『ザ・ライト エクソシストの真実』あらすじ感想とネタバレ映画批評・評価

ザ・ライト エクソシストの真実の概要:ミカエル・ハフストローム監督、アンソニー・ホプキンス出演のホラー映画。伝説的なエクソシストと無神論者の一面を持つ神学校の生徒が、恐ろしい悪魔祓いを体験する、本当にあった話をベースにした作品。

ザ・ライト エクソシストの真実

ザ・ライト エクソシストの真実 あらすじ

映画『ザ・ライト エクソシストの真実』のあらすじを紹介します。

これは、実際に起こった事件を元にした物語である。

葬儀屋の息子マイケルは、家業を継ぐのが嫌で、信仰心もないのに神学校に通い始めた。
ある日教師から、エクソシスト講座への参加を勧められ、ローマへ向かう。
やる気のないマイケルを見かねた講座の教師は、エクソシストのプロフェッショナルである、ルーカス神父を訪ねるように告げる。

そこで、ロザリアという妊娠中の16歳の少女の悪魔払いに同席する。
マイケルは、初めて自分の目で見る悪魔払いに衝撃を受け、その後もロザリアの悪魔払いの場に同席し続ける。
そしてルーカス神父に付いて悪魔払いの勉強をするが、悪魔払いという行為の不合理性に納得できないままでいた。

やがて、悪魔払いの効果もなく、ロザリアは命を落とす。
落ち込むマイケルの元に、父が亡くなったと知らせが入る。
一時帰国しようとするマイケルだったが、天候の問題で足止めになり、周囲で不可解な出来事が起こり始める。

ルーカス神父に相談しようとするが、彼は悪魔に憑かれていた。
呼び出しに応じることができる神父もおらず、時間がないと悟ったマイケルによる、ルーカス神父への悪魔払いが始まる。
同じ悪魔払い講座の受けるアンジェリーナ立会いで、マイケルの信仰心が試される中、ルーカス神父の悪魔払いはなんとか成功する。

そしてマイケルは、アメリカでエクソシストの資格を持つ神父の14人のうちの1人になった。
ルーカス神父はフィレンツェ郊外で、現在もエクソシストを続けている。

ザ・ライト エクソシストの真実 評価

  • 点数:65点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2011年
  • 上映時間:114分
  • ジャンル:ホラー、サスペンス
  • 監督:ミカエル・ハフストローム
  • キャスト:アンソニー・ホプキンス、コリン・オドナヒュー、アリシー・ブラガ、キアラン・ハインズ etc

ザ・ライト エクソシストの真実 批評 ※ネタバレ

映画『ザ・ライト エクソシストの真実』について、2つ感想批評です。※ネタバレあり

驚かすよりじわじわと怖いホラー映画

単調としたストーリーで、どこか盛り上がりに欠けるストーリー。
本当にあった事件を元に作られたという設定の映画なので、大きな展開が少ないのもうなずけるのだが、あまりにも単調で途中で飽きてしまう。

アンソニー・ホプキンス演じるルーカス神父の台詞のように、映画「エクソシスト」のような、悪魔祓い中に緑色の液体を吐き出したり、首がありえない方向に曲がる演出もない。
そういった有名な映画を引き合いに出すストーリーや演出などが、リアリティのある、じんわりと染み込むような怖さを引き出している。

派手に驚かす演出が少ない分、少年の枕から追い出したはずのカエルが鞄から出てきたり、マイケルの部屋中にうろついているシーンは、薄気味悪いものがある。
ラストの悪魔祓いにも恐怖感をあおる演出はないものの、悪魔に憑かれ豹変するルーカス神父役のアンソニー・ホプキンスと、ルーカス神父を助けようと必死になるマイケル役のコリン・オドナヒュ―、2人の演技力は鬼気迫るものがある。

キリスト教やエクソシストに関しての”通”向き映画

16歳の少女に憑いていた悪魔が、エクソシストのプロとも言われるルーカス神父に取り憑き、ルーカス神父から悪魔祓いを学んできたマイケルがそれを祓う、という設定は面白い。
また、ルーカス神父とマイケルを苦しめた悪魔は「バール」という名前で、カエルや猫や人間のような姿になれるらしい。
やたらと出てきたカエル、ルーカス神父の自宅にいる沢山の猫の理由もはっきりしていて、なるほど、と思える設定だ。

しかし、悪魔の存在を否定し続け、悪魔祓いよりも先に医者に診せるべきだ、といい続けたマイケルが躊躇なく悪魔祓いに踏み切ったり。
母親の死がトラウマになっていて、信仰心のかけらも持てなかった彼が、突然信仰に目覚めたり。
マイケルの心境の変わり方にはツッコミどころが多すぎる。

キリスト教や悪魔祓いに詳しい場合はわかりやすいのかもしれないが、疎い場合はよくわからないまま終わってしまう映画だ。

ザ・ライト エクソシストの真実 感想まとめ

エクソシストをテーマにした映画といえば、首がありえない方向に曲がったり、宙に浮かんだり、緑の液体を吐き出したりと、特殊メイクなどの映像技術を駆使したほうが面白いものが多いです。
そんなエクソシスト映画の中で異質を放つのが、この作品。

「エクソシストの真実」というサブタイトルのように、エクソシストになる途中の青年と、彼を導く伝説のエクソシストが、悪魔祓いという行為の危険性や代償などを見せていきます。
エクソシストだって悪魔に憑かれる、という盲点をつくような”真実”もあり、羊たちの沈黙のレクター博士役が有名なアンソニー・ホプキンスの演技力には脱帽です。

本当にあった事件、実在の人物がベースになっていて彼らのその後までテロップで流れますが、本当っぽいフィクションと割り切ったほうが、楽しめる映画ではありますね。

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