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映画『沈黙の粛清』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『沈黙の粛清』の概要:スティーヴン・セガール演じる元特殊部隊の司令官サイクスは、自らの正義のためにギャングや犯罪者たちに裁きの鉄槌を下す。サイクスの蛮行を止めるため、サイクスの元部下ポーターと、サイクスに報復を企むギャングのボスロマノとの、三つ巴の戦いが始まろうとしていた。

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映画『沈黙の粛清』の作品情報

沈黙の粛清

製作年:2016年
上映時間:106分
ジャンル:アクション
監督:マイケル・ウィニック
キャスト:スティーヴン・セガール、クレイグ・シェイファー、ルイス・マンディロア、ヘレナ・マットソン etc

映画『沈黙の粛清』の登場人物(キャスト)

ウィリアム・ポーター(クレイグ・シェイファー)
FBI捜査官で元サイクスの部下。たった1人でサイクスを追う。
ロバート・サイクス(スティーヴン・セガール)
元特殊部隊の司令官大佐。アフガニスタンに遠征中、ギャングの抗争に巻き込まれた妻と子供を亡くす。
ケリー・グリーン(ヘレナ・マットソン)
ロマノがオーナーを務めるストリップ劇場で働くストリッパー。事件に巻き込まれ、サイクスを目撃したただ1人の人物としてロマノに狙われる。
ジェームズ・ピーターソン(ルイス・マンディロア)
巡査。ギャング虐殺の事件からサイクスを追う任務に就く。
ヴィンセント・ロマノ(ジェームズ・ルッソ)
ギャングのボス。サイクスに悉く部下や拠点を破壊され、サイクスへの報復の機会を窺う。

映画『沈黙の粛清』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『沈黙の粛清』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『沈黙の粛清』のあらすじ【起】

深夜、消灯したミサイル格納庫を一望できる塔に、ロバート・サイクスは銃を構えてその時を待っていた。やがて、格納庫に複数の男たちがやって来る。

ファースト・ストリーターとホワイトボーイズという2つのギャンググループが対面する。一方は大金を手に、一方は製造元から仕入れたばかりの麻薬を持っている。麻薬取引の様子をじっと見守っていたサイクスは、マシンガンで次々とギャングを狙撃していく。

銃で応戦してくるギャングをものともせず、ほとんどのメンバーを射殺。ある程度のギャングを虐殺し終えると、サイクスは静かにその場を去る。

翌日、警察やマスコミが駆けつけ、現場を見て騒然となる。現場を訪れたFBIのポーターは、犯行現場の様子から警察より先にこの状況が誰の手で引き起こされたのかを悟る。ポーターは、現場の担当巡査ジェームズに協力を申し出た。

翌日、スネークアイ・ストリップ劇場にサイクスが現れる。ストリップ劇場の奥では、麻薬が取引され、夥しい数の銃が揃えられている。サイクスはストリッパーを見物している傍らで、麻薬取引の様子を目撃する。

店から出ると、サイクスは持っていたリモコンのスイッチを押す。ストリップ劇場が爆発し、多くのギャングが遺体となる。

ストリッパーのケリーは、自分の出番の直前に息子が熱を出したと連絡を受けて、劇場を後にしていた。惨劇を聞いて急いで戻ってきたケリーは、ポーターに話しかけられる。ケリーから詳しい話を聞いていると、やじ馬の中にサイクスの姿を発見する。

ポーターが急いで後を追うが、サイクスは既に行方を晦ましていた。

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映画『沈黙の粛清』のあらすじ【承】

ポーターはジェームズに、サイクスの人となりについて説明し、今回の一連の事件もサイクスが引き起こしたものだと解説する。元特殊部隊の司令官大佐であるサイクスは、アフガニスタン遠征中に、妻と子供をギャングの抗争で亡くしていた。

それ以来、1人で国のためにギャングや犯罪者を取り締まる活動をしていると言う。ジェームズはポーターに、管轄外の事件に首を突っ込むなと釘を刺した。

マフィアのボスロマノは、麻薬取引に続いて武器供給庫として利用していたストリップ劇場も破壊されたことに怒りを覚える。ロマノは、サイクスを目撃したケリーの存在を知り、連れてくるよう部下に命じた。

ポーターは再びストリップ劇場跡地に赴き、残されていたPCのハードディスクを持ち出す。ハードディスクを復旧させ、ケリーの情報を引き出し住所を特定する。

ロマノの部下がケリーの家に赴き、ケリーを銃で脅して事件について真相を問う。そこへ、ちょうど現れたポーターが部下を退けケリーを助ける。警察署へケリーを連れて行く途中、裏通りを歩いているとロマノの部下に再び襲われる。

辛うじてケリーを逃がすが、ピンチに見舞われているポーターをサイクスが助けに現れる。サイクスは、深夜12時にロマノのクラブであるデビルズ・ガーデンに1人で来いと言い残し、去って行く。

ポーターがホテルの部屋で休んでいると、ケリーと息子のコリーが部屋を訪ねて来る。行く当てのない2人を、ポーターは部屋に泊める。その足で警察署へ行き、今夜デビルズ・ガーデンでサイクスと対面することをジェームズに告げる。

映画『沈黙の粛清』のあらすじ【転】

特殊部隊を店の外に配備させ、ポーターはサイクスと対面する。2人がお互いの正義について語り合っているところを、防犯カメラを見ていたロマノの部下が発見する。それぞれの意見が対立すると、サイクスは妨害電波装置を見せ、更に手に持っていた爆弾の起爆装置をポーターに見せる。

ポーターが座っているイスから立ち上がると、爆弾が爆発する仕組みだと説明し、サイクスに銃を向けるポーターを嘲笑う。起爆装置を手にしたまま、サイクスは店を後にした。

ロマノの部下がポーターを狙って銃を発砲する。店は騒然となり、負傷したポーターは突撃してきた特殊部隊に助けられ、ロマノは警察に捕まる。駆け付けた救急車で手当てを受けていたポーターは、ジェームズに何か言われる前に早々にその場を後にする。

ロマノの移送準備が整うと、警察の厳重な警護の中、ロマノが護送車に連れて行かれる。記者が大勢詰めかける中、サイクスを警戒していた警察だったが、ロマノはサイクスにあっさり狙撃され死亡する。

気を落とすジェームズの元に、ケリーが来訪する。ケリーは取調室でストリップ劇場での事件を聞かれ、更にポーターについても説明を求められる。ケリーはポーターが自分と息子を救ってくれたとジェームズに切に話す。2人が話している途中、警察署にFBIが訪ねてくる。

ジェームズが嫌味のつもりでポーターの名を出すと、そんな人は知らないとFBIが言い出し、急遽ポーターの履歴を洗う。そこでポーターが実はFBIでも何でもないことが判明する。FBIは特殊部隊を引き連れて、ポーターの泊まっていたホテルに赴く。ホテルは既にもぬけの殻で、唯一ポーターの妻と息子の写真だけが残されていた。

ホテルを捜査中、ジェームズ宛にポーターから電話が入り、ポーターはサイクスの次の狙いが市長だと告げる。緊急手配をするが、市長はオフィスにも自宅にも不在で、携帯電話もオフにして愛人と密会をしていた。

映画『沈黙の粛清』の結末・ラスト(ネタバレ)

ストリップ劇場でテレビリポーターが殺害されたと通報を受けて、ジェームズは現場へ急行する。ポーターから掛かって来た電話も、ストリップ劇場のすぐ隣にある公衆電話だったことから、ジェームズは公衆電話付近を調べる。

ジェームズはこれまでのポーターの行動や言動を思い返し、サイクスがポーター自身ではないかと結論付ける。

市長のいるホテルの場所を突き止めた警察は、FBIと共に市長の元に急ぐ。だが一足先に、市長は愛人との情事の最中、何者かに殺害される。

ホテルの屋上でサイクスとポーターは再び対峙し、決着をつけるために拳を交わす。2人が争っていると、ホテル上空にFBIのヘリが到着する。サイクスは天窓をぶち破って階下へ逃げる。そして懐から爆弾を取り出し、梁にセットした。

屋上に取り残されたポーターも、サイクスを追って階段を駆け下りる。サイクスを見つけたポーターは、サイクスにナイフを向ける。

ヘリに乗るFBIがサイクスの姿を捉え、銃を構える。ヘリに気が付いたサイクスは、ポケットから爆弾の起爆装置を取り出し、スイッチを押す。

明け方、火災現場から1つの遺体が運び出される。現場に駆け付けたケリーは、ジェームズに遺体が誰だったのか問う。ジェームズはサイクスがポーターであり、ポーターはただの殺人犯だと告げた。

それでも自分と息子の命を救ってくれたポーターに対して、ケリーは決して悪い印象を抱かなかった。

傍で待たせていた息子コリーに駆け寄ると、コリーはポーターの息子の物だった野球グローブを手にしていた。ケリーがどうしたのか問うと、ママの友達がくれたと告げる。

辺りを見回したケリーは、微笑み、コリーと共に帰路に就いた。

映画『沈黙の粛清』の感想・評価・レビュー

2016年の作品ですが、スティーブン・セガールのボディはどんどんダイナミックになっていて、初期のキレキレのアクションはどこへやら。
今作で彼が演じるのは元特殊部隊の所属で今は悪を懲らしめるスーパー自警団のオヤジ。とは言え、拳で戦うのでは無くあまり動かずに済む銃を駆使して戦うので見応えはそこそこ。
むしろ、敵のアクションの方がキレキレでそちらの方が見応えがありました。ラストもちょっとモヤッとする感じなので沈黙シリーズの中では個人的には低めの評価です。(女性 30代)

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みんなの感想・レビュー

  1. マルホランドドライブ より:

    スティーブン・セガールの映画にしては何かすっきりしない映画でセガールが主人公のはずなのにポーターが主人公のような気がした。 まったくわけがわからない映画。
    マルホランドドライブみたいな 謎掛けの映画になってしまった。 映像ではスティーブン・セガールが存在しているような 存在してないようなよくわからない映画でした。
    つまりポーターは自分の中にいるセガールと戦ったということなんでしょうかつまり精神的なもの ポーターの中の幻がセガールだったんでしょうか。

  2. HAL より:

    物語の真実を話します。
    ポーターはFBIではなかった!
    セガールは死んでいない。

    元上司の師である殺人犯の大佐を捕まえる為に現れたらしいが…?
    結局のところ、師である大佐の家族が殺されたのを受け、それまでの自堕落な生活をしていたポーターが罪滅ぼしの為にスーパー自警団となったのだ。
    だから大佐彼は影であり誰も捕まえられない。
    最後元大佐と元少佐の一騎討ちのシーンがありますが、出た死体は一つ。
    誰の死体だろう?
    しかしながら安心してください!セガール大佐ではありません。
    この映画の面白さが分かるのは本当の映画好きだけです。