映画『ペントハウス』あらすじネタバレ結末と感想

ペントハウスの概要:2011年公開のアメリカ映画。ベン・スティーラーが演じる高級タワーマンションの支配人が、最上階のペントハウスに住む投資家に金を預け失敗。従業員の年金を取り返すために罪を犯すクライムコメディ。

ペントハウス あらすじネタバレ

ペントハウス
映画『ペントハウス』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

ペントハウス あらすじ【起・承】

アメリカの中心地ニューヨーク。
マンハッタンの中で最もリッチな人間だけが暮らすことが出来るマンション「ザ・タワー」。
雇われ支配人だったジョシュ(ベン・スティラー)は、丁寧で迅速な客対応で住人からも信用されていた。
その中でもマンション最上階ペントハウスに暮らす投資家のショーには酷く気に入られ、ジョシュもまた彼に憧れていた。
従業員全員の年金を投資として渡すくらいだった。

ある日そのショーが20億円の詐欺罪でFBIに連行される。
呆然とした従業員達だったが、ジョシュは年金を全部預けていたことを告白。
最悪の事実に一同ショックを隠せなかった。
中でもドアマンとしてプライドを持ち働いていたレスリーは、近々マンションを辞め世界一周旅行などを計画し老後をのんびり暮らすことにしていた。
そして彼は自分の全財産をもショーに渡してしまっていたのだ。

ショーの逮捕後、横領の事実を聞いたレスリーはお先真っ暗になり電車に飛び込んでしまった。
しかしたまたま非番だった警官に助けられる。
病院に着いたジョシュは、友人でもあるレスリーに対し悪事を働いたショーが許せなかった。

マンションに戻ったジョシュは、直ぐさまペントハウスに上がる。
そして怒りの長けをぶつけた。
しかしショーは全く反省もしていない。
それどころか投資には失敗もあるのだと言う。
これを聞いたジョシュは、ショーが大事にしているスティーブ・マックイーンが愛用していた赤い車をぶちこわし始める。
このことでその場で解雇されたジョシュ、義弟・チャーリー、エンリケも共に解雇された。

ペントハウス あらすじ【転・結】

ジョシュは何としてもショーから金を奪い返すと決めた。
幼なじみで泥棒のスライド(エディ・マーフィー)を説得し、仲間にする。
そして同時に解雇されたエンリケ、チャーリー、そしてついこの間マンションを出て行かなければならなくなったフィッツ・フューを迎えチームを組む。
しかしスライド以外、素人。
先が心配された。

ある日ジョシュはショーが金庫を購入したことを思い出す。
金はそこにあると踏んだジョシュは、金庫屋へと向かった。
そこで実際にショーが購入した金庫を買い、スライドに開けさせようとする。
しかしその金庫は本物の金庫破りにしか開けられないような代物だった。

そこでジョシュはマンションで働いていたオデッサの父親が、ジャマイカで錠前師だったことを知る。
早速彼女にコンタクトを取り、スライドに金庫の破り方を伝授してもらった。
それぞれの役割も分担し、感謝祭のパレードの混乱の中ついに作戦を決行することに。

感謝祭当日。
町中がパレードを行う中、彼らはペントハウスに侵入。
そこで金庫を見つけるが何と中身は空だった。
しかしジョシュはあの赤い車が純金で出来ていることを発見する。
つまり財産をこの車に金として隠していたのだ。

ジョシュ達は何とか車を運び出そうとする。
彼らと入れ替えに仮釈放されたショーが帰ってきて車が盗まれていることに気がつく。
そしてマンション前を張っていたFBIは怪しいトラックを発見。
裏口からものすごいスピードを出すトラックを捕まえた。
しかしこれは囮。
中には何も入っていなかった。

しかしFBIは次々とジョシュ達を検挙。
遂に彼らは捕まった。
黙秘権のある彼らの弁護士として名乗り出たのが、司法試験に合格して3日目の女性。
彼女もまたマンションで働きながら、試験勉強をしていた仲間だった。

ジョシュが車から発見したショーの元張を警察に提出。
渡す代わりにジョシュ達の釈放を求めた。
しかし4人は釈放、ジョシュは2年の刑に処された。
ショーもまた元張のおかげで長い間刑務所暮らしをすることに。

マンションの従業員の元に、次々と荷物が届いた。
それは純金の車の部品達。
奪われた年金が戻って来たのだった。

ペントハウス 評価

  • 点数:85点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2011年
  • 上映時間:104分
  • ジャンル:サスペンス、アクション
  • 監督:ブレット・ラトナー
  • キャスト:ベン・スティラー、エディ・マーフィ、ケイシー・アフレック、アラン・アルダ etc

ペントハウス 批評・レビュー

映画『ペントハウス』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

ベンの男前炸裂

こんなに格好良い男らしい彼の演技を見たことが無い。
いつものようにコメディ調でいくと勝手に決めつけて鑑賞し出すと、あまりの変貌ぶりに直ぐさまかぶりつく。
しかも頭の良さそうな台詞回し、目つきのギラギラした感じと言い、新境地を開拓したという言葉がピッタリである。

冒頭のマンションのオーナーの仕事の出来具合も格好良いのだが、やはり中盤からの金を盗もうと決めた辺りの演技は絶品。
急に全てを決めた男の顔になり、泥棒なんて素人のジョシュなのに肝が座っているように見える。
しかもそれもこれも従業員や友人達の年金を奪い返すためなのだ。
男の中の男である。
このベンを見るだけでも価値がある。

BGMがそそる

本作品のBGMは最初から最後までぐっと来る。
何よりシーンとぴったりで、チーム感が出ているのだ。
何となく今のコーヒーのCMで聞いたことのある音楽ではあるのだが、きちんと聞いたこともないのでそこも曖昧。
そしておちゃらけたベンの演技では到底合わなそうなものだが、これが出演者をいつもよりダンディーに見せてくれるスパイスとなっている。

エディ・マーフィーの存在感

最近あまりお目にかからない彼を久しぶりに目撃した。
ジョシュの長差馴染みという設定で結局裏切るのだが、あのへなちょこなのに粋がる役柄が彼らしく微笑ましい。
重要性で言えばそんなに重要でも無い役なのだが、彼の存在感はさすがのもので一人いるだけでシリアス過ぎないカジュアルな演出をしてくれるのが素晴らしい。

ラストシーンの気持ちよさ

ラストは気持ちが良い。
結局全員釈放とはならずジョシュだけ捕まるのだが 、監獄に連行される彼がにやっと何とも言えない表情をする。
ここで自分だけ逮捕されることを悔しがったり、文句を言ったらこの映画は3流だがこのシーンで一気に上品なものへと仕上がった。
つまり自分の逮捕よりも、金をショーから奪い返しみんなに渡ったという事実の方が大事なのである。
男の中の男である顔で終わったラストシーンだった。

ペントハウス 感想まとめ

見て良かったといつまでも思う映画。
何故こんな格好良い映画を今まで見なかったのか。
探せばいくらでも粗は出る。
本作品も無いわけではない。
しかしその辺をクリア出来るほど全体の物語が面白いのだ。

泥棒でチームを組む映画は基本的に外さない。
非日常的なやり取りに誰もが憧れ、巧みなアクションに感動したりするものである。
しかし本作品は巧みなアクションなど存在せず、あるのは男気だけ。
これがこの映画を印象に残した所以だろう。

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