映画『地下に潜む怪人』あらすじとネタバレ感想

地下に潜む怪人の概要:2015年に日本でDVDスルー(劇場公開せずにDVDリリース)された、ハリウッドのモキュメンタリーB級映画。「賢者の石」を求めてパリのカタコンベに入った、若者たちの恐怖を描いた。

地下に潜む怪人 あらすじ

地下に潜む怪人
映画『地下に潜む怪人』のあらすじを紹介します。

若き女性考古学者のスカーレット・マーロウは、亡き父の意志を受け継いで錬金術と“賢者の石”について調べていた。
そして、パリでドキュメンタリー番組の取材を受けることになった。

共同納骨堂カタコンベの下に賢者の石が隠されていると確信した彼女は、まずは観光客として下見をする。
そこで謎の男性から「案内役はパピヨン」と告げられる。

無許可でカタコンベの案内役をしているパピヨン、友人のゼッドとスージー、カメラマンのベンジーと共に、カタコンベに侵入する事になる。
トンネルで弟を亡くした過去を持つ協力者のジョージは外で待っている予定だったが、ハプニングが起こって同行を余儀なくされる。

カタコンベに侵入してすぐ、不可解な出来事が多発し始める。
同じような場所をぐるぐる回るようになり、突然現れるピアノや電話。
2年前にカタコンベの中で行方不明になった、パピヨンたちの友人ラ・トープが現れ、出口までの案内役を買って出る。
そして、“賢者の石”を発見することに成功。

しかしトラップによってスージーが大怪我を負い、ラ・トープは姿を消す。
スカーレットの機転でその場を離れることに成功するが、さらに不可解な出来事が起こり始め、仲間が次々と命を落としていく。
そしてジョージも命を落としかけた時、スカーレットは意外な脱出方法を思いつく。

地下に潜む怪人 評価

  • 点数:65点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★☆☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2014年
  • 上映時間:93分
  • ジャンル:ホラー、アドベンチャー
  • 監督:ジョン・エリック・ドゥードル
  • キャスト:パーディタ・ウィークス、ベン・フェルドマン、エドウィン・ホッジ、フランソワ・シヴィル etc

地下に潜む怪人 ネタバレ批評

映画『地下に潜む怪人』について、感想批評です。※ネタバレあり

考古学の面白さがある冒険ホラー

まるで「インディージョーンズ」をホラーにして、予算削減のためにファウンド・フッテージ形式で撮影したような作品。
カタコンベ内の秘密の部屋への入り方や、壁に描かれた古い絵の謎解き、トラップなどはインディージョーンズっぽい。
壁から飛び出して襲い掛かる顔や、血のような水の中から飛び出す手はまさしくホラーだし、びっくりさせられる。

持っている石を戻せば賢者の石の力が手に入って彼を救うことができ、カタコンベからも脱出できると考えたスカーレットが、ひとりで石のあった部屋まで向かいジョージとゼッドの元に戻ってくる際の、異常な速さはツッコミどころ。
だが、それ以前に、トラップにかかって大怪我をしたスージーを、手に入れた賢者の石で助けていたのは何なのかという疑問が残る。

映像酔いには要注意

嘘ではないが、お宝山分けという条件でカタコンベの案内役になるパピヨンの手のやけどの痕は付線で、燃える車とその中に残された人物がパピヨンに助けを求めた事から、それがパピヨンの過去の出来事だとわかる。
しかし、パピヨンの足だけ地面から出ているのは、金田一耕介の「犬神家の一族」のスケキヨにそっくりで笑ってしまう。

クラブにいるパピヨンに会いに向かった時に、幽霊のような女性が何度も映り込んでいたり、カタコンベでベンジーの背後に女性の姿がちらっと映り込むなど、明らかに作り物だがよくできた不気味さが漂う。
本物のカタコンベで撮影したというだけあって、リアルな不気味さが漂う作品。
ラストの、逆さまの世界に戻ってくるシーンは不思議な感覚を覚える。

ひとり1個づつ頭に付けたヘッドカメラと、ベンジーのカメラに何度も切り替わったり、走るスカーレットのカメラでは、映像酔いしそうになる。

地下に潜む怪人 感想まとめ

邦題は「地下に潜む怪人」だが、原題は「AS ABOVE,SO BELOW」、直訳すると“上のように、その下の”という意味。
DVDパッケージやタイトルバック、エンディングでの上も下もないと感じさせる写真や絵はうまくできている。
そういった部分では、邦題のダサさがにじみ出てしまっている。

前半はスカーレットの無茶な行動や、映り込んでいた幽霊のような人物にソワソワさせられるが、後半でカタコンベの中でパニック状態になってからは、猛スピードで展開されるストーリー。
これといった怪物や幽霊、悪魔が登場せずに、好みが別れやすい作品ではあるだろう。
何より、序盤から映像酔いしそうなシーンが連発される。

パピヨンが地面に埋まり、犬神家状態になるシーンは、ホラー映画を見ているはずなのに笑いが止まらなくなる。

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