『ザ・コア』あらすじとネタバレ映画批評・評価

ザ・コアの概要:「ザ・コア」(原題:The Core)は、2003年のアメリカ映画。監督は「エントラップメント」のジョン・アミエル。出演は「エリン・ブロコビッチ」のアーロン・エッカート。「インソムニア」のヒラリー・スワンク。

ザ・コア

ザ・コア あらすじ

映画『ザ・コア』のあらすじを紹介します。

オーストラリアやイギリス、日本での動物の異常行動を皮切りに、ボストンでのペースメーカーを使用する32名の突然死、スペースシャトル(エンデバー)の電子機器異常、さらにスーパーストームなどが発生し、世界各国で地上は大混乱に陥る。これらの原因は地球の核(コア)の回転が停止したためで、調査を行ったシカゴ大学教授ジョシュ・キーズ(アーロン・エッカート)は磁場を失った地球が、何の遮断もなくなった太陽光線をまともに受け、そのままなら1年後には地球が滅亡すると結論付けた。ジョシュは地球の中心で核爆発を行い、コアの回転を人為的に再生させるという作戦を立案し、その作戦を実行に移す計画として、アメリカ国防総省「ペンタゴン」へ世界中から各分野のスペシャリストが招集された。

自らを含めて6人から成るチームを編成したジョシュは、地下潜行のために開発された特殊車両「バージル」で地下2,000マイル(約3,200km)へ潜行する準備に取りかかる。「バージル」はエドワード博士が20年の歳月をかけて完成させた地中探査艇である。先端部分に超音波ドリルを搭載し、これによって岩石を砕きながら船体は猛スピードで地中へ潜行する。

地球のコアまで2,000マイル。太平洋マリワナ海域からバージルは1,000メガトンの核弾頭を搭載して出発した。やがて地中で出会う様々な障害物をくぐり抜けながら前進を続けて行くが、途中で大きな障害物に遭遇したり、灼熱のマグマを回避する作業の際に、乗組員の三名が事故により犠牲となってしまった。
そして残った三人がようやKコアに辿り着き、核爆弾をセットする段階に及びながら、地上へ帰るまでの燃料が不足する状況に追い込まれてしまう。

ザ・コア 評価

  • 点数:80点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2003年6月7日
  • 上映時間:134分
  • ジャンル:SF、サスペンス
  • 監督:ジョン・アミエル
  • キャスト:アーロン・エッカート、ヒラリー・スワンク、デルロイ・リンドー、スタンリー・トゥッチ、DJクオールズ etc…

ザ・コア 批評 ※ネタバレ

映画『ザ・コア』について、2つ批評します。※ネタバレあり

スター不在の内容に魅力が半減したのか

地球の核の回転が止まる災害をテーマに描いたパニック映画である。アメリカが取った対処方法は、核爆弾を仕掛け再びコアを回転させるという荒唐無稽な設定であるが、どうせ殆ど知られていない世界の話だし、SF映画なのだから空想に過ぎないフィクションで何をやろうと関係ないという、制作者の意図を汲まなければ楽しめない作品だろう。非現実でないと文句を付けたりしていては「スター・ウォーズ」なんか観ていられないのだ。ただ、この作品は起こりうる事象をリアルな舞台である地球という設定で、現実的な核爆破による対処というところまではよかったのだが、その手段である特殊車両「バージル」における潜行方法が、もう少し現実的に描かれてもよかったかなあとは思う。VFXをいくら利用しても人の想像には及ばないのだろうとは思うが、映画にも限界があるというところだろう。

世界各地がパニックに陥る部分は非常に良く描かれているが、人類を救出するという重要な使命を帯びたメンバーの人物像が、もう少し詳細に描かれた方が良かったのではないかと思う。船内でのパニックは緊迫感があるものの、各々が才能あるメンバーだから、それぞれ生活する中で抱えるものも大きかったのではないだろうか。リアルに描かれるべき部分にリアルさが少し欠ける。出演者にビッグネームがいないところにも大きな要因があるのかも知れない。

映画は役者が華

持論かも知れないが、この作品にこの役者ありというものがやはり欲しかった。SF考証に関して曖昧な点が多いという作品ならば、それを補って余りある役者がいてこそ作品が光ると思うのだ。出演者を見る限り無名ではないものの、そう有名な役者はいない。作品に期待できなければ役者や監督に期待するというのが映画を観るポイントでもあるが、どっちつかずになってしまったところが評価の低さに繋がっているのではないだろうか。着眼点は非常に良いところを突いているだけに、勿体ないなあという感が残ってしまう作品だ。

まとめ

なんだかんだ言いながら面白さは感じるのであるが、ここというポイントが冒頭に集中しており尻すぼみだ。世界中がパニックに陥る部分などは良く描かれているだけに、コアから帰還するクライマックスのプロセスに手を抜いている感が拭えず、地底とか海底とかを舞台にするのは、身近な素材だけに難しいのだろうとしみじみ思った。多分他の監督や制作者も、地球の内部や深海という分野には手の施しようがないのではと考えさせられてしまうのだ。そう思うと、この映画を撮ろうと考え実行した勇気には賛辞を送りたくなる。大変よく頑張りました。

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