映画『マーシャル・ロー』あらすじネタバレ結末と感想

マーシャル・ローの概要:1998年のアメリカ映画。テロが横行するアメリカで戒厳令が敷かれる中。FBI捜査官とCIAの女性が協力してこの非常事態に立ち向かっていくクライムアクションストーリー。

マーシャル・ロー あらすじネタバレ

マーシャル・ロー
映画『マーシャル・ロー』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

マーシャル・ロー あらすじ【起・承】

アメリカではテロが頻発していた。
報道の数も日ごとに増えていき、国民も危機を感じるようになる。
そんなある時、中東でシークという族長が監禁されるという事態に陥った。

アンソニーはテロリスト対策本部長である。
ある日ニューヨークでアラブ系の民族がバスジャックするという事件が起きた。
アンソニーが直ぐさま犯人と直接交渉するため現場に直行。
しかし彼らが到着する前に事が起こってしまう。
だが既に爆発したものは爆弾などではなく、ペンキ缶だった。
その後「彼を釈放しろ」という謎のFAXが届いた。

しかしこの後本物のテロが起こる。
ニューヨークでバスが爆破され、犠牲者を出してしまった。
これが連続テロの最初だった。
犯人はアラブ系が怪しいということになった。
そんな時アンソニーは現場で一人の女性と出会う
名前はエリースと言い、CIAの職員だと言う。
彼女はテロについて何か知っていそうな雰囲気を出していたため、不審に思いながらもアンソニーは彼女と協力捜査をすることにする。

だが彼女には疑わしいところがたくさんある。
まずアンソニーが掴んでいない爆破の情報を掴んでいること。
そしてアラブ系アメリカ人を庇うことだ。
今回のバスジャックで容疑者となったサミールというアラブ系の男を保釈させ泳がせる方が得策だと主張するのだ。
サミールは情報やで彼自身は問題ないという。

マーシャル・ロー あらすじ【転・結】

ニューヨークには次々とテロが起こり、見かねた政府は戒厳令を出した。
街中を軍が支配、頭上をヘリコプターが飛ぶ中で国民の緊張も高まってくる。
そしてアラブ系のアメリカ人が片端から連行され、拷問をされるという事態に。
かなりの緊迫した状態である。
これに対しアメリカ国民はデモを起こし、戒厳令に反発し始めた。
アラブ系だけではなく、黒人たちもいる。
アンソニーも強く否定していた。
そこにはエリースもいる、彼女の本名はシャロンという。
中東を中心に仕事をしているCIAであった。

国内にいるテロの首謀者をおびき出すため、サミールを会わせることにする。
シャロンはサミールに付き一緒に向かう。
そして首謀者を待つ二人。
実はこの犯人こそはサミールだった。

シャロンに銃口を向け、アンソニーはけつけるのが一足遅く撃たれてしまう。
アンソニーはそのままサミールを銃殺。
彼女の最後の言葉は「偉大なるアラー」という言葉だった。

テロ首謀者もいなくなり、非合法で中東の族長を軟禁しているアメリカ群に非難が集まる。
アンソニー対軍隊。
しかしアメリカ軍は降参し、将軍は逮捕される。
捕まっていたアラブ系の人々も解放されるのだった。

マーシャル・ロー 評価

  • 点数:80点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:1998年
  • 上映時間:118分
  • ジャンル:サスペンス、アクション
  • 監督:エドワード・ズウィック
  • キャスト:デンゼル・ワシントン、アネット・ベニング、ブルース・ウィリス、トニー・シャルーブ etc

マーシャル・ロー 批評・レビュー

映画『マーシャル・ロー』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

9.11事件前のリアルテロ作品

本作品は上映されたのは2000年。
つまり9.11事件の前である。
そのためニューヨークで大きなテロが起こるということ自体が作り話であったし、あったらこうなるという仮定のもとで製作された映画である。

それなのに非常に良く作り込まれている。
一時、現実に起こったテロでこの映画をモデルにしたのでは無いかと言う噂まででたほどだ。

劇中で疑われているアラブ系アメリカ人というのも生々しい。
この時点では全く中近東の話は出ていなかった筈であるが、アラブ系を犯人にするあたり、実際には何か感じ取る動きがあったのだろうか?

デンゼル・ワシントンはヒーロー

いつも正義感に溢れた役柄で魅了してくれるのがデンゼル・ワシントン。
自分が正しいと思うことをする役柄が多く、顔つきも精悍なためこの役どころもマッチしている。
彼はもはやアメリカのヒーロー像を演じるのがお約束であり、安心して見ていられる。
一方でシャロンを演じたアネット・ベニングもまたミステリアスな女性を好演。
キャスティングの素晴らしさが、内容の重厚性と比例していて好感が持てる。

迫力ある演出

戒厳令、所謂マーシャル・ローを引いたアメリカでの演出が非常にリアル。
群が街中を占拠する様などは迫力もあるし、アラブ系アメリカ人を捉えていくシーンも鬼気迫るものがある。
全てにおいて細かく設定され、丁寧に作られているため嘘っぽくも無く見ているだけで危機感を持つ仕上がりとなっている。

マーシャル・ロー 感想まとめ

こんなに重い映画は久しぶりだ。
かなりハードだし、内容もリアルなので見終わった後の脱力感といったら無い。
デンゼル・ワシントンの演技力の上手さがより重厚なものにしていることは間違い無いだろう。

アメリカではいつでもテロの危険に怯えている。
この映画が作られている時よりも後だが、記憶に残る激しいテロ。
時間が経つと忘れてしまう悲しい現実。
しかしこの映画のように真剣に作られた映画は風化しない。
あのような惨事は決して忘れてはいけないのである。

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