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映画『ザ・コンサルタント』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ザ・コンサルタント』の概要:ウルフは武器商人や殺し屋相手に会計士として仕事を行っていた。危険な相手と仕事をしているにも関わらず、ウルフは殺されることがなかった。それは、自閉症だったウルフを心配して、軍人だった父があらゆる戦闘技術を教え込んでいたからだった。

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映画『ザ・コンサルタント』の作品情報

ザ・コンサルタント

製作年:2016年
上映時間:128分
ジャンル:アクション、サスペンス
監督:ギャヴィン・オコナー
キャスト:ベン・アフレック、アナ・ケンドリック、J・K・シモンズ、ジョン・バーンサル etc

映画『ザ・コンサルタント』の登場人物(キャスト)

クリスチャン・ウルフ(大人:ベン・アフレック / 少年:セス・リー)
会計士。裏社会の資金洗浄を行っている。殺し屋でもある。自閉症。軍人だった父に鍛えられ、あらゆる戦闘技術を教え込まれる。
デイナ・カミングス(アナ・ケンドリック)
シカゴの電気機器メーカーの“リビング・ロボ社”の社員。帳簿に用途不明金があることに気づき、命を狙われることになる。
レイモンド・キング(J・K・シモンズ)
財務省局長。“会計士”と呼ばれる殺し屋の助手から、犯罪者についての情報を得ていた。
ブラクストン(大人:ジョン・バーンサル / 少年:ジェイク・プレスリー)
ウルフの弟。ウルフと一緒に父に鍛えられていた。現在は殺し屋として活動している。10年間兄と音信不通だった。
ラマー・ブラックバーン(ジョン・リスゴー)
シカゴの電気機器メーカーの“リビング・ロボ社”の社長。不正を行っていた張本人。ウルフに不正を見破られそうになったため、デイナと共に殺害しようと画策する。
メリーベス・メディナ(シンシア・アダイ=ロビンソン)
財務省の分析官。姉に粗悪な麻薬を販売していた売人を懲らしめるため、売人をトランクに3日間放置したことで逮捕された過去を持つ。そのことがキングにばれてしまい、自分の直属の部下となって“会計士”と呼ばれる殺し屋を捜索するよう命じられる。
ジャスティーン(大人:アリソン・ライト / 少女:イジー・フェネック)
ハーバー神経科の医院長の娘。ウルフの助手。凄腕のハッカー。30年前から話さなくなり、電子機器によって対話を行っている。自閉症。

映画『ザ・コンサルタント』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ザ・コンサルタント』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ザ・コンサルタント』のあらすじ【起】

1989年、ハーバー神経科。医師は“自己刺激”という行動を行っている少年(ウルフ)を診察した。人が指を鳴らしたり爪を噛むのと同じように、体を揺らすのだ。他にも少年は掃除機の音を異常に嫌ったり、同じシャツしか着なかったりという特徴があった。少年の母親はそんな息子に手を焼いていた。医師は両親に夏の間だけでも少年を施設に預けてはどうかと提案するが、少年の父親がそれを拒否した。少年の父親は厳格な軍人で、甘えた環境に子供を置かずに、立ち向かうよう教育するべきだという考えを持っていた。両親と医師が話し合っている傍で、少年はパズルを行っていた。だが、最後の1ピース見つからず、取り乱してしまう。施設にいた女の子がそれを見て、無言で落ちていたパズルのピースを差し出した。少年は落ち着きを取り戻し、パズルを完成させた。

現在。メリーベス・メディナは財務省の分析官として優秀な人物だったが、局長のレイモンド・キングに過去の逮捕歴がばれてしまう。凶器準備罪・暴行罪・殺人未遂の罪で少年更生施設に11歳から18歳までいたのだ。連邦職員が履歴を偽るのは重罪であった。キングは刑務所に入りたくなければ、自分の直属の部下になるよう命じた。メディナの仕事は裏社会の大物達から、“会計士”と呼ばれる男の正体を探ることだった。

会計士のクリスチャン・ウルフは同僚からの誘いを断り、家に帰ると自分で晩御飯を作って食べた。寝る間際、安定剤を飲む前に子供の頃のことを思い出した。ウルフの母は障害を持っていた息子を育てることに疲れ果て、家を出て行った。ウルフは母が出て行ったことに気づいており、暴れて叫んで悲しみを爆発させた。父はそんな息子を抱きしめて宥めた。ウルフの弟はそんな兄をただ眺めていた。

ウルフは武器商人や殺し屋相手に会計士として仕事を行っていた。だが、ネット上でウルフについて捜索された痕跡があり、仲間の女性からカタギの仕事もするよう忠告される。ウルフは仲間から勧められ、シカゴの電気機器メーカーの“リビング・ロボ社”に営業に行った。社長のラマーは帳簿に用途不明金が見つかったためウルフを雇うことを決めるが、素っ気ない対応をするウルフに内心戸惑いを感じていた。

ウルフが会社に出社すると、女性が椅子に座って眠っていた。物音をたてて起こそうとするが、女性は全然起きなかった。ウルフは仕方なく椅子を揺らして起こした。起こされた女性は慌てて立ち上がり、デイナ・カミングスだと自己紹介した。帳簿を調べて用途不明金を発見したのはデイナだった。そのため、デイナはウルフに作業の手伝いを申し出るが、ウルフはそれを煩わしそうに拒絶した。

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映画『ザ・コンサルタント』のあらすじ【承】

メディナは国土安全保障省に頼み、会計士の斜め後ろから撮られた顔を、顔認証システムで検索してもらった。すると、2006年に起こった、2人のマフィアを殺害している犯人と一致した。犯人はレストランのステーキ・ナイフでマフィアを殺害した後、マフィア(ガンビーノ・ファミリー)のアジトに行き、相手の武器を奪って7人を殺害していた。マフィアのアジトには盗聴器がつけられていたので、メディナは国土安全保障省から音声データを預かり、犯人の手掛かりを探した。すると、犯人が歌を口遊んでいるのが分かった。

ウルフは15年分の帳簿を1晩で調べ、誰かが意図的に不正を行っていることを発見する。そのことをデイナに嬉しそうに報告した。デイナはウルフの有能さに驚きながら、ウルフが話す調査報告を聞き入った。

リビング・ロボ社の最高財務責任者のエドが、インシュリンの過剰摂取で亡くなってしまう。だが、ラマーは30年も糖尿病を患っているエドが薬の量を誤るとは思えず、今回の不正発覚を気にして自殺したと思っていた。そのため、ウルフを解雇することを決める。しかし、ウルフはまだ調査途中だったため、納得ができなかった。デイナは自分達のせいでエドが亡くなったかもしれないと思い気に病んでいたが、ウルフは仕事のことだけを気にしていた。デイナはそんなウルフの異常さが怖くなり、別れを告げて去って行った。

ウルフ達兄弟は武術の先生から格闘技を習っていた。先生は子供達が疲れて地面に倒れたのを見て終了しようとするが、ウルフの父がそれを許さなかった。ウルフの父は限界まで頑張ることで、自閉症を克服させようとしていた。ウルフは父の教えを守り、練習を続けるよう先生に頼んだ。

映画『ザ・コンサルタント』のあらすじ【転】

ウルフと懇意にしている老夫婦の家に、ウルフを狙っている殺し屋が現れた。殺し屋は老夫婦を使ってウルフを誘き出そうとするが、ウルフは殺し屋の存在に気づいており、1人を狙撃して殺した。そして、逃げようとしたもう1人の殺し屋を捕まえ、雇い主の名前を聞き出そうとした。しかし、殺し屋は雇い主の名前を言う前に、デイナも殺すように命じられたことを話した。怒ったウルフは殺し屋を殺害し、急いでデイナの元に向かった。

ウルフは仲間の女性に電話でデイナが命を狙われていることを話し、“ウルフ”の情報を消去して口座を海外に移すよう頼んだ。仲間の女性はデイナを見捨てて逃げることを勧めるが、ウルフはそれを無視し、デイナの家へと急いだ。そして、殺し屋を殺害してデイナを助けた。

デイナは突然のことに戸惑うが、ウルフは今回のようなことに慣れている様子だった。しかも、ウルフに連れられて行ったトレーラーの中には、多くの武器や大金が積み込まれていた。デイナはウルフに何者なのか尋ねるが、ウルフは答えてくれなかった。その時、デイナはポロックの絵が飾られていることに気づく。あれは本物の絵なのか尋ねるが、ウルフはやはり答えてはくれなかった。

メディナはFBIの言語サービスに調査を依頼し、犯人が歌っていた歌が「ソロモン・グランディ」と呼ばれる古い童謡であることを知る。その他に、イントネーションから犯人がアメリカ人であると推察され、音程もテンポも均一であることから脆弱X症候群か自閉症者である可能性が高いことが分かった。身体的特徴として脆弱X症候群なら顔は面長で耳が大きく、自閉症なら外見上の判断は不可能だった。その代わり自閉症は行動に特徴があり、対話力に乏しく視線を合わせなかった。メディナは会計士が使っていた偽名と同じ名前の偉人達が、“自閉症”や“数学の天才”であることに気づく。

ウルフ達はホテルで体を休めることにした。そこで、ウルフは自分が高機能自閉症で、どんなに望んでいても他人とうまく交流できないことを打ち明けた。デイナは自分のことを話しながら、人間誰しもが他人と交流することを求めているものだとウルフの気持ちを肯定した。2人は良い雰囲気になるが、ウルフが突然立ち上がり、リビング・ロボ社の不正のことで新たに気付いたことを話し始めた。ウルフはラマーの妹のリタに話しを聞きに行くことを決めるが、リタは自宅で頭を撃ち抜かれて殺されていた。

メディナは著名な数学者100人のリストを使い、同姓同名の会計士を探した。そこで、クリスチャン・ウルフが殺し屋の“会計士”だと気づく。クリスチャン・ウルフの会計事務所は年収で7万ドルしかなかったのだが、他に共同経営している店があり、ネイルサロンは28万7765ドル、中国料理店は44万5112ドル、ランドリー店は50万5909ドルの収入があった。会計事務所では書類が残り資金洗浄がしにくいので、他の店に分散しているのだ。そして、クリスチャン・ウルフはハーバー神経科に多額の寄付を行っていた。キングはクリスチャン・ウルフについて探るため、メディナと共にシカゴに行くことにした。

映画『ザ・コンサルタント』の結末・ラスト(ネタバレ)

ウルフはデイナの寝顔を見ながら子供の頃のことを思い出していた。ウルフは友人達から苛められていたのだが、父は仕返しに行くようウルフを叱りつけた。ウルフが異質であるから、周りから嫌われているのだとはっきり告げたのだ。ウルフは仕返しに行きたくなかったが、父に言われ友人達を殴りに行った。ウルフはその時のことを思い出した後、“デイナ 君は称賛に値する”という手紙を置いて部屋を出た。

キングはウルフの家を調査した後、体を休めながらメディナの身の上話を聞くことにした。メディナが捕まったのは売人の鼻にコカインの袋を詰め、銃で脅してトランクに乗せて3日間放置したからだった。その売人はメディナの姉にコカインを売りつけていた。姉はその件から更生し、今は歯科衛生士で子供が3人いた。そのため、メディナは売人に行った行為を後悔していなかった。

次にキングは自分の身の上話をした。かつて裏社会の資金洗浄を行っていたフランシスという男がいた。ガンビーノ・ファミリーのボスのビッグ・トニーはフランシスが口を割るのを恐れ、息子のリトル・トニーに殺しを命じた。しかし、失敗してしまい、フランシスは刑務所に収監され、キング達に情報を提供するようになった。フランシスは法廷で証言した代わりに身柄を保護されるはずが、保護のないまま釈放されてしまう。そして、トニーによって殺されてしまう。キングは殺人の証拠を見つけるためにトニーを半年間監視していたが、報復のため“会計士”によって殺されてしまう。キングも殺されそうになるが、自分が財務省捜査官で2人の子供の父親であることを話すと、会計士はキングを殺さずに去って行った。キングは財務省を辞めることを考えていたが、そんな時会計士の助手を名乗る女性から電話が掛かってきて、犯罪者の情報を提供されるようになった。会計士はフランシスと同室で仲の良かった囚人だった。会計士はフランシスが亡くなったことを聞くと、看守を殴り、3階の窓から逃走した。会計士が逮捕されたのはイリノイのある女性の葬儀で、6人を病院送りにしたからだった。その女性は小学校の先生で、12歳と10歳の息子と夫がいた。会計士は陸軍大佐と共に葬儀に参列したが、家族だけの式なので帰って欲しいと言われてしまう。陸軍大佐はその制止を拒み、元妻の死に顔を見ようとした。しかし、それに気づいた会計士が暴れてしまい暴力を振るってしまう。保安官が会計士を止めようとして銃を発砲し、大佐が咄嗟に庇った。会計士はそのまま捕まり、陸軍大佐は亡くなってしまう。2人の関係は不明だったが、陸軍大佐が会計士の父親であることは容易に予想ができた。キングがこのことを話したのは、メディナに電話の件を引き継いで欲しいと思ったからだった。しかし、メディナは会計士が犯罪者なので、電話番はしたくないと拒否した。その時、ウルフの家の電話が鳴り、会計士の助手がリビング・ロボ社に会計士がいるとメディナに伝えた。

ラマーはウルフの報復を恐れて、殺し屋達にリビング・ロボ社を警備させていた。しかし、ウルフは包囲を突破し、建物内に侵入した。足を撃たれて怪我をしてしまったので、「ソロモン・グランディ」の歌を歌いながら手当をした。それを見ていた殺し屋のリーダーのブラクストンは、仲間達に攻撃を止めるよう指示した。ウルフはブラクストンの兄で、10年も探していた相手だった。ブラクストンは父と2人だけで母の葬儀に行ったことを怒っており、殴り掛かった。ウルフは自分の顧客が危険な者達なので、ブラクストンを守るために会いに行かなかったのだと謝罪した。それを聞いたブラクストンは兄と仲直りした。ウルフは不正の黒幕であるラマーを殺害すると、ブラクストンと来週会う約束をして帰って行った。

リビング・ロボ社の事件はメディナが捜査することになった。メディナは会計士のことは明かさず、胸に秘めることを決意する。そして、毅然とした態度で記者会見に挑んだ。ハーバー神経科の奥の部屋には医院長の娘のジャスティーンが入院していた。ジャスティーンは30年前から話さなくなり、電子機器によって対話を行っていた。ウルフの助手はジャスティーンだった。そして、少年のウルフにパズルを手渡したのもジャスティーンだった。

デイナの家にウルフが好きだと言っていた絵が届けられた。だが、その絵を捲ると、ポロックの絵が出てきた。デイナは微笑み、その絵を部屋に飾った。その頃、ウルフはトレーラーを引きながら車を走らせていた。

映画『ザ・コンサルタント』の感想・評価・レビュー

ベン・アフレック主演のアクション映画。会計士としての顔を持つ殺し屋の姿を描く。

主人公・ウルフの作品のタイトルとなっているコンサルタント(会計士)としての面や殺し屋としての面、自閉症を抱える青年としての面と一人の人物を多面的に描いている点が斬新な作品。また、アクションやサスペンスの要素を多分に含んでおりバランスが取れた作品でもある。
自閉症患者の繊細さに理解を促すと共にその可能性についても訴えかけている。(男性 20代)


自閉症×殺し屋という異色の組み合わせが興味をそそられる作品。クリスチャンの現在の姿だけでなく過去の姿も描かれているため、物語に入り込みやすかった。始め、クリスチャンの父親のことを酷い奴だと思っていた。だが、物語が進むにつれて、子供の将来のことを誰よりも心配していたのだろうなという思いに変わった。
クリスチャンとデイナの関係性が心地良かった。デイナが明るくて優しい心を持っているのが伝わってきて、たくさん見た映画の中でも特に好きなキャラクターだった。(女性 30代)


自閉症という個性を非常にポジティブに肯定的に描いている今作は、ウルフの人間性や会計士という表の顔と、殺し屋という裏の顔のギャップなどたくさんの要素が含まれていてとても面白かったです。
他人から見ればネガティブに感じてしまうような個性でも、周りの人の支えや教えによってそれはとんでもない才能になるのだと思い知らされました。
冒頭の女の子との繋がりが明らかになるのも面白かったです。(女性 30代)

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