映画『天国からの奇跡』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「天国からの奇跡」のネタバレあらすじ結末

天国からの奇跡の概要:テキサスの小さな町に住む少女はある日突然、何の予兆もなく難病を患う。少女に起こった信じられない奇跡を描く、真実を元にした感動の物語。家族の絆と彼らを助ける周囲からの優しい思いやり、そして神様からの奇跡に涙する。2015年公開。

天国からの奇跡の作品概要

天国からの奇跡

公開日:2016年
上映時間:109分
ジャンル:ヒューマンドラマ
監督:パトリシア・リゲン
キャスト:ジェニファー・ガーナー、カイリー・ロジャーズ、マーティン・ヘンダーソン、ジョン・キャロル・リンチ etc

天国からの奇跡の登場人物(キャスト)

クリスティ・ビーム(ジェニファー・ガーナー)
獣医師ケヴィンの妻で3人姉妹の母親。優しく明るい。理解ある美人妻で家族を深く愛しており、敬虔なクリスチャン。
ケヴィン・ビーム(マーティン・ヘンダーソン)
獣医師で理解ある妻のお陰で、動物病院を開院したばかり。家族をとても愛しており、良き父親でもある。敬虔なクリスチャン。
アナベル・ビーム(カイリー・ロジャーズ)
3姉妹の次女10歳。パリに旅行へ行きカフェでお茶をするのが夢。読書家。両親同様、敬虔なクリスチャン。難病を患っている。通称アナ。
アビゲイル・ビーン(ブライトン・シャルビノ)
3姉妹の長女13歳。サッカーが得意で何度も賞をもらっている才能の持ち主。活発的。両親同様、敬虔なクリスチャン。通称アビー。
アデリン・ビーン(コートニー・ファンスラー)
3姉妹の三女6歳。何事も好奇心旺盛で姉達の真似をしたがる。両親同様、敬虔なクリスチャン。アデリンという名前からテイラーにしたいと思っている。
ヌルコ医師(エウヘニオ・デルベス)
ボストンで小児科医をしている。予約は9か月先まで埋まっている人気医師。優しくひょうきんで病気の子供達が暗くならないよう気を配る真摯な人物。
アンジェラ(クィーン・ラティファ)
ボストンのレストランで働いている。明るく快活で人情味のある人物。ひょんなきっかけからクリスティ親子の友人となり、ボストンでの彼女らを支える。

天国からの奇跡のネタバレあらすじ

映画『天国からの奇跡』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

天国からの奇跡のあらすじ【起】

テキサスの小さな町に住むビーム一家は、敬虔なクリスチャンで仲の良い家族。父親のケヴィンは獣医師で、この度全財産を投じて動物病院を開院したばかりだ。自宅では動物を沢山飼っている。日曜日には必ず一家でミサに参加し、ご近所とも友好な関係を築いていた。

ある日曜日、神父主催の集まりがあった。ビーム家の広い敷地で行われ、パーティは和やかに終わった。その日の夜中。次女のアナが嘔吐する。皆が同じものを飲み食いしていたので何かに中ったとは考えにくいが、アレルギーの類やウィルスの可能性もある。両親は心配して朝になったら病院へ連れて行く事にした。

それから6週間。何ヵ所も病院を廻ったが、アナの嘔吐と腹痛は改善しない。腹部は更に膨張し、痛みは激しくなるばかり。処方された薬も効かない。何度検査をしても原因は分からず仕舞いだった。

そんなある夜、クリスティはアナの呼ぶ声で目が覚めた。ケヴィンを起こし急いで娘の元へ向かう。アナは激しい腹痛に身悶えていた。夜中ながら駆け付けてくれた親友のエミーに留守を頼み、両親は娘を連れて救急外来へ向かった。

アナの様子が落ち着いた頃、若い医師が結果を報告に来る。逆流性食道炎と言うのだ。クリスティはそれに意を唱えた。喉が荒れているのは何週間も吐いていたからだし、乳糖不耐症でもない。異常は明らかなのに異常がないのはおかしい。他の医師を呼んで検査して欲しい。原因が分かるまで帰らないと。若い医師は気圧されて了承した。
明け方、病院の小児科医が病室へ来た。検査の結果は腸閉塞。すぐに手術を、との事で処置が成された。処置に苦しみ泣き叫ぶアナにクリスティは涙が止まらなかった。

手術は成功した。だがアナには機能性胃腸障害、つまり食事を消化出来ないという障害が見つかったのだった。腸が適切に機能しない為、飲食物が腸内に残留してしまう。食事はチューブで鼻から胃に直接送る経管栄養。小児科医は専門医を探してくれた。腸運動のエキスパート、サミュエル・ヌルコという小児科医がボストンにいて、力を貸してくれるかもしれないという。ただし、ヌルコ医師は世界中の患者を診ていて、果たして診てもらえるかどうかは分からないとも。

天国からの奇跡のあらすじ【承】

クリスティはヌルコ医師の病院へ連日、電話をかけていた。だが予約が一杯で相手にされない。救急外来の小児科医も3回電話したと言うが、ヌルコ医師の予定が空くのは患者が減った時。つまり娘が死なないよう注意しつつ、他人の死を待てという事だ。
敬虔なクリスチャンである彼女には、それもまた耐えられる事ではなかった。

日曜のミサへいつものように家族で参加した。その帰り際、他の家族からこう言われる。アナが快方に向かわないのは、夫妻のどちらかが罪を犯したからだ。或いはアナ本人が。
クリスティは愕然とする。

その夜、クリスティは夫へ宣言する。アナとボストンへ向かい、ヌルコ医師の病院へ乗り込むと。ケヴィンは妻の覚悟を見た。

ボストン小児科医院へ到着した。9か月先まで予約で一杯だと言われるが、クリスティは受付の女性へ必死に訴える。受付係は同情する表情で、空きが出たら連絡すると彼女なりに精一杯応えてくれた。

その夜、レストランで食事をしていた2人。水を零したアナに男性店員が失礼な事を言う。そこへ一人の女性が駆け付けてフォローしてくれた。明るく快活な女性だった。事情を話すと、彼女はボストン市内を案内してくれると言う。アナにせがまれクリスティは了承する。女性店員はアンジェラと名乗った。

天国からの奇跡のあらすじ【転】

翌日、待ち合わせてアンジェラの車へ向かう。酷いオンボロ車だったが、彼女の明るいジョークで2人は笑顔になる。水族館をじっくり堪能した後は絵画展へ。殊更、モネの睡蓮に魅入られるアナだった。その時クリスティの携帯に着信がある。病院の予約に空きが出たという知らせだった。

翌日、病院で広範囲に渡る検査を行った。ヌルコ医師はエルモのネクタイをしていて、とてもひょうきんな人物だった。エルモのネクタイは患者が良くなったら外せると言う。

アナの検査結果が分かった。偽性腸閉塞という病気で胃腸が麻痺したような状態に近く、機能しているのはお腹の上部だけ。神経に支障がありニューロンが送る信号に腸が反応しないのだそうだ。そして現在、この病気には治療法がない。だが緩和する事は出来る。治療の為6週間毎にボストンへ通う事になった。

自宅へ戻ったクリスティはケヴィンと経費について相談する。ケヴィンは信仰すれば大丈夫と話すが、クリスティは信仰も信じられないと怒鳴る。そこで彼はひとまず信仰は置いておいて、自分も出来る事をする覚悟を決めた。

それからアナとクリスティはボストンへ6週間毎に通った。ケヴィンはその費用の為に、アルバイトをしたりバイクを売ったりして費用を稼ぐ。しかし腹部の腫れは引かず、アナはまた検査をする事になる。

その頃、テキサスの自宅では娘達が寂しい思いをしていた。このままでは家族がバラバラになる。ケヴィンは娘達を連れてボストンへ向かう事にした。
同じ頃、病室でもアナが精神的に弱っていた。泣きながら腹痛を訴える。本人はもちろん辛いが、見守っているだけのクリスティも辛いのだ。アナは耐えかねて死を願う。母親はただ寄り添うしか出来なかった。

天国からの奇跡のあらすじ【結】

空港でチケットを取ろうとするケヴィンだが、すべてのカードが使えない。アナが死んじゃう。その言葉を聞いたチケットの職員は、すぐさま意を決し3人分のチケットを無償で取ってくれた。

その頃、アナは限界に達していた。ストレスから母親に当たり散らし、クリスティも怒鳴り散らしてしまう。そこへ夫から電話がかかってくる。電話で話しながら病室へ突入。家族はたちまち元気を取り戻し、皆で抱き合っては笑い合った。やはり家族は共にあるべきなのだ。

アナが退院する事になった。家族全員でテキサスへ帰るのだ。出来る限り娘と過ごす時間を取るようにと、医師から助言を受ける。心配そうに見送るヌルコ医師。

家の庭には樹齢100年の枯れた木が立っていた。その木に蝶が止まるのを眺めていると、アビーが木登りへ誘う。姉の手を借りて木に登った。枝に2人で座り込んだ時、不気味な音が響く。太い枝が折れそうなのだ。
アビーはアナの安全を優先させ幹の洞のくぼみまで行けと指示。しかし言う通りに向かったアナは、吸い込まれるように洞の中へ落下して行く。アビーは泣き叫びながら母親に助けを求めた。

消防車や救急車がすぐさま駆け付け救助にかかる。何度も呼びかけるが、穴の底に横たわる彼女から応答はなかった。騒然とした周囲を見渡し、クリスティは思わず幹に近付いて神へ祈る。皆が彼女の無事を祈った。そしてようやく、アナが洞から引き上げられる。
意識は無く顔には傷がついて血に塗れている。救急隊員が生きている事を確認。ひとまずは安心して病院へ向かう。しばらくして、医師から報告があった。信じられない事だが軽い脳震盪だけで、骨折もなく手足に傷もなく内出血や痣もないと言う。意識が回復した時は笑っていたというのだ。医師は驚きを隠せなかった。

その後、自宅へ戻ったアナだったが、まるで病気が嘘だったかのように回復を見せた。腹部の膨張も3日程で完全に無くなりクリスティは驚愕する。アナは治ると言われたから大げさにしないでと笑った。両親はアナから事情を聞く。老木の中、彼女は幽体離脱。蝶に誘われて美しい花園を抜けると、モネの睡蓮から雲の上を歩いて神様と会った。戻りたくないと言うアナに神様は、病気は治るから戻れと言ったのだった。信じなくてもいい。いつかは分かる。アナの言葉に両親は微笑んで相槌を打った。

ボストンの病院で検査を受けた。結果は正常。ヌルコ医師は説明出来ない治癒の事を自然寛解と教える。医学的に完治したとは断言出来ないが完治したのだ。そして彼はエルモのネクタイをくれた。

日曜のミサ。クリスティが演説する事になった。絶望で希望を見失っていた彼女は奇跡を見逃していた。奇跡とは優しさ。同級生の男の子、アンジェラ、親友のエミー、空港の職員、病院の受付係。彼らの優しさが奇跡なのだ。奇跡とは愛。奇跡とは神なのだとクリスティは語る。

それからのビーム一家は、毎日が奇跡だと思って生きている。

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