『史上最大の作戦』あらすじとネタバレ映画批評・評価

史上最大の作戦の概要:「史上最大の作戦」(原題:The Longest Day)は、1962年のアメリカ映画。監督はイギリス関連シーンがケン・アナキン。ドイツ関連シーンがベルンハルト・ヴィッキ。アメリカ関連シーンがアンドリュー・マートンの三人の監督の制作による作品。 制作はダリル・F・ザナック。出演者はジョン・ウェイン。ロバート・ミッチャム。ヘンリー・フォンダ。アルバート・リチャード。リチャード・バートン。ロバート・ワグナー。ショーン・コネリーなど、豪華キャストが勢揃いした、第二次世界大戦における連合国軍のノルマンディー上陸作戦のストーリー。

史上最大の作戦

史上最大の作戦 あらすじ

映画『史上最大の作戦』のあらすじを紹介します。

1944年6月上旬、フランス・セーヌ川の畔にあるドイツ陸軍B軍司令部で、司令官ロンメル元帥はベルリンの家族の許へ帰ろうとしていた。連合軍の上陸作戦を予測する中で、その数週間は20年振りの悪天候も併せ防御体制は完璧と思われた。一方イギリス南部の連合軍指令本部では、300万近い連合軍を指揮するアイゼンハワー最高司令官が、ノルマンディー上陸作戦の日「D・DAY」を決定しようと荒れた空模様を眺めていた。

月の出が遅く、夜明け前の干潮という条件が整うのは6月5から7日の3日間に限られていたが、英仏海峡はいつになく大シケに見舞われていた。6月5日の候補は予定から外され、上陸作戦の延期となれば6月19日もしくは7月まで待たねばならない。連合軍のキャンプで待たされる兵士たちも苛立ちを隠せずにいる。そして最高首脳部会議は気象班からの分析に基づいて6月6日をD・DAYと最終決定した。フランス国内のレジスタンスに向けた暗号放送はドイツ軍に盗聴されたが、ヴェルレーヌの“秋の歌”が上陸作戦の開始を告げるものであることは解読されなかった。5000雙からなる大船団はノルマンディへ南下し、アメリカ軍空挺部隊のパラシュート降下から上陸作戦は開始された。早朝の海上からの攻撃をドイツ西部軍総司令部が知ったのはその30分前、ヒトラーやヘルリンゲンの自宅にいたロンメルが知ったのは5時間後だった。ドイツ軍の判断を誤った作戦のため、海岸沿いの防衛網は手薄になりながらも、足場の悪い海岸で連合軍を足止めし多大な損害を与える。それも束の間、物量作戦で敵を遙かに上回る連合軍は、ドイツ軍の防護をことごとく突破し、上陸舟艇はノルマンディの海岸線から次々と侵攻を開始する。1944年6月6日「D・DAY」は完遂され、連合軍の圧倒的な勝利に終わり、ナチス・ドイツがその後の崩壊を辿る運命の日になった。

スコーピオン・キング 評価

  • 点数:75点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★★
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:1962年
  • 上映時間:92分
  • ジャンル:戦争、アクション
  • 監督:ケン・アナキン、ベルンハルト・ヴィッキ、アンドリュー・マートン
  • キャスト:ジョン・ウェイン、ヘンリー・フォンダ、ジャン=ルイ・バロー、ロバート・ライアン etc

スコーピオン・キング 批評 ※ネタバレ

映画『スコーピオン・キング』について、2つ批評します。※ネタバレあり

ノルマンディー上陸作戦をドキュメントタッチで描いた超大作

スティーブン・スピルバーグの「プライベート・ライアン」も、このノルマンディー上陸作戦の話であるが、本作はあまりにもスケールが大きすぎて話が寸断的であり、戦争の悲惨さが翳みがちである。スクリーンの中でセリフを持つ役者が死んでしまうと言う場面からそれも汲み取れるのだが、時代背景からして戦勝国の正義というものが強く描かれ、反戦的なメッセージが希薄である。もちろん反戦映画ではないのだが、過去に作られた戦争映画や時代劇は、戦いのプロセスが中心に描かれ、往々にして人権があまり語られない作品があったのも事実だ。今の時代に放映する場合には「作品内容に不適切な表現があります」というテロップが出るところであろうが、こういった実際あった戦争を描いたものを観る場合、個々の考え方により受け取るイメージもそれぞれに違うと思うので、実際に観て判断していただくのが一番だろう。本作は世界中で大ヒットし、「クレオパトラ」の制作費で倒産し掛かった20世紀FOXを救った映画なのだから、少なからず多くの路頭に迷う人を出す羽目にならなかったというだけでも良かったのではないか。

無意味な戦争を知る意味

戦争映画というものは、無意味と思われる戦争の意味を知るというところに尽きるのではないか。誰のせいだとか何のためだとかを追求しても、一旦進み出したら誰にも止められない集団心理という恐怖。そして火種を作り戦争を起こしてしまった人間の後悔。そういったものを描き啓蒙するという部分では、ある意味必要悪みたいなところもあるのだろうが、それを観てまた野心を起こす人間もいるという事もあり、抑止力にもなる反面、煽ってしまうという犯罪の裏側と同じだとつくづく思うのである。諸手を挙げて大作を受け入れる前に、それが映画を作る人にも当てはまると言う事実を、観る側も考えなくてはならないだろう。

まとめ

映画自体の作りは決して戦勝国の傲慢な部分のみを感じさせるものではなく、ドイツ側からの視点で描かれている部分もあるのだが、勝利した側も負けた側も相当な損害を被り、また無数の尊い人命が失われたという事実も描かれている。そういったところでは救われるのだが、ストレートにそれが伝わりにくいところが戦争映画の厄介なところなのだろう。その中に介在する人間ドラマなら話は別だが、ここまでスケールが大きくなり全体的な話に終始するとストーリーの要点が掴み辛い。個人的な物語に戦争の背景があるものとして「プライベート・ライアン」も是非一度、同じ作戦を題材にした映画として併せるように観ていただきたい。

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