも危険が迫っていることが発覚する。

テケテケ 評価

  • 点数:65点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★☆☆☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2009年
  • 上映時間:70分
  • ジャンル:ホラー
  • 監督:白石晃士
  • キャスト:大島優子、山崎真実、西田麻衣、一慶 etc

テケテケ ネタバレ批評

映画『テケテケ』について、感想批評です。※ネタバレあり

都市伝説のテケテケがテーマ

都市伝説“テケテケ”をモチーフに、上半身だけで「テケテケ」という効果音と共に襲い掛かる妖怪(?)と、その呪いから逃れるためにルーツを探る女子高生の可奈、従姉の理恵の姿を描いた作品。
全く別ものとして知られている都市伝説“カシマレイコ”と“テケテケ”を組み合わせている。
上半身だけで追ってくるテケテケの正体は、終戦後にアメリカ兵にレイプされ鉄道自殺したカシマレイコ、という設定にしたのは見事。

赤いものを身につけていると狙われる、歩道橋の上で出会う、胴体を真っ二つにされる、という設定にも違和感が無いストーリー。
だが、赤いものを狙うとわかっていながら赤いレンタカーを借りる、という謎の行動や、「アウストラロピテクス」と連呼するシーンはツッコミどころ。
「アウストラロピテクス事件」と大きな思い出話にしているが、いとこ同士の絆がそこまで細かく描かれているわけでもない。

理恵もテケテケに出会っていた事や、カシマレイコの石碑を戻しに行くまではありがちな展開だが、理恵が血を流したことで赤い色と認識されるのは意外性がある。

見れば見るほど怖くなるチープなテケテケ

2本の腕だけで猛スピードを出し、切断面らしき腰部分が宙に浮いているという謎だらけの“テケテケ”の見た目は、最初は笑ってしまう。
しかし何度も見るうちに、「奇妙な見た目」が「怖さ」に変わってくる。
また、テケテケ目線での地面すれすれで動く様子はドキドキさせられる。
被害にあう人物たちの切断面も作り物っぽさが残っていて、グロテスクな描写が苦手でも見やすいものになっている。

当時を知るという老夫婦の旦那の、遮られてしまったが何か言いたげな視線や動き、エンドロールの途中に入り込んでいる可奈と武田の再会シーンは、そのまま続編へとつながっている。

テケテケ 感想まとめ

POV形式の作品が多い白石晃士監督の、数少ない第三者視点での作品。
タイトルの文字は監督自身が作成したというほどの低予算映画だが、ストーリーの中の細かい心理描写や謎解き要素、ホラーお約束のどんでん返し展開などがしっかり作りこまれている。
あまりにもチープな作りの“テケテケ”には笑いが止まらないのだが、見ているうちに恐怖を感じるという不思議さがある。

エンドロールまでしっかり見ておいたほうがいい作品で、エンドロールの途中でいきなり始まる“可奈のその後”が、続編の「テケテケ2」につながっている。
アイドル映画のようにも見えてしまうが、主演の大島優子がしっかりした演技をしていて、ラストでの変わりようには驚かされる。
作品内で適度に説明が入るので、都市伝説の元ネタの予備知識が無くても楽しめる。

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