映画『ザ・コール 緊急通報指令室』あらすじネタバレ結末と感想

ザ・コール 緊急通報指令室の概要:2013年のサスペンス・ホラー。緊急通報司令室のオペレーターとして働くジョーダンは、自身のミスで人の命を落としてしまった。その事がきっかけで自信をなくしていたが、新たな事件により再び現場へと向き合う事となる。

ザ・コール 緊急通報指令室 あらすじネタバレ

ザ・コール 緊急通報指令室
映画『ザ・コール 緊急通報指令室』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

ザ・コール 緊急通報指令室 あらすじ【起・承】

緊急通報司令室でオペレーターを勤めるジョーダンは、次々と入ってくる通報に手際良く対応していた。
彼女は、仕事はうまくさばくプロだったが、切迫した相手にこちら側から一方的に呼びかけるだけしか出来ない歯がゆさや空しさも感じる日々だった。

同僚達にポールとの仲を冷やかされつつも仕事の席に戻るジョーダン。
鳴ったコールは、少女からの通報で、男が家に不法侵入して来たと言う物だった。
親は映画館に行っていて繋がらないと切迫した状況。
住所を割り出し、現場にパトカーを急行させながらジョーダンは少女に部屋に隠れる事を指示する。
男は窓を割り侵入してくるが、隠れる予定の部屋の鍵が閉まらない。
ジョーダンは窓を利用し男を撹乱させ、少女にはベッドの下に隠れるよう指示した。

無事成功して男が部屋から出て行った事で安心し、少女は誤って電話を切ってしまった。
心配したジョーダンがとっさにリダイヤルすると、その音を聞きつけた男が戻り、少女は押さえ付けられてしまう。
犯人が受話器を取った事で「自首」を促すジョーダンだが、犯人は電話の向こうで「もう手遅れ」と言い放ちそのまま少女は誘拐されてしまう。
その事件が気になりつつ、病んだ気持ちで働いていたジョーダンだが、やがてその少女の遺体発見のニュースで箍が外れてしまう。

自分のミスが招いたその事件がトラウマとなり、現場を退いたジョーダン。
半年後、教官として過ごしていたジョーダンは、生徒達に緊急通報指令室を案内していた。

一方ショッピングモールで友人と買い物を楽しんでいたケイシーと言う少女。
彼女は弟の迎えをするため急に帰ってしまった友人から取り残され駐車場を歩いていた。
母親からの着信で話す中、急にバックしてきた車の男に憤慨する。
驚いて落とした自分の携帯が壊れた事にショックを受けている合間に、男に羽交い絞めにされ意識を失ってしまう。

車のトランクの中で目を覚ましたケイシーはパニックに陥るが、先に帰った友人が忘れていった携帯をポケットにしまった事を思い出す。

緊急通報指令室で新人を紹介していた際に、緊急通報が。
要領を得ず、うろたえる新人に代わり、ジョーダンは対応する。
トラウマで過呼吸になりかける涙目のジョーダンだが、上司の渇と、通報を聞き安心したポールのおかげもあり、集中してケイシーを助けにかかる。

パニック状態のケイシーに、知りうる限りの情報を聞き出す。
また、トランク内で出来る限りの操作をし、テールランプを破壊。
そこから外が見られるようになったケイシーは高速である事を確認し、その穴から手をだして振る。
子供が中にいるのかと訝った一般車が通報。走っている場所は分かったものの、ナンバープレートはどうやら盗難で操作されたナンバーであると分かる。

ザ・コール 緊急通報指令室 あらすじ【転・結】

通報者が顔を見てみると近付くと、危険を察した犯人は高速を降りる。
そこでトランク内を物色したケイシーは、シャベルを見つけ自分は埋められてしまうと悲観し再びパニックに。
好きな映画の話を聞きだし安心させたジョーダンは、トランク内にあったペンキをぶちまけ外に分かるよう指示。
ペンキを目印に再び捜索に励む警察達。

ペンキがこぼれ、ライトが壊れていると指摘してきた一般人の知らせで、犯人は一度車を止めトランクを開ける。
不審に思い通報しようとした男を殴り、その車を奪って逃走。
殺した通報者と共に、トランクに乗せられたケイシーは再び電話を取る。
しかし通報者は死んでは折らずパニックを起こし、それを聞きつけた男によって止めをさされてしまう。
その時に聞いた声で、ジョーダンは自分がトラウマとなった事件の犯人の声と今回の誘拐者の声が似ている事に気付く。

一方、乗り捨てられた赤い車を調べていた鑑識とポール達は、指紋が取れそうな空き瓶を発見。ガソリンスタンドに寄った事をチャンスに、ケイシーはトランクから座席まで這い出て助けを呼ぶ。
店員が気が付いて近寄ると、ちょうどニュースでも誘拐少女で速報が流れていた事もありパニックになった犯人はカソリンを付け店員を殺してしまった。

指紋から容疑者を割り出したポール達はマイケル・フォスターの家に乗り込むが、妻は「彼は仕事で不在」と告げる。
家宅捜査中に、被害者と似た様な金髪で彼の姉とされる女性の写真が異常なまでに飾られているのを見てポールも困惑する。
隠れ家に着いたマイケルは、ケイシーを抱き抱えた際に緊急通報指令室と電話が繋がっている事に気付く。受話器を取った犯人にジョーダンは身元が割れた事を話し、自首を促すが「もう手遅れだ」と言うマイケルのセリフを聞き、半年前の事件の同一犯である事を確信する。

写真からマイケルの生家を疑ったポール達は踏み込むも、そこは無人。
上司にももう仕事は全うしたので帰宅を促されたジョーダンだが、その頃隠れ家では、ガスで体の動きを封じられ、髪の毛を手入れされるケイシーが居た。
拘束されながらも隙を付いてスプレーで目潰しをしたケイシーは、逃げた先でマイケルの本性と言える物を見てしまう。

ジョーダンは、先程までの通報内容を聞き、怪しい金属音を耳にする、家には戻らず単独でマイケルの実家に向かう。そこでアルバムを目にし、金髪に執着するのは白血病で髪を無くして死んでいった姉への歪んだ欲望と言う事を知る事になる。
外に出ると、怪しい金属音を耳にし、それが通報で聞いた音と気付いたジョーダンは、その音の下に地下室がある事を発見する。

地下室ではまさに今ケイシーが髪の毛を剥ぎ取れんとするところであった。
姉の部屋をかたどった部屋で、姉の為に誘拐した少女達の髪を剥ぎ取る行為を繰り返していた事実を知ったジョーダンは、頭皮をメスでえぐり始めたマイケルを見つけ陶器で殴る。

ジョーダンが駆けつけた事を知ったケイシーは、喜び2人で逃げるもマイケルは地上まで追ってきた。
ジョーダンを追おうとしたマイケルの隙を付き、ケイシーは鋏でマイケルの背中を刺し、そのまま地下へと蹴り落とす。通報しようとしたジョーダンを制止したケイシー。

落下の衝撃から目を覚ましたマイケルだが、椅子に鎖やテープで強固に拘束されていた。
ジョーダンが電話の相手だった緊急オペレーター、と気が付いたマイケルは、諦めモードで「警察はいつ来る」と問うが、
ケイシーは「私は森へ逃げ、それをジョーダンが見つけた、あんたは行方不明」と告げる。ののしるマイケルに「もう手遅れ」と言い放ち、2人は扉を固く閉めるのだった。

ザ・コール 緊急通報指令室 評価

  • 点数:80点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2013年
  • 上映時間:94分
  • ジャンル:サスペンス、ホラー
  • 監督:ブラッド・アンダーソン
  • キャスト:ハル・ベリー、アビゲイル・ブレスリン、モリス・チェスナット、マイケル・エクランド etc

ザ・コール 緊急通報指令室 批評・レビュー

映画『ザ・コール 緊急通報指令室』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

継続する緊張感

冒頭からリアルな通報と言える電話内容に緊張しっぱなしである。
最初の誘拐事件も、少女の切迫した声の震えがリアルに伝わってくるので演技力に感激する。
通報がメインのお話なので、声だけで相手の状況を探らなければいけないと言う部分がうまく出ている。
ジョーダンの一言で、うまく連携していく捜査陣も爽快である。
気心知れた仲間が、トラウマを乗り越えるべく再び受話器をとる姿を見守るシーンには胸が熱くなる。
どんなにつらい事があっても、人は天職と言う物があるのかもしれないと思わせられる。
オペレーターとして誘導していた時の方が、緊張感は凄かったが、隠れ家に単独で乗り込んでからもクローゼットの陰に隠れる部分は、相手のマイケルがサイコなだけあってなかなか手に汗を握ってしまう。

違和感はありつつも満足出来る

いくらトラウマを乗り越えるチャンスと言えど、単独で相手の隠れ家まで乗り込むか、という所に違和感を感じてしまう人も少なくないかもしれない。
しかし、最後のケイシーの判断はある意味気味良く思う人もいると思う。
警察はいつ来るんだと諦め覚悟で聞くマイケルに、ケイシーは冷徹に「私が逃げたのを森でジョーダンが見つけた、あんたは行方不明と言う事になる」と無情に告げる。
警察が来てももしかしたら被害者である自分の望むような処罰は今後されないかも知れない。
それなら、誰にも見つけられず身動きも出来ないまま孤独に朽ちてしまえと思う彼女の気持ちは、ある意味理解出来るかもしれないのだ。
それに便乗したジョーダンも、どこかで正当さを失ってしまっているのかもしれないが、そのくらい殻が向けた彼女の方が今後楽に生きていけるかもしれないと思ってしまった。

ザ・コール 緊急通報指令室 感想まとめ

意外と知るようで知らない、緊急連絡の現場。地味な作業の様に感じるその仕事内容の、酸いも甘いも堪能出来る映画と言える。
実際に有り得る環境や設定の映画の為、ライトな作りで海外ドラマのノリで流れる為、観易く感じる映画である。
するすると内容やストーリー展開が頭に入ってくるので犯人や被害者の反応に緊張しつつも見易く感じる。
いざと言う時、観ていて心理的な心構えが出来る気分になるので観ていて役立つ映画と言える。
途中オペレーターとしてジョーダンが見守る場面までは、緊張の連続であるが、実際に犯人の隠れ家に単独突入する姿は少し違和感があるかもしれない。

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