映画『トイレのピエタ』のネタバレあらすじ結末

トイレのピエタの概要:手塚治虫が日記に残したアイデアをもとに作られた作品。余命3ヶ月を宣告された元画家志望の青年と、窮屈な日々を生きる女子高生との奇妙な関係を描いた。主演はバンドRADWIMPSのボーカル、野田洋次郎。

トイレのピエタの作品概要

トイレのピエタ

公開日:2015年
上映時間:120分
ジャンル:ラブストーリー、青春、ヒューマンドラマ
監督:松永大司
キャスト:野田洋次郎、杉咲花、リリー・フランキー、市川紗椰 etc

トイレのピエタの登場人物(キャスト)

園田宏(野田洋次郎)
冷めた雰囲気の青年。画家を目指していたが諦め、窓拭きのバイトをしながら生活していた。胃がんが見つかり、入院することになる。検査結果を聞くため、ロビーでもめていた真衣に妹のふりを頼んだ。
真衣(杉咲花)
感情の起伏が激しい女子高生。制服を破かれ、サラリーマンに1万円払えと騒いでいたところ、千円で宏に妹のふりを頼まれる。認知症の祖母の世話と家事をしながら学校に通っている。
横田(リリー・フランキー)
食道がんで入院している中年男性。宏の隣のベッド。飄々としていて、カメラを手放さない。

トイレのピエタのネタバレあらすじ

映画『トイレのピエタ』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

トイレのピエタのあらすじ【起】

絵描きになる夢を諦め、窓拭きのバイトをして生活している園田宏。
バイト中に、元カノ尾崎さつきと再会する。
同じ美術学校に通っていたさつきは、賞を受賞したり個展を開くなど、有名な画家になっていた。

倒れて病院で検査を受けた宏は、家族と一緒に検査結果を聞きに来るようにと言われる。
そして、さつきに姉のふりをしてほしいと頼む。
絵の話になると、自分には絵を描き続ける才能だけはあったと吐き捨て、さつきは帰ってしまう。

ロビーで、制服が破けたからお金を払えとサラリーマンに絡む少女を見かける。
お金を払うから妹のふりをしてくれと頼み、検査結果を聞く。

胃に悪性の腫瘍があり、余命3ヶ月だと言われる宏。
少女は宏に、今から死んでしまおうと持ち掛ける。
少しバイクを走らせると、宏は少女を降ろして去っていった。
その後、朝まで飲んで倒れた宏は病院に運ばれる。

地元に戻ってくるように言う両親をあしらい、宏の入院生活が始まる。
隣のベッドの横田は、食道がんで入院しているらしい。

トイレのピエタのあらすじ【承】

抗がん剤の副作用に苦しむ宏は、病院から抜け出した。
バイトに戻るが、抗がん剤の副作用ですぐに調子が悪くなる。
やがて町中で騒ぎを起こした宏は、病院に連れ戻される。

再び入院生活が始まり、横田に連れられて院内学級を見に行く。
院内学級にいた拓人から、ケーキと塗り絵の紙をもらうが、宏は捨ててしまった。
間違えて渡したと拓人が戻ってくるが、ケーキのついた塗り絵を見てショックを受ける。
それでも「お兄ちゃん」と慕ってくる拓人。

宏は偽の妹・真衣に連絡して、ノートと戦隊ものの本を買ってきてもらう。
それを見てノートに絵を書き、拓人にプレゼントした。

母から家事と、認知症の祖母の世話を任されている真衣。
彼女は気まぐれに宏の元を訪れ、外出に付き合わせるようになった。

真衣に付き合って外出していた宏は、さつきと偶然会う。
個展で世話になったという男性を紹介されるが、絵を止めた宏は嫌味を言われる。
言い返せない宏に代わり、真衣が嫌味を返した。

トイレのピエタのあらすじ【転】

横田の退院が決まる。
宏が横田に生きている意味を聞くと、死にたくないからだという。

拓人に頼まれ、拓人の母と3人で教会に行った宏。
拓人は余命半年と言われたが、治療の甲斐あって、手術がうまくいけば退院できると言われていた。
ピエタという、死んだ我が子を穏やかな顔で抱えた母の像の前で、それを聞いた宏。
拓人の母は、自分たちにとって必要な時間なのだと語った。

帰り道、自転車で逃げる真衣と水着姿で真衣を追う男子生徒を見かけた宏。
それを見て、拓人に自分も手術することを打ち明け、頑張ろうと励ましあった。

しかし拓人は死んでしまった。
拓人の母から、拓人の絵を描いてほしいと頼まれる宏だったが、それを断ってしまう。

病院に来た真衣と、外で何か食べようという話になり、喧嘩する宏。
病気はずるい、自分だけがつらいと思うなと言う真衣に、苦しいものは苦しいと答える宏。
喧嘩の末に、お互いに死ねと言って別れる。

そして宏はガンの転移が見つかる。
死ぬまでの時間をどう過ごすか、選択を迫られる宏。

トイレのピエタのあらすじ【結】

宏は実家に戻り、地元の病院に転院しようと考えていた。

東京に戻り、真衣を呼び出した宏は、田舎の病院に移ると言って別れを告げる。
暇かと尋ねられ、死ぬほど暇だった宏は、真衣と一緒に夜の学校のプールで泳ぐ。
ひたすらに苛立ちをぶつける真衣に、自分の辛い気持ちを伝える宏。
真衣は宏にキスをして、ファーストキスだから責任を取れと言う。

東京のアパートで最後の時を生きることにした宏。

横田は再入院していた。
横田を連れてアパートに戻り、準備をした宏は、トイレに絵を描き始める。
なぜトイレに描くのかと聞かれた宏は、浄化と昇天がテーマだからと答える。

手伝いに来る横田はいつもふざけていたが、一度だけ弱音を吐いた。
そして絵は完成し、トイレの中に描かれた真衣の腕の中で目を閉じた宏。

その後、病院の受付で、宏の転院先を教えろと騒ぐ真衣の姿があった。
それを見かけた横田は、宏の死を教えて絵を見せる。

横田に死ぬ方法を尋ねる真衣だったが、わからないと言われるだけだった。

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