映画『ザ・タウン』あらすじネタバレ結末と感想

ザ・タウンの概要:閉鎖的な街で強盗を生業とする男たちを描いた2011年公開のアメリカ映画。ベン・アフレックが主演と監督を務めた。原作はチャック・ホーガンの小説『強盗こそ、われらが宿命』。

ザ・タウン あらすじネタバレ

ザ・タウン
映画『ザ・タウン』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

ザ・タウン あらすじ【起・承】

アメリカで最も強盗が多い街、ボストン・チャールズタウン。

ダグ・マクレイ(ベン・アフレック)もまた、“タウン”と呼ばれるその街で生まれ、家業のように強盗を生業としていた。

ダグは幼い頃から付き合いのある3人の仲間とともに、綿密に計画を練った銀行強盗を実行する。だが、予定よりも早く警察が駆けつけることを察知した彼らは、支店長のクレア・キージー(レベッカ・ホール)を人質に取って逃走し、目隠しをした状態で彼女を解放する。

人質を取ったことが想定外だったダグは、クレアの監視を始める。だが、コインランドリーの店内まで尾行をした彼は逆にクレアから話しかけられてしまう。

ダグが自分を人質に取った犯人だと気づかないクレアは、彼と接するうちに徐々に惹かれていく。そしてダグもまた、クレアに惹かれていくのであった。

一方、この事件を担当していたFBI捜査官のアダム・フローリーは執念的な捜査の末に、ダグたちが犯人であることを突き止めつつあった。

ザ・タウン あらすじ【転・結】

その後も頻繁に会うようになったダグとクレアは、ついに結ばれる。そして、ダグは今までの人生と決別するため、クレアとともにタウンを出ることを決意する。

だが、タウンの大御所であるファーギーがそれを許さなかった。ファーギーはクレアに害を加えることを示唆しながらダグを脅し、次の大きな案件に加勢するよう命じる。

一方、ダグたちが犯人であることを確信していたアダムは、確実な証拠を掴むためにクレアと接触し、ダグこそが彼女を人質に取った犯人だと告げる。

クレアの無事を確かめるために彼女の自宅へ向かったダグは、真実を知った彼女に拒絶され、二度と目の前に現れないよう責められる。

クレアに真実を知られたことで覚悟が固まったダグは、クレアに害を加えないことと引き換えにファーギーの仕事を引き受ける。

だが、その情報をアダムが裏で入手していた。

計画当日。スタジアムの集金日に合わせて強盗に押し入ったダグ一行は、順調に計画を進め大金を手にする。

だが、残るは撤退だけとなったところで、ダグが異変に気付く。ダグたちはすでに、大量の警察官と特殊部隊に包囲されていたのだった。

仲間がおとりとなって突破するダグたちだったが、戦力が及ばず次々と命を落とす。そして遂には、ダグ一人となってしまう。

警察官に扮装したダグはなんとか追手から逃れ、大金の一部を手にタウンを後にする。

後日、ガーデニングをしていたクレアは、埋められた大金と手紙を見つける。その手紙には、ダグからの謝罪の言葉とクレアへの想いが綴られていた。

ザ・タウン 評価

  • 点数:80点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2010年
  • 上映時間:125分
  • ジャンル:ラブストーリー、ヒューマンドラマ
  • 監督:ベン・アフレック
  • キャスト:ベン・アフレック、ジョン・ハム、レベッカ・ホール、ブレイク・ライヴリー etc

ザ・タウン 批評・レビュー

映画『ザ・タウン』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

監督としてのベン・アフレック

本作ではベン・アフレックが主演と監督を務めている。

『ゴーン・ベイビー・ゴーン』以来2作目となる監督作なのだが、彼の勉強熱心ぶりが窺えるほど安定した作品となっている。

安定しているが故に展開が先読みできて若干の物足りなさを感じるものの、ボストン訛りのならず者もきっちりこなしていて、主演・監督を両立させる彼のバランス感覚を見ることができる。

客観的に総体を見る監督としての仕事と、主観的に目の前の出来事を見る俳優としての仕事の両方をここまで器用にこなせるのはハリウッドではベン・アフレックくらいではないだろうか。

タウンという閉鎖的な空間で育った男が、慣習ではなく初めて自分の意志で行動する。そんな男の細かな感情の変化を、『ヒート』を彷彿とさせる銃撃戦を交えながら描き、なおかつ演じたベン・アフレックは今後もっと素晴らしい作品を生み出してくれるに違いない。

リアリティの追求

犯罪モノの映画ではリアリティが求められる。特にハリウッドではプロに見られても恥ずかしくないように徹底的に調査を行い、専門家を製作に招いて事実に基づいた映画作りが行われている。

本作も例に漏れず、かなりリアリティを追求した作品となっている。

本物の元犯罪者やFBI捜査官を招いて細かい設定を作り上げていき、さらには彼らを端役で出演させている。しかも元犯罪者に警官役をやらせたりしているから面白い。

彼らが作品に関わることで、重厚感のある画面にさらに説得力が加わっている。

たとえ架空の物語だとしても、観客を楽しませるためにはやはり本物も必要なのだと改めて実感させられる。

ザ・タウン 感想まとめ

作品そのものも面白かったが、ダグの幼馴染で同じく強盗犯のジェームズを演じたジェレミー・レナーが最高だった。

こいつとは絶対に関わりたくないなーと思うようなタウンの男を熱演している。確実にモラルという名のネジが一本外れているであろう、あの仕草。関係者から得た犯罪者像に彼の演技力が重なって妙にリアルで、観ていて怖くなる。

ダグに「傷めつけたいやつがいる。何も聞かずに手伝ってくれ」って言われた時に一瞬迷って「どの車で行く?」って聞いた時のジェレミー・レナーの視線には鳥肌か立った。行くか行かないかで迷ったんじゃなくて、どの車で行くか迷ったんだ・・・って。

恐るべし。

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