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映画『トイレット』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『トイレット』の概要:レイ達3兄弟は生前母が日本から呼び寄せていた、“ばーちゃん”と一緒に暮らすことになる。レイ達は英語を話せないばーちゃんの扱いに困っていたが、ばーちゃんと接する内に3兄弟の気持ちに変化が起こる。

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映画『トイレット』の作品情報

トイレット

製作年:2010年
上映時間:109分
ジャンル:コメディ、ヒューマンドラマ
監督:荻上直子
キャスト:アレックス・ハウス、タチアナ・マズラニー、デヴィッド・レンドル、サチ・パーカー etc

映画『トイレット』の登場人物(キャスト)

レイ(アレックス・ハウス)
次男。ロボットのフィギュアやプラモデルが大好き。真面目で几帳面、融通が利かない性格。1人暮らしをしていたが、マンションが火事になったため実家で暮らすことになる。
モーリー(デイヴィッド・レンドル)
長男。パニック障害を発症し、4年間家に引き篭っている。ピアニスト。辛いことや悲しいことがあると、すぐ泣いてしまう。
リサ(タチアナ・マズラニー)
末っ子。口が悪く気性の荒い性格。でも、本当は家族思いの優しい女性。大学に通っており、詩のゼミを受講している。同じゼミに好きな男性ができる。
ばーちゃん(もたいまさこ)
日本人。理由は不明だが、娘がまだ幼い頃に生き別れてしまう。“母”になった娘が亡くなる前にアメリカに呼び寄せたことで、レイ達兄弟と一緒に暮らすことになる。終始無言で何を考えているのか分からない。トイレをした後、必ず溜息を吐く。英語が話せない。

映画『トイレット』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『トイレット』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『トイレット』のあらすじ【起】

病気で入院していた母が亡くなった。母は子供達の将来を心配しており、次男のレイに後のことを託した。長男のモーリーは4年間も心の病で引き籠っており、末っ子のリサは人をすぐに馬鹿にするような気性の荒い女の子だった。

レイが会社に行くと、モーリーが不安定になっているから助けてくれと、リサから電話が掛かってくる。仕方なく実家に帰ると、モーリーがソファの上で蹲っていた。リサが飼い猫のセンセーを連れて家を出て行くのが耐えられなかったのだ。リサは母の死を乗り越えて前を向こうとしていたが、モーリーは未だに母の死に捕らわれており、1人になるのを嫌がっていた。

レイ達の家族には、“ばーちゃん”がいた。母が亡くなる前に日本から呼び寄せたのだ。だが、ばーちゃんは英語が通じず、母が亡くなってから部屋にずっと引き籠っていた。リサは1人で面倒を見切れず、レイに実家に戻ってきて欲しいと頼んだ。レイは即決することができず、顔を顰めた。

レイの暮らしていたマンションが火事で燃えてしまったため、レイは大切にしていたロボットフィギュアを持って実家に帰った。次の日、レイが洗面で髭剃りをしていると、ばーちゃんに無言で追い出される。トイレが洗面と同じ場所にあったのだ。レイは英語を話せないばーちゃんに、どう接していいか分からなかった。

リサの提案で、夕食は寿司を食べることになった。寿司ならばーちゃんも喜んで食べると思ったのだ。だが、ばーちゃんは寿司を1つだけ食べると、無言で席を立った。レイ達はその様子を見てショックを受けた。そして、レイはある疑問を持った。それは、ばーちゃんと本当に血が繋がっているのかというものだった。母も小さい頃に別れたきりで、お金を使ってばーちゃんを探し出していた。レイはDNA鑑定を勧めるが、モーリー達から冷たい男だと非難される。

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映画『トイレット』のあらすじ【承】

モーリーは物置にあった母の古いミシンを見つけるが、使い方が分からなかった。部屋から出てきたばーちゃんを捕まえると、ミシンを使えるようにして欲しいと頼んだ。ばーちゃんは無言のままミシンを調べ、ミシンを使えるようにしてくれた。

レイはDNAを検査するため、ブラシに残っていたばーちゃんの髪の毛をこっそり袋に入れた。モーリーはばーちゃんに頼み、お金を少し貸して欲しいと頼んだ。パニック障害のため働いていなかったが、布を買いに出掛けたったのだ。モーリーは必死に前に進もうとしていた。ばーちゃんは無言でモーリーにお金を渡した。そして、モーリーが家から出て行くのを窓から見て、ひっそりと微笑んだ。

リサは気になっていた男性を図書館で見かけ、後をこっそり追い掛けた。その男性は詩のゼミが同じで、リサは彼の詩に心惹かれていた。だが、尾行していたのを男性に見つかり、声を掛けられる。リサはしどろもどろになりながら、詩が素敵だったことを何とか伝えた。男性は傲慢な態度で、自分の詩が素敵なのは当たり前だと鼻で笑った。

モーリーがバスに乗っていると、高校の同級生のエミリーに声を掛けられる。エミリーは昔のピアノコンクールのことを思い出しながら、素敵だったとモーリーを褒め称えた。だが、話を聞いていたモーリーは発作を起こしてしまい、運転手に頼んでバスを停車させた。モーリーはバスを降りると、レイに助けを求めた。レイは同僚に車を借りてモーリーを迎えに行った。そして、なんで発作を起こすのに外出したのだと怒ってしまう。モーリーは謝りながら泣きじゃくった。

映画『トイレット』のあらすじ【転】

モーリーとレイが家に帰ると、ばーちゃんがいなくなっていた。レイは車でばーちゃんを探すが、電話が鳴った拍子に電柱に車をぶつけてしまう。家に帰ると、ばーちゃんと一緒にリサ達が仲良く餃子を作っていた。猫の餌を買いに出掛けて迷子になったばーちゃんをリサが見つけていたのだ。レイは勝手なことばかりして自分を振り回す家族に腹を立て、もう関わるなと怒鳴って部屋に籠った。

深夜、レイがダイニングでお酒とお菓子を食べて腹を満たしていると、トイレから出てきたばーちゃんが餃子とご飯を机の上に用意した。しかも、レイがご飯を食べている間、ばーちゃんは椅子に座ってお酒を飲んでいた。終始無言だったが温かい空間だった。その後、ばーちゃんは煙草を吸い出した。レイからすれば煙草を吸うのは不良な人がすることだったが、ばーちゃんに勧められるまま煙草を吸った。すると、レイから苛々した雰囲気が無くなった。

レイはばーちゃんがトイレから出てくる度に溜息を吐いているのが気になっていた。同僚に相談すると、日本のトイレが恋しいのではないかと言われる。日本のトイレは高機能で、温かい便座や温水シャワーなどが付いていた。それは、実家のトイレには無い機能だった。

リサは男性とキスをする仲になり、バイト先のおもちゃ屋に遊びに行った。だが、そこにウィンドウを熱心に覗くレイの姿を見かける。男性はロボットフィギュアを毎日見に来るレイを馬鹿にしていた。リサは家族として兄の悪口に耐えられず、男性に悪態を吐いてレイと一緒に家に帰った。

モーリーは自分で作ったスカートを履くと、一心不乱にピアノを弾いた。リサは発作が起きなかったことに驚くが、レイはモーリーがスカートを履いていることに驚いた。だが、モーリーは楽しそうにしており、ピアノを弾きたくなったら弾くし、スカートを履きたくなったら履くと皆に宣言した。それを聞いたレイは自分の欲求を満たすため、餃子が食べたいと呟いた。

リサがばーちゃんの指導の元皮を作り、皆で餡を包んだ。そして、庭に出て仲良く餃子を食べた。その後、レイはトイレの絵を見せて、どんなトイレが欲しいかばーちゃんに問い掛けた。ばーちゃんは同僚の予想通り、ウォシュレット付のトイレを欲していた。

映画『トイレット』の結末・ラスト(ネタバレ)

レイが洗面を使っていると、リサが来て慌ただしく髪の毛をブラシで整えた。それを見て、レイはばーちゃんのブラシとリサのブラシを間違えて、髪の毛を採取したことに気づく。後日、DNA鑑定結果が届くが、結果は“一致しない”だった。レイは驚くが、その結果を見てもモーリーは驚かなかった。それは、レイと血が繋がっていないことを知っていたからだった。しかも、そのことはリサもばーちゃんも知っていることだった。モーリーはレイの実の母が亡くなった日のことを話した。レイは実の母が死んでずっと泣いていたが、母がロボットのプラモデルを買い与えると、ぴたりと泣き止んだ。それは、レイがロボットを好きになった、最初のきっかけになった。

レイは家を飛び出し、同僚の元を訪ねた。血が繋がっていないことに落ち込んでいたが、同僚はそれがどうしたのかと逆に問い掛けた。今は本当の家族になっていると言われ、レイは気持ちが軽くなった。その時、リサからばーちゃんが入院したと電話が掛かってくる。

レイはセンセーを連れてばーちゃんの病室を訪ねた。そして、ウォシュレットを購入したことを伝えた。レイはずっと欲しかったプラモデルを諦め、ばーちゃんのためにお金を使ったのだ。その後、ばーちゃんを車椅子に乗せて、モーリーが出場するピアノコンクールを見に行った。モーリーはスカートを履いていた。そして、発作が起こって苦しそうにしていた。ばーちゃんは徐に立ち上がると、「モーリー、クール」と呼び掛けた。それは、初めてばーちゃんが話した瞬間だった。勇気を貰ったモーリーはピアノを演奏した。演奏後、会場は拍手が溢れた。

ばーちゃんが亡くなった。遺灰はばーちゃんの望み通り、母の墓に撒いた。だが、レイは全部撒くことができず、手元に少しだけ残した。しかし、取りつけたばかりのウォシュレットに、ばーちゃんの遺灰を落としてしまう。

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