映画『トーマス・クラウン・アフェアー』あらすじ・ネタバレ結末と感想

トーマス・クラウン・アフェアーの概要:投資会社を次々買収する若き富豪が盗むのは1億ドルの絵画。彼に目をつけたのは保険会社の調査員。仕掛けたゲームに勝つのはどちらか…。5代目ボンド・ブロスナンが送る華麗なるドラマ。

トーマス・クラウン・アフェアー あらすじ

トーマス・クラウン・アフェアー
映画『トーマス・クラウン・アフェアー』のあらすじを紹介します。

NYに自社ビルを持つ投資会社『クラウン・アクイジション』のCEOトーマス・クラウン(ピアース・ブロスナン)は、欲しいものは何でも手に入れる男だった。
企業は合併買収を繰り返し巨万の富を築いた彼の日課は美術館に通う事。

そんな彼の通う美術館で、モネの絵が盗まれた。
NY署の警部・マッキャン(デニス・レアリー)は実行犯4人を捕まえるが、彼らは絵を持っていない。
そこに絵にかけられた保険の調査員・キャサリン(レネ・ルッソ)が現れる。

キャサリンは4人が単なる寄せ集めであり、真犯人が犯行を行なうまでの時間稼ぎに使われた事を見破る。
さらに、この犯行が金目当てのものではない事を突き止め、モネ愛好家のリストの中から、トーマスの名を探し当て、彼が真犯人だと言い張った。

キャサリンの行動を捜査妨害だと指摘するマッキャンの言葉にお構いなく、キャサリンは、クラウンのジャケットから抜き取った鍵から合鍵を作り、彼の家に忍び込むと、そこで彼女が目の当たりにしたのは華麗なる美術品ばかりだった。
お目当てのモネをみつけ、キャサリンはマッキャンに差し出すが、良く出来た贋作だと言われ、キャサリンは怒り彼が開く社交界のパーティに乗り込んでいく。

クラウンは若く美しい女性・アンナ(エスター・カニャーダス)と踊っていたが、割り込んで話をつけようとするキャサリン。
彼が彼女に仕掛けた賭けとは何なのか…。

トーマス・クラウン・アフェアー ネタバレ結末・ラスト

キャサリンは、贋作を誰が手がけているのが判り、これでクラウンの共犯者共々突き止める事が出来る所まで来ていた。
そんな彼女に対し、クラウンは不動産の殆どを売却し、共に逃亡しよう、そして明日モネの絵を返しに行くと告げる。

そして美術館に返却されたモネの絵の絵には、『しかけ』がしてあった。
返却された途端、美術館内で火事があり、スプリンクラーが作動。絵の表面の絵の具が溶け出し、絵が出てきたのだ。
してやられた…しかしトーマスは、既に逃亡中の身で掴まえられない。

一方、キャサリンもまた、空の上だった。
トーマスからのプロポーズを断り、モネの絵が返還されるという事で、保険会社のある本国に帰るフライトだった。
飛行機の中で、顔を覆い泣く彼女の後ろから、ワインが差し出される。それはトーマスだった。

トーマス・クラウン・アフェアー 評価

  • 点数:90点/100点
  • オススメ度:★★★★★
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★★
  • 演出:★★★★★
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:1999年
  • 上映時間:113分
  • ジャンル:ラブストーリー、ヒューマンドラマ、サスペンス
  • 監督:ジョン・マクティアナン
  • キャスト:ピアース・ブロスナン、レネ・ルッソ、デニス・リアリー、フェイ・ダナウェイ etc

トーマス・クラウン・アフェアー 批評・レビュー

映画『トーマス・クラウン・アフェアー』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

オリジナルのキャストも交えながら、ドキドキさせてくれる展開

映画の冒頭で、ブロスナン演じる精神科医(フェイ・ダナウェイ)に、他人に心を許さない冷徹さが、貴方の人格の欠点だと指摘される。
それは心のトラウマから来ているものだとも。
精神科医の役が、オリジナルの『華麗なる賭け』でキャサリンを演じたダナウェイであるというのは、心憎い配役である。

一方ルッソ演じるキャサリンは、人生の挫折も失恋も経験済みで心に傷を持ちながら毅然と生きている美しい女性。
観客としては、この組み合わせに『一生一度の恋を心を開かない余りに逃がすんじゃないだろうな』とヤキモキしつつも観てしまう所がポイントだ。

劇中におけるトーマスとキャサリンの関係とは

トーマスは、自らの知性を武器にのし上がって来た実業家だが、絵画を盗むという行為は、もう勝つだけでは満足できないという彼の渇望した心の現われでもある。
より多くの刺激を切望しているが、そんな彼の前に、かつての自分の様な野心に溢れたキャサリンが現れ、トーマスは自分自信袋小路に入り込んだ人生の出口を見出す。

器の狭い男であれば、キャサリンの様な女性を前にすると、自分の事ばかりを喋りちゃちゃくり、女性のやり方にわざわざ水を差したりする。
キャサリンもおそらく、その様な男性に飽き飽きとし、ようやく自分の人生に相応しいパートナーでありライバルである男性を見出し、あえて挑戦をたたきつける。

アンナは誰だったのか

そんな2人の関係が揺れるのが、トーマスが抱え込んでいるアンナという女性である。

トーマスが美術品を盗む事を趣味にしだしてから、その手口として彼は良く出来た贋作を美術館に後から寄贈する事で、自分の罪だとばれないようにしていた。
その贋作作りをしていたのが獄中にいるトーマスの知り合いの男であり、アンナはその娘。

男が亡くなる前に、娘の身の補償をすると言いながら、贋作作りを手伝わせていたとすれば、いくらキャサリンが知らないとはいえ、彼の非常さがわかるだろう。
結局、トーマスは最後の逃避行の時に、アンナを、どこか別の国に送り届ける事になる。

ちなみに劇中の美術品及び贋作は、パリとNYに拠点を持つ職人集団が手がけている。

トーマス・クラウン・アフェアー 感想まとめ

恋愛とは、2人の秘密や時間をいかに共有して、心を潤わせてくれるものであるかという事を思い出させてくれるものである。
いかにして恋愛の駆け引きを成功させるかというお手本の様な映画でもある。

グループ交際ならうまくいくと思い、お目当ての女性を家族ぐるみなり、友人ぐるみで付き合わせようとして失敗した人にも、
マニュアルとして参考に出来る映画だと思う。

Amazon 映画『トーマス・クラウン・アフェアー』の商品を見てみる