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映画『トロン:レガシー』あらすじネタバレ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『トロン:レガシー』の概要:1982年『トロン』の28年ぶりに制作された続編。ウオルトディズニー配給で、ジョセフ・コシンスキーが監督を務める。また、音楽をダフト・パンクが手掛けたことでも話題となった。

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映画『トロン:レガシー』 作品情報

トロン:レガシー

  • 製作年:2010年
  • 上映時間:125分
  • ジャンル:SF、アクション
  • 監督:ジョセフ・コシンスキー
  • キャスト:ギャレット・ヘドランド、ジェフ・ブリッジス、オリヴィア・ワイルド、マイケル・シーン etc

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映画『トロン:レガシー』 評価

  • 点数:70点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★★★
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★★☆

映画『トロン:レガシー』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)

映画『トロン:レガシー』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『トロン:レガシー』 あらすじ【起・承】

主人公サムは、父親のことが大好きだった。しかし、彼が7歳の時、父親ケヴィンは突然失踪してしまったため、サムは父親に捨てられたと思い、ケヴィンを憎んでいた。また、ケヴィンがCEOを務めていた会社、エンコム社の跡継ぎであるサムだが、父への思いから経営に関わる気が起きずにいた。

父の親友だったアランは、サムを親代わりに育ててくれた人物である。そんなアランが昔使っていたポケベルに、謎のメッセージが入ったことをサムに告げる。その発信は、ケヴィンが経営していたゲームセンターからだった。父の失踪に関係すると考えたサムは、そのゲームセンターの廃墟を訪れる。そこには光るゲーム機が存在し、サムが近づくと吸い込まれてしまった。その先は、なんとコンピューター内の電子世界「グリッド」だった。

父から「グリッド」の世界の話を聞かされていたサムは、父との再会に期待する。しかし、「グリッド」の中で、サムははぐれ者のプログラムとして捕まってしまう。さらに、連れていかれたトロン・シティではそういったはぐれプログラムたちに、お互いを戦わせ消しあわせる「ゲーム」が人々を楽しませるイベントとして開催されており、サムも強制的に参加させられることになる。ゲームでの窮地を救ってくれたのは、謎の美女、クオラ。サムは彼女に連れられてトロン・シティを脱出した先には、父が待っていた。

映画『トロン:レガシー』 結末・ラスト(ネタバレ)

再会の後、父ケヴィンは何があったかをサムに語る。かつてケヴィンはグリッド世界を理想郷に作り上げようとしており、その相棒的なプログラムが、今のトロンの支配者クルーであった。グリッド世界に新たな電子生命体アイソーたちが誕生し、彼らと共にグリッド世界を作っていこうとしていたケヴィンだったが、暴走したクルーがアイソ―達を虐殺、そして今のトロンを支配しているというのだ。クオラは、アイソ―の生き残りである。

サムは、父に現実世界への帰還を促すが、それこそがクルーの罠であるとケヴィンは言う。外の世界とグリッド世界をつなぐ為に、ケヴィンをおびき寄せようとしたのである。しかし、サムは父とクオラを守りながら現実世界への帰還を試みる。クルーに何度も攻め込まれながらも、サムは現実世界へのポータルにたどり着く。クルーに打ち勝つことはできたが、クルーを消すためにはケヴィンがクルーと融合する必要があった。ケヴィンは自らを犠牲にして、サムを現実世界に帰し、グリッド世界が現実世界に侵攻することを防いだのだった。

帰還後、サムはエンコム社をかつての父が目指した会社にするために、クオラとともに努力することを誓うのだった。

映画『トロン:レガシー』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『トロン:レガシー』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

映像と音楽が素晴らしい

何を置いても、映像が素晴らしく美しい。デジタルの世界に入った後の光景や、電子のキャラクターたち、そしてライト・サイクル・バトルなどはもうこれでもかというほどの作り込み具合で、息をのむ美しさである。黒っぽいボディスーツに、ネオンカラーのラインが入ったデザインの衣装は本当に美しく、また、めちゃくちゃにかっこいい。ほの暗い世界をネオンの光が踊るバトルシーンはまさに幻想的な電子世界で、なかなか他の映画で見ることのできないクオリティである。

また、ダフト・パンクが音楽に参加しているだけあって、BGMのクオリティも高い。世界観にマッチしていて、映画をより盛り上げてくれている。

ストーリーが穴だらけ

前半の圧倒的な映像美に引き込まれて、時を忘れるのもつかの間、中盤からは「?」の連続になってしまった。まずグリッド世界をただひたすらケヴィンが語る、語る。仕組みは何となくわかったけれど、具体的にクルーが何を目指しているのかよくわからない。現実世界への侵攻、というけれど、デジタルのプログラム達がどのようなことを現実世界で行うのだろうかというところがあまり説明されない。ただただケヴィン抹殺したいだけなのでは、という感じに映る。ただ、最後のクオラが現実世界に出てきていたので、そんな風にクルーたちも実体を持つことができる可能性はある。また、ケヴィンがクルーと融合すればクルーが消える、という仕組みもイマイチよくわからない。そういうもの、と言われてしまえばそれまでなのだが、後半はそんなポイントがあまりに多くて、どういうことなんだろう、と思っているうちに終わってしまったように思う。


『トロン(オリジナル)』を見てから視聴。この作品は3Dで視聴したが、3Dを上手に活用した演出で感心した。まず、日常パートは2Dでゲーム世界に入ってから3Dになる。別世界に来たという事が視覚的に理解できる素晴らしい手法だ。

前作主人公が成長し、その子供との親子愛も描かれるのが感慨深い。

ストーリーは単純だがそれをカバーするのは、デジタルな世界観に完全にマッチするダフトパンクのサントラ。ヒロイン、クオラを演じるオリヴィア・ワイルドの人間離れしたデジタルチックな美しさ。十分に娯楽作品として及第点だ。(男性 30代)

映画『トロン:レガシー』 まとめ

圧倒的な映像美と世界観を楽しむ目的であれば、類を見ない作品なのでおすすめできる。特に、ライト・サイクル・バトルのシーンや、独特なキャラクターのビジュアルは息をのむほど美しい。ただ、そこに比重が置かれすぎているからか、ストーリーは雑である。ちなみに前作『トロン』は未見だが、特にそのせいでわからないということはなかった。前作も「映像はすごいけれど話がイマイチ」という評判だったそうなので、ある意味続編としては正しい姿なのかもしれない。

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