『テルマエ・ロマエ』あらすじ&ストーリー考察・解説

「もしもローマ人が現代にタイムスリップしたら?」阿部寛&上戸彩主演による感動と涙と笑いの「風呂」エンターテインメント!第36回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞(阿部寛)作品。

あらすじ

テルマエ・ロマエ』のあらすじを紹介します。

古代ローマから設計技師ルシウス・モデストゥスが、ひょんなことからローマ浴場から現代日本へタイムスリップしてしまう。初めて目にする現代日本の浴場。風呂桶やフルーツ牛乳、富士山の壁絵に衝撃を受けていると、いつの間にか古代ローマに逆戻り。早速、ルシウスは現代日本で見たものを再現し、大反響を得る。何度も古代ローマと現代日本を行き来しながら、家庭用風呂を作り、シャワーやシャンプーハットも再現してみせる。そうして、有名になったルシウスに皇帝ハドリアヌスから皇帝用風呂を作るよう命じられることに。再度、現代日本にタイムスリップし、浴槽用モニターに映るクラゲの映像とウォッシュレット付きトイレのアイディアを得て、皇帝を満足させることに成功する。皇帝の信頼を勝ち得たルシウスは、次期皇帝候補であるケイオニウスの評判を上げるための公衆浴場を作るよう命じられる。しかし、ルシウスがタイムスリップする度に出会う女性「山越真実」が、なぜか一緒に古代ローマへタイムスリップする羽目となり、女好きのケイオニウスに連れ去られそうになるのをアントニヌスが止めに入る。この件がきっかけで、アントニヌスが属州に派遣されてしまうことになり、歴史が変わってしまう危機に。ルシウスは、アントニヌスの手柄を作るために、戦地に赴き、皇帝に命がけの直訴を申し出るのだが・・・。

評価

  • 点数:55点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★☆☆☆
  • キャスト起用:★★☆☆☆
  • 映像技術:★★☆☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2012年4月28日
  • 上映時間:108分
  • ジャンル:コメディ
  • 監督:武内英樹
  • キャスト:阿部寛、上戸彩、北村一輝、竹内力、宍戸開 etc…

ストーリー考察・解説

『テルマエ・ロマエ』のついて、2つ考察・解説します。※ネタバレなし

阿部寛扮する「ルシウス」が面白い!

この作品の面白さは、「ルシウス」のリアクションに尽きると言っても過言ではありません。古代ローマ人としても違和感のないルックスと肉体美にも驚きですが、現代日本にタイムスリップした先で目にする物一つ一つへの衝撃の受け方が笑えます!現代日本人を「平たい顔族」として誤解し、その下級とみなした民族が想像を超えた技術を持っていることに恐怖を覚える様は笑いが込み上げてきます。今では当たり前なウォッシュレットで絶叫し、フルーツ牛乳の味わいに涙を流し、シャンプーハットに圧倒的な敗北感さえ感じる姿も、滑稽であり、可愛らしくもあり、その存在を新しい視点で見ることの新鮮さを感じられました。阿部寛の才能の豊かさに感心します!

徹底的に「ギャグ映画」として楽しもう!

随所に監督の遊び心が感じられます。日本人たちが古代ローマにタイムスリップする時、明らかに「人形」が渦巻きに飲み込まれていくシーンがあります(笑)その中に、「ミナミの帝王」で有名な竹内力が出演している(別人役)のですが、古代ローマ人に捕まっていて、一人だけ檻の中に猛獣のような扱いで閉じ込められているのには爆笑しました!ラストでは、真実は漫画家ですが、本作での出来事を漫画に書いて出版することになり、それが漫画版「テルマエ・ロマエ」であるという設定で終わっていくのです。つまり、この映画は生真面目に観るものではありません!

まとめ

何も考えずにとにかく笑いたい方にお勧めします。ですが、真面目な方には合わないでしょう。終始、「ふざけてるの?」と思えるシーンの連続であり、その「おふざけ」を阿部寛が真剣に演じているところに本作の最大の魅力があるのです・・・が、見所もそこしかありません。上戸彩もいまいち存在感が弱く、ヒロインを張るには不十分な印象。歴史モノとして鑑賞しようにも、ギャグ要素が強すぎて、「古代ローマと現代日本を行き来する」という舞台設定しか活きておらず、「風呂」をテーマにした非常に狭い世界観で話が進んでいきます。熱いストーリーを期待すると「火傷」をしますので要注意!阿部寛の肉体美は一見の価値ありかと思いますが、観る人を選ぶのは間違いありません。

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