映画『博士と彼女のセオリー』あらすじとネタバレ感想

博士と彼女のセオリーの概要:エディ・レッドメイン主演の、天才物理学者ホーキング博士の半生とその妻のラブ・ストーリー。共演はフェリシティ・ジョーンズ。第87回アカデミー賞主演男優賞を受賞。ジェームズ・マッシュ監督、2014年英国映画。

博士と彼女のセオリー あらすじ

博士と彼女のセオリー
映画『博士と彼女のセオリー』のあらすじを紹介します。

天才物理学者のスティーブン・ホーキング博士(エディ・レッドメイン)は、1963年、ケンブリッジ大学の学生だった時に彼の妻となるジェーン(フェリシティ・ジョーンズ)と出会う。ところが、20代前半でホーキング博士はALS(筋委縮性側索硬化症)という難病を発病してしまう。

医者に余命2年だと言われ、この病気が運動ニューロンの疾患でありやがて話すことも歩くことも出来なくなると説明されたのだった。絶望し誰とも会おうとしないホーキングを励まし、外に連れ出したのがジェーンだった。やがて2人は1965年に結婚。2人の子供にも恵まれます。

献身的にホーキング博士を支えるジェーンだったが、子供の事で悩み始めます。しかし、ホーキング博士の介護に追われる日々が続き、精神的に追い詰められてゆくのだった。そんな時、教会の合唱団で歌を始めたジェーンは、合唱団でピアノを弾くジョナサン(チャーリー・コックス)と出会う。

彼が介護の手伝いをしてくれるようになり、家族ぐるみで付き合っていた。しかし、ホーキング博士との3人めの子供が生まれた時、周囲から不倫した結果の子供ではないかと疑われるようになります。ジョナサンに心が傾いていたジェーンだったが、ジョナサンとはもう会わないと決めるのだった。

ホーキング博士が授賞式のためにボルドーへ行った時、ホーキング博士はオペラ鑑賞中に意識を失ってしまう。肺炎を起こしていたのだった。医師から、人工呼吸器を外すかどうか決断を迫られたジェーンは、声が出せなくなるリスクを考えた上、ケンブリッジに彼を輸送し命を助けたのだった。

彼女の献身的な支えもあり、ホーキング博士は復活。声は出せないものの、コンピュータープログラムによる音声支援システムによって自分の意思を伝えられるようになります。ホーキング博士は、看護師のエレイン・メイソンと出会い、介護をしてもらうことに。

1991年、ジェーンはホーキング博士と別れ、新たな人生を歩み始めた。ホーキング博士も看護師のエレインと再婚。ホーキング博士の研究が一躍知られるようになったのは、日本でも発売された「ホーキング、宇宙を語る」だった。そして73歳の現在も宇宙の謎を追い続けています。

博士と彼女のセオリー 評価

  • 点数:80点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★★
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2014年
  • 上映時間:124分
  • ジャンル:ラブストーリー、ヒューマンドラマ、伝記
  • 監督:ジェームズ・マーシュ
  • キャスト:エディ・レッドメイン、フェリシティ・ジョーンズ、チャーリー・コックス、エミリー・ワトソン etc

博士と彼女のセオリー ネタバレ批評

映画『博士と彼女のセオリー』について、感想批評です。※ネタバレあり

宇宙の始まりに愛を知る映画

皆さんは星空を見つめていますか?筆者は小学生の頃、”星にも誕生と死があり、星の死(超新星爆発)が生命を作る!”という事実を知り、それからずっと天体観測にハマっています。人生に悩む時、星を観ると心が澄んできます。

ホーキングの著作「ホーキング、宇宙を語る~ビックバンからブラック・ホールまで」を夢中で読んだことを思い出します。「博士と彼女のセオリー」を知ったとき、もうホーキング博士は亡くなられたのだなと思いました。

この映画を観て初めて、まだ存命である事を知り、物語の結末よりも驚きました。そんな天才ホーキング博士を演じるのは、イギリスの新星エディ・レッドメイン。ホーキング博士本人かと思うほど、見事な演技です!

特に2年しか生きられないと医者に宣告されてから、徐々に体の機能が奪われてゆく過程をリアルに表現している点がすごい!絶望的な気持ちになるところをホーキング博士は明るく前向きに歩んでゆきます。

著者が一番好きなシーンは、神を信じないホーキング博士が、敬虔なクリスチャンである妻ジェーンに”神の関与もあるだろう”と説明できない点において余白を残して表現したシーンと妻ジェーンに”いつもメガネが汚れているのね”とメガネを拭いてもらうシーンです。

ホーキング博士の自伝というよりも、妻ジェーンとの愛や結婚生活を描いた点を高く評価します。介護という側面から観ても、妻ジェーンの献身的な支えがなければ、天才ホーキング博士は存在しないのですから!

また感情を画面の色で表現するといった、繊細な心情描写が生きています。映像の美しさにも注目して下さい。

ホーキング博士も大絶賛!エディ・レッドメインの魅力

エディ・レッドメインは、ミュージカル映画「レ・ミゼラブル」(12)のマリウス役で人気を得て、「博士と彼女のセオリー」でホーキング博士を熱演しました。映画を観たホーキング博士が、”自分を観ているようだった。素晴らしい演技!”と大絶賛したそうです。頭の先から足の指まで全身でホーキング博士を体現。

本人が乗り移ったかのように全身の筋肉が衰えてゆく様に鳥肌が立ちました。彼は、ホーキング博士を演じるためにALS(筋萎縮性側索硬化症)の患者に実際に会って話を聞いたり、症状がどのように進行してゆくのか医者からアドバイスを貰ったそうです。その積み重ねがあったからこそ、リアルな演技が生まれたのです!

妻ジェーンを演じた、フェリシティ・ジョーンズも芯が強く繊細な内面性を魅せてくれました。介護と子供達の世話に忙殺される毎日にイライラするシーンなど共感できます。ぜひ、エディとフェリシティの親和性にも注目して下さい。

エディ・レッドメインは、シェイクスピアの舞台に立つなど演技を勉強してきました。役へのシンクロ率は120%です!そんな彼が選んだ新作は、「レ・ミゼラブル」のトム・フーバー監督と再び組んだ、「リリーのすべて」。

世界で初の性別適合手術を受けたリリー・エルベを演じます。エディの女装姿が美しすぎると話題です。ぜひ、ご期待下さい。

博士と彼女のセオリー 感想まとめ

イギリスの新星として、今いちばん熱い視線を集める俳優がエディ・レッドメインです。顔も素敵だけど、演じる役柄へのストイックなまでの集中力や体まで変化させてしまう表現力にただもう驚くばかりです!英国俳優の演技は底知れないと感じ、ただもう早く新作が観たい!と思ってしまいます。

彼をまだよく知らないという人は急いで!「レ・ミゼラブル」とこの映画を観ることをお勧めします。確かな演技力に支えられた存在感にきっと惹き込まれるハズ。またバーバリーなどでモデルとしても活躍しているので、演技とは違うおしゃれな魅力も楽しめます。

最新作も「リリーのすべて」だけではなく、あのハリーポッターシリーズの続編にも魔法使い役で出演する予定です!
来年もエディ・レッドメインから目の離せない年になりそう。

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